国内外の経済情勢・需要変動
当社グループの製品は自動車、医療・電子材料等の多岐にわたる分野で使用されており、各分野の経済状況の影響を直接受ける。国内外の景気後退や需要変動が生じた場合、売上・利益に広範な影響を及ぼす可能性がある。特定セクターへの依存度が高い場合、そのセクターの景況悪化が業績全体に波及するリスクがある。
原材料価格の高騰
主要原料が原油を基礎としているため、ナフサ価格や為替相場の変動が原料コストに直結する。加えて、地政学的リスクや需給バランスの変化による供給不足が生じた場合、原料価格がさらに高騰し、製造コストの上昇を通じて業績を圧迫する可能性がある。コスト転嫁が困難な場合、利益率の低下につながるリスクがある。
価格競争の激化
当社グループが事業展開する市場では国際競争が激化しており、既存競合先が当社より高い競争力を持つ可能性がある。新規参入者の増加により製品が厳しい価格競争にさらされ、シェア維持のための値下げ圧力またはシェア低下が業績に影響を与える可能性がある。対応策として日々の合理化推進とコストダウンによる製造原価低減に取り組んでいる。
サプライチェーン調達リスク
地政学リスクや国内の働き方改革関連法に起因する国内外輸送量の低下により、原材料の調達遅延や製品の納入遅延が発生する可能性がある。また、原材料メーカーの事故・品質不良・自然災害等による供給停止が生産活動に支障をきたし、業績および財務状況に影響を及ぼすリスクがある。複数の調達先確保により安定調達に努めているが、リスクを完全に排除することはできない。
製品品質・製造物責任リスク
ISO9001に基づく品質マネジメントシステムを構築し厳格な品質管理を実施しているが、製品欠陥やクレームの発生可能性を完全に排除することはできない。契約不適合責任や製造物責任に係る欠陥が生じた場合、損害賠償・補修費用が発生し業績に影響を与える可能性がある。万一のトラブルに備えPL保険に加入しリスク低減を図っている。
為替レート変動リスク
外貨建債権債務を保有しているため、為替相場の変動が業績に影響を与える可能性がある。為替予約等のヘッジ手段を活用してリスク管理を行っているが、急激な為替変動が生じた場合にはヘッジが十分に機能しないリスクがある。原材料のナフサ価格とも連動するため、為替変動の影響は調達コスト面でも二重に及ぶ可能性がある。
事故・自然災害による影響
当社グループの生産拠点および物流拠点が埼玉県に集中しており、地震・台風等の大規模災害や事故が発生した場合、生産設備の壊滅や物流機能の停止により事業継続が困難になるリスクがある。拠点の地理的集中により、単一の災害が事業全体に甚大な影響を及ぼす可能性がある。有報上、具体的なBCP(事業継続計画)の記載は確認されていない。
情報セキュリティリスク
サイバー攻撃の高度化・巧妙化、内部不正、システム障害、委託先を含むサプライチェーンの脆弱性等により、情報漏えい・データ改ざん・サービス停止等が発生する可能性がある。これらの事象が顕在化した場合、顧客・取引先からの信頼失墜、損害賠償請求、行政処分等により業績および財政状態に重大な影響を及ぼすリスクがある。各種セキュリティ対策を講じているが、リスクを完全に排除することはできないとしている。
海外子会社に潜在するリスク
中華人民共和国に子会社1社を有しており、予期し得ない法律・規制の変更や政治・経済面での不安定化といった海外事業特有のリスクが潜在している。これらのリスクが顕在化した場合、事業活動の停止等により業績に影響を与える可能性がある。子会社を通じて法律規制・政治経済状況の変化を適宜把握することで対応しているが、地政学的緊張の高まりを踏まえると注視が必要なリスクである。
環境規制・法的規制リスク
製品に多種多様な化学物質を使用しているため、環境関連法規制の強化が事業活動に直接的な制約をもたらすリスクがある。新たな厳格な環境規制が施行された場合、一部製品の製造廃止や新規設備投資が必要となり、業績に影響を与える可能性がある。ISO14001等の環境マネジメントへの対応や省エネルギー化・環境負荷物質の排出抑制に取り組んでいるが、規制動向の変化には継続的な対応が求められる。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月27日

