事業内容
AI CROSS株式会社は「Smart Work, Smart Life~人生のいい時間をつくりつづける。」をミッションに掲げ、企業向けメッセージングサービスを中核事業として展開する東証グロース上場企業。主力の「絶対リーチ!SMS」「絶対リーチ!RCS」を通じてB2C事業者向けにSMS・RCS配信プラットフォームを提供するSmart AI Engagement事業と、2025年10月に子会社化した株式会社ロウプが担うマーケティングソリューション事業の2セグメントで構成。
主要顧客は金融・人材業界を中心とした国内B2C事業者で、全携帯電話事業者(NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天モバイル)と直接契約を締結する正規配信ルートを保有する。
ビジネスモデル
顧客企業・販売会社・アグリゲーターと契約を締結し、初期カスタマイズ料と配信通数等に応じた月額利用料を収益として計上。費用側では携帯電話事業者へのSMS・RCS配信利用料とサーバー利用料を計上する。
AI関連サービス「Deep Predictor」はノーコードAI分析ツールとして課題別カスタマイズプランを提供。マーケティングソリューション事業では広告企画・クリエイティブ制作・CRM/MA運用支援を受託形式で提供し、収益源の多様化を図る。
企業の強み
NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天モバイルの全携帯電話事業者と直接契約を締結しており、正規配信ルートによるSMS・RCS配信サービスを提供できる。この直接契約体制は参入障壁として機能し、2025年12月期のメッセージングサービス売上高3,914百万円の基盤となっている。
2025年12月期のSmart AI Engagement事業はセグメント売上高4,014百万円に対しセグメント利益1,051百万円、利益率26.2%を達成。前年同期比でセグメント利益は20.1%増と売上成長(8.3%増)を上回る利益成長を実現しており、収益性の高い国内顧客への注力と業界特化施策が奏功している。
2025年12月期のAI関連サービス売上高は99百万円と前年同期比215.13%増を記録。ノーコードAI分析ツール「Deep Predictor」を主要サービスとし、東京大学・杉山将教授を顧問に迎えた研究開発体制を構築。
メッセージングサービスとのクロスセルによる提供価値の進化が収益性向上に寄与している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高推移は2021期2,422百万円→2022期3,305百万円→2023期3,254百万円→2024期3,706百万円→2025期4,152百万円と概ね拡大基調。2026年12月期第1四半期は売上高1,331百万円(前年同期比43.0%増)、営業利益196百万円(同40.3%増)、親会社株主帰属四半期純利益121百万円(同49.3%増)と成長が加速。
マーケティングソリューション事業(ロウプ)の連結寄与(160百万円)が増収に貢献。AIトランスフォーメーション事業の黒字転換も利益改善に寄与。
自己資本比率は62.7%と財務健全性を維持。通期業績予想(売上高5,300百万円、営業利益600百万円)は据え置き。
成長戦略
メッセージング×AIによるマーケティングソリューション提供へのモデル転換と3事業連携深化
収益性の高い国内顧客への注力および金融・人材関連サービスを中心とした業界特化施策を推進。RCSを活用したプロモーションやMAとの連携拡大により、2030年度SMS配信数14,268百万通市場(デロイト トーマツ ミック経済研究所予測)を取り込む。
第1四半期売上高1,118百万円・利益298百万円と順調に拡大。
ノーコードAI分析ツール「Deep Predictor」を主軸に、スマートメッセージング事業との連携を活かしながらAIソリューション領域での事業拡大を推進。第1四半期で売上高前年同期比79.6%増・セグメント損失から利益9百万円超への黒字転換を達成し、独自の顧客基盤と収益性の確立が進んでいる。
子会社ロウプのマーケティング設計力・クリエイティブ制作力・CRM/MA運用ノウハウとAI CROSSのメッセージング×AIを組み合わせ、顧客企業への統合的マーケティング支援を提供。主要取引先の既存案件深耕と新規案件提案を継続し、第1四半期売上高160百万円・利益17百万円を計上。
最終更新: 2026年7月17日

