事業内容
リビン・テクノロジーズは「情報をもっと簡単、便利、快適に」をコンセプトに、住生活関連領域に特化したDXプラットフォーム事業を展開する。主力サービス『リビンマッチ』は不動産売却・土地活用・賃貸管理・外壁塗装など10カテゴリーにわたる住宅領域バーティカルメディアであり、不動産所有者(エンドユーザー)と住宅関連企業(クライアント)をWeb上でマッチングする。
加えてEラーニング・AI査定・SFA等のDXクラウドサービスをSaaS形式で提供し、クライアントの業務効率化も支援する。2004年設立、2019年東証マザーズ(現グロース)上場。
2025年10月には名古屋証券取引所メイン市場にも上場した。
ビジネスモデル
マッチングプラットフォームでは、エンドユーザーの問い合わせ獲得数等の成果に連動した反響課金型、または上限付き定額課金型の利用料をクライアント企業から徴収する。エンドユーザーは無料で複数社に一括問い合わせが可能なため集客力が高く、年間24万件超の問い合わせを創出。
DXクラウドは月額利用料型のSaaSで安定的なストック収益を補完する。
企業の強み
『リビンマッチ』を中心に年間24万件超のエンドユーザー問い合わせを創出。2025年9月末時点の月間平均クライアント数は2,223社に達し、2018年の1,357社から継続的に拡大。住宅領域バーティカルメディアとしての専門性が集客力の源泉となっている。
WEBマーケティングの内製化によりオーガニック集客ノウハウを蓄積。2025年9月期は広告効率の改善が奏功し、営業収益が前期比0.6%増の3,593百万円にとどまる中、営業利益は前期比143.2%増の504百万円を達成。営業利益率は約14.0%まで向上した。
不動産売却・土地活用・賃貸管理・不動産買取・任意売却・リノベーション・注文住宅・リースバック・外壁塗装・住宅展示場の10サービスを展開。住生活領域の多様なニーズをワンプラットフォームで捕捉し、クライアント企業のネットワーク活用による周辺領域への展開基盤を有する。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は2021期3,243百万円→2025期3,593百万円と緩やかな成長基調。営業利益は2023期462百万円をピークに2024期207百万円へ落ち込んだ後、2025期504百万円と急回復した。
しかし2026年9月期中間期(上期)は営業収益1,733百万円(前年同期比4.1%減)、営業利益163百万円(同36.0%減)と再び悪化。第2主力事業候補への人員投資拡大が費用増(営業費用1,569百万円、前年同期比1.2%増)を招いた一方、収益が伴わず利益率が低下。
外部環境として住生活領域でのDX・AI活用需要は拡大しているものの、競合激化や人材獲得コスト上昇が収益性改善の制約となっている。通期予想は営業利益290百万円(前期比42.4%減)に下方修正済み。
成長戦略
リビンマッチ再成長・第2事業育成・シンエイ統合によるデジタル×リアル融合
不動産売却サービスの改善により顧客獲得体制を強化。WEBマーケティング内製化によるオーガニック集客強化と広告費用対効果の改善を継続し、主力収益基盤の再拡大を目指す。中間期は売上減少が続いており、回復の進捗は限定的。
建築DX事業『メタ住宅展示場』および外壁塗装DX事業『ぬりマッチ』において人員獲得・営業体制強化・人材教育に注力。中間期は投資先行フェーズにあり、費用増加が利益を圧迫しているが、営業生産性向上を通じた収益化を目指す。
水回りメンテナンス・リフォーム/リノベーション・不動産・総合建設事業を手掛けるシンエイを2026年4月1日付で完全子会社化(取得価額530百万円+関連費用39百万円)。デジタルとリアルの融合による「住生活の困ったをゼロにする」戦略の具体化。下期業績への貢献が通期予想達成の鍵。
2026年5月12日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。発行済株式総数は2,690,968株、発行可能株式総数は8,000,000株に変更。投資単位当たり金額の引き下げにより市場流動性を高め、幅広い投資家層への訴求を図る。
最終更新: 2026年7月17日

