事業内容
株式会社ソルクシーズは1981年設立の独立系ITサービス企業で、親会社・子会社13社・持分法非適用関連会社1社で構成されるグループを率いる。事業は①金融業界・官公庁向けSI/受託開発を主軸とするソフトウェア開発事業(売上高12,750百万円)、②自動車・医療機器等の組込系・IT全般コンサルを提供するコンサルティング事業(1,570百万円)、③教育・クラウド・IoT・計測制御系ソリューションを展開するソリューション事業(3,038百万円)の3セグメントで構成される。
主要顧客は金融機関・証券会社・官公庁・自動車メーカー等で、東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
ビジネスモデル
主収益はソフトウェア開発事業における金融・官公庁向けSI/受託開発のプロジェクト型フロー収益。これに加え、Fleekdrive社のオンラインストレージ「Fleekdrive」、ノイマン社の自動車教習所向けソリューション「N-LINE/N-PLUS」、エクスモーション社の生成AI支援サービス「CoBrain」等のサブスク・SaaS型ストック収益を積み上げる構造。
中期計画ではSIビジネスとストック型ビジネスの営業利益比率50:50を目標に掲げている。
企業の強み
ソフトウェア開発事業の受注残高は前期比25.6%増の2,540百万円と先行指標が良好。証券業向け・官公庁向け案件が大幅増収となり、2024年7月に連結子会社化した株式会社エフ(市場系フロント・ミドルシステム専門)の通期貢献も加わり、同事業売上高は12,750百万円に達した。
Fleekdrive社のオンラインストレージ・帳票SaaS、ノイマン社の自動車教習所向けN-LINE/N-PLUSクロスセル、エクスモーション社のCoBrainサブスク、イー・アイ・ソル社のIoTソリューション等、複数のリカーリング収益源を保有。2025年12月期はFleekdrive社の料金改定・サービス改善が奏功し収益性が大幅改善した。
イー・アイ・ソル社はNational Instruments CorporationよりAPAC地域「Outstanding Contribution Award」を2年連続受賞。政府の防衛力強化方針を背景に航空・宇宙・防衛関連の売上が拡大し、ソリューション事業の大幅増収(前期比8.1%増、3,038百万円)を牽引した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は2021期13,922百万円→2025期17,359百万円と着実に拡大。営業利益は2024期921百万円を底に2025期1,397百万円へ大幅回復し、過去5期最高を更新した。
2026年12月期第1四半期は売上高4,371百万円(前年同四半期比+4.4%)、営業利益323百万円(同+1.3%)と増収増益基調を維持。外部環境として生成AI活用・DX需要を背景とした国内IT投資の堅調推移が追い風となっている。
一方、ソフトウェア開発事業における機器販売大型案件の剥落、販管費のソフトウェア償却費増加(前年同四半期比+3.3%)、税負担増による純利益の前年同四半期比13.2%減が短期的な留意点。
成長戦略
SIビジネスの競争力強化・ストック型拡大・M&A・海外展開の4本柱で中期成長を追求
銀行・インフラ・通信・製造向けを中心に長期継続案件の受注を優先し、開発リソースの安定確保を図る。2026年12月期第1四半期のソフトウェア開発事業外部売上高は3,331百万円と堅調に推移しており、基盤維持が確認できる。
ソリューション事業(航空・宇宙・防衛関連)は2026年12月期第1四半期に前年同四半期比32.5%増の635百万円を達成。コンサルティング事業も自動車業界以外の新規顧客獲得が進み同4.2%増。両セグメントの高成長継続が通期増益の鍵を握る。
Fleekdrive・ノイマン・CoBrain等のストック型サービスの売上拡大と収益性改善を推進。ソリューション事業のセグメント損失は前年同四半期の△223百万円から△76百万円へ大幅改善しており、黒字転換に向けた進捗が確認できる。
株式会社エフ(市場系フロント・ミドルシステム)の連結貢献継続に加え、ベトナム市場への海外展開(NEUMANN VIETNAM CO.,LTD.)によるソリューション販売体制の構築を推進。2026年12月期第1四半期時点で連結範囲の重要な変更はなし。
最終更新: 2026年7月17日

