特定事業・顧客への依存
2025年8月期においてアウトソーシング事業の売上構成比率は40.6%と高く、通信分野・エアポート分野のクライアントへの取引集中が見られる。当該事業の需要が大幅に縮小した場合、グループ全体の業績に重大な影響を与える可能性がある。物流・観光・ストアサービス・インバウンド等への事業展開強化により分散を図っているが、依存度の解消には時間を要する。
スタッフ確保の困難化
人材サービス事業において優秀なスタッフの確保は事業継続の根幹であり、雇用情勢の変化によりクライアントニーズに適合した人材が確保できない場合、業績に影響を与える。友人紹介キャンペーン等のインセンティブ施策を実施しているが、労働市場の競争激化が継続的なリスク要因となっている。
事業許認可の取消・停止
一般労働者派遣事業(労働者派遣法)および有料職業紹介事業(職業安定法)は、欠格事由への該当や法令違反が発生した場合、事業許可の取消または業務停止を命じられるリスクがある。また、株式会社FMGが行う整備事業・ランプ事業では有資格者の確保が不可欠であり、資格者が不足した場合も業績に影響する。社員教育・内部監査室によるモニタリングで未然防止に努めている。
労働関連法規制の改正対応
アウトソーシング事業・人材派遣事業には労働基準法・労働者派遣法・職業安定法・労働者災害補償保険法・健康保険法・厚生年金保険法等が適用され、社会情勢の変化に応じた法改正・解釈変更が随時行われる可能性がある。法改正への対応が不十分な場合、業績への悪影響に加え、管理システムの大規模改修による予期せぬコスト支出が発生するリスクがある。EC・TC支援事業やホールセール事業においても特定商取引法・製造物責任法等の規制変更リスクが存在する。
システム障害・サイバー攻撃
EC・TC支援事業においてシステムの安定稼働は事業継続の前提であり、大規模自然災害による通信ネットワーク障害やランサムウェア・標的型攻撃等のサイバー脅威によるシステム障害が発生した場合、業績に重大な影響を与える可能性がある。技術的対策・対応ルール策定・社員教育を実施しているが、脅威の高度化・多様化により完全な防御は困難である。
個人情報漏洩リスク
アウトソーシング・人材派遣事業ではスタッフ情報・消費者情報、EC・TC支援事業・ホールセール事業ではサービス提供に伴う個人情報を大量に取り扱っており、漏洩が発生した場合は損害賠償請求および社会的信用の失墜による売上減少が生じるリスクがある。プライバシーマーク取得・社内勉強会・内部監査によるモニタリング等の管理体制を整備しているが、完全な防止は保証されない。
競合激化による競争力低下
アウトソーシング・人材派遣事業では上場企業を含む多数の競合が存在し、EC・TC支援事業においても機能競争・価格競争が活発化している。大手企業の参入や全く新しいビジネスモデルを持つ事業者の台頭によりサービスの優位性が失われた場合、業績に影響を与える可能性がある。「成果追求型営業支援企業」としての差別化やノウハウ活用によるサービス強化で対応しているが、競争環境の変化リスクは継続的に存在する。
自然災害・感染症等の事業影響
全国に事業拠点を有し多様な人材サービスを提供する当社グループは、世界的な気候変動・大規模自然災害・新型感染症等の発生により、クライアント店舗の休業や外出自粛等が長期化した場合、人材サービスを活用した営業支援活動が広範に制限されるリスクがある。多様な事業ポートフォリオによる「オムニチャネル営業支援」体制の構築を進めているが、全国規模の事象に対しては影響を完全に回避することは困難である。
のれん等の減損リスク
当連結会計年度末時点でのれん6,106百万円およびソフトウェア857百万円を連結貸借対照表に計上しており、これらは株式会社ビービーエフ・SALES ROBOTICS株式会社・株式会社FMG・株式会社fmgの株式取得に伴うものを含む。グループ各社の収益性が著しく低下した場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額する減損損失の計上が必要となり、業績に重大な影響を与える可能性がある。M&Aを成長戦略の柱とする方針から、今後もこれらの資産残高が増加する可能性がある。
海外事業展開リスク
中国上海市に上海布藍綺国際貿易有限公司を設立しホールセール事業の海外展開を行っており、戦争・テロ等の地政学リスク、予期できない法律・規制変更、知的財産権リスク、為替リスク、社会インフラ未整備リスク等、多岐にわたるリスクに晒されている。これらのリスクへの対応が不十分な場合、当社グループの業績に影響を与える可能性がある。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月27日

