事業内容
株式会社ブロードバンドセキュリティは1999年設立、2018年東証上場のサイバーセキュリティ専業企業。「セキュリティ監査・コンサルティング」「脆弱性診断」「情報漏えいIT対策」の3サービス区分を軸に、上流のコンサルティングから24時間365日のSOC監視・運用まで一気通貫で提供する。
主要顧客は大企業を中心とした民間企業および官公庁。PCI DSS監査資格(QSA)やPFI認定など国際的な認証資格を複数保有し、クレジットカード業界を含む金融分野でも高い専門性を有する。
SBIホールディングスのグループ会社として資本基盤を持ちつつ、独立系の立場から最適なソリューションを提案できる点が特徴。
ビジネスモデル
直販および代理店(パートナー)経由の二形態で営業展開。監査・コンサルティングや脆弱性診断はフロー型収益、セキュリティ機器マネージドサービス(G-SOC)やセキュアメールサービス・EDR-MSSはストック型の継続課金収益を形成する。
上流のコンサルティング案件を起点に脆弱性診断・情報漏えい対策サービスへのクロスセルを図る総合ソリューション提案型営業戦略を2025年6月期より本格展開している。
企業の強み
PCI DSS監査機関(QSA)、P2PE評価機関(QSA P2PE)、カード情報漏えい調査機関(PFI)、カード製造セキュリティ評価機関(CPSA)の4資格を保有。金融・決済分野における高度な専門性を証明し、競合他社との差別化要因となっている。
セキュリティ監査・コンサルティング、脆弱性診断、SOC監視・運用(G-SOC)、EDR-MSS、デジタルフォレンジックまで一気通貫で提供できる独立系専業ベンダーは市場で希少。2025年6月期の受注残高は2,917,776千円と過去最高水準を記録した。
メーカ系・総研系・SIer系の系列制約を受けない独立系として、米国発の最新製品を含む最適なソリューションを顧客に提案できる。2023年11月以降、グローバルセキュリティエキスパート、兼松エレクトロニクス、IDホールディングス、セキュアヴェイルとの資本業務提携を通じてサービス拡充を加速している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高推移は2021期4,342百万円→2022期5,217百万円→2023期5,904百万円→2024期6,457百万円と4期連続増収を達成したが、2025期は6,104百万円と減収に転じ、営業利益も258百万円と前期比62.6%減の大幅減益となった。2026年6月期は営業戦略転換の効果が顕在化し、第3四半期累計で売上高5,111百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益447百万円(同42.6%増)と急回復。
外部要因として、DX推進・クラウド活用・生成AI普及に伴うサイバーリスク増大が情報セキュリティ市場の拡大を後押ししている。通期予想は売上高7,100百万円・営業利益700百万円(前期比171.4%増)で修正なし。
成長戦略
総合ソリューション提案型営業への転換とG-MDRによるストック収益拡大
監査・コンサルティングを起点に脆弱性診断・監視運用まで一気通貫で提案する営業戦略への転換を推進。2026年6月期第3四半期累計において監査・コンサルティングサービスの売上高が大きく伸長し、受注が順調に推移していることが確認された。
サイバー防御のためのフルアウトソーシング型セキュリティ運用サービス「G-MDR」を新サービスとして提供開始。業種を問わず多くの企業からの引き合いが増加し、導入決定企業も増加しており、ストック型収益の積み上げが進んでいる。
資本提携を通じた事業基盤の強化を継続推進。独立系の立場を維持しながら提携先との協業によりサービス提供範囲の拡大と顧客基盤の強化を図る。
最終更新: 2026年7月17日

