事業内容
株式会社アミューズは1977年創業の総合エンターテインメント企業。サザンオールスターズ・福山雅治・星野源・Perfumeなど長期所属アーティストを擁し、コンサート・グッズ・ファンクラブ(イベント関連事業)、音楽印税・映像制作・劇場配給(音楽・映像事業)、出演・CM(出演・CM事業)の3セグメントを展開する。
国内に加え米国・韓国・台湾・香港・中国に海外子会社を持ち、アジア・北米への事業展開も進める。2026年3月期の営業収入は69,655百万円。
ビジネスモデル
アーティストとの専属マネージメント契約を通じて著作権・著作隣接権・肖像権等を集約し、コンサート入場料・グッズ販売・ファンクラブ会費・音楽印税・映像制作受託・CM出演料など多様な収益源を確保する。自社ECサイト「アスマート」やファンクラブサイト・配信プラットフォーム「LIVESHIP」の内製化により中間コストを削減し、利益率向上を図る構造を持つ。
企業の強み
サザンオールスターズ48年、三宅裕司41年、福山雅治38年など超長期の専属契約を維持。特定アーティストの収益が一時的に減少しても他のアーティストで補填できる分散構造を有し、中長期的なマネージメントを可能にしている。2026年3月期は全3セグメントで増益を達成した。
ECサイト「アスマート」、ファンクラブサイト、オンラインライブ配信プラットフォーム「LIVESHIP」を内製化し、外部プラットフォームへの依存を低減。グループ外アーティスト向けグッズ・商品収入も拡大しており、2026年3月期のイベント関連事業セグメント利益は前期比277.9%増の3,199百万円に達した。
㈱極東電視台(番組制作受託)、㈱ライブ・ビューイング・ジャパン(ライブ中継・配信)、タイシタレーベルミュージック㈱(音楽レーベル)等の子会社群を通じ、制作から流通まで一貫した権利収益を積み上げる。2026年3月期の音楽・映像事業セグメント利益は1,902百万円(前期比26.6%増)。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
営業収入は2022期38,744百万円→2026期69,655百万円と5期で約1.8倍に拡大。2026年3月期はサザンオールスターズLIVE TOUR 2025「THANK YOU SO MUCH!!」・星野源「Gen Hoshino presents MAD HOPE」・ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」等の大型案件が集中し、営業利益は6,123百万円(前期比118.8%増)と過去5期で最高水準を記録。
㈱A-Sketchの連結除外による費用削減と経費コントロールも利益拡大に寄与した。一方、2027年3月期は大型コンサート・舞台公演の反動減により営業収入55,000百万円(前期比21.0%減)、営業利益2,000百万円(同67.3%減)と大幅な減収減益を見込む。
外部環境として米国関税政策・中東情勢の不確実性が消費マインドに影響するリスクが存在する。
成長戦略
アーティスト発掘・オリジナルコンテンツ創造・テクノロジー活用の3軸で中長期収益力向上
サザンオールスターズ・福山雅治・星野源・Perfume・IVE等の主力アーティストによる大型ツアーを定期的に開催し、イベント収入・グッズ収入を最大化する。2026年3月期はサザンオールスターズLIVE TOUR 2025等が大幅増益に貢献。
2027年3月期は反動減を見込むが、次サイクルの準備が進む。
自社アーティスト以外のグループ外アーティスト等に係るグッズ・商品収入を拡大し、特定アーティスト依存リスクを低減しつつ収益多様化を図る。2026年3月期においてグループ外アーティスト向けグッズ・商品収入の増加が営業収入を牽引したことが確認されている。
㈱極東電視台における番組制作受託拡大(Netflix等OTTプラットフォーム向けを含む)と映画「国宝」等の劇場配給収入・分配金の収益計上により、権利収益型の安定収益基盤を強化する。2026年3月期は映像収入が増収となり音楽・映像事業のセグメント利益が前期比26.6%増加した。
2026年5月より当社山梨本社にてホテル事業を開始。新規事業への参入により収益源の多様化を図る。ただし、事業開始に伴い固定資産に係る減損損失1,514百万円を2026年3月期に計上しており、初期投資コストが先行している段階にある。
アーティストの才能開発・オリジナル作品やコンテンツの開発・テクノロジーを起点としたサービス開発を通じて中長期的な収益力向上を目指す。米国・韓国・台湾・香港・中国の海外子会社を通じたアジア・北米への事業展開も継続する。
最終更新: 2026年7月19日

