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ニフティライフスタイル株式会社

4262東証グロース情報通信業

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事業内容

ニフティライフスタイル株式会社は、LIFE STYLE領域とWORK STYLE領域の2軸で「行動支援サービス事業」を展開する。LIFE STYLE領域では、約1,400万件の物件情報を一括検索できる「ニフティ不動産」、日本最大級の外壁塗装プラットフォーム「外壁塗装の窓口」(子会社ドアーズ運営)、全国約2万2,000件の温浴施設情報を掲載する「ニフティ温泉」を運営する。

WORK STYLE領域では、広告入稿支援SaaS「DFO」および子会社GiRAFFE&Co.によるSEOコンサルティングを提供する。年間延べユーザー数は約1億人に達し、設立以来8期連続で売上高過去最高値を更新している。

ビジネスモデル

主力のニフティ不動産では、大手不動産ポータルへの送客対価として株式会社リクルート(売上高の37.9%)・株式会社LIFULL(同14.2%)等から収益を得る。ニフティ温泉では施設掲載・体験型広告・電子チケット販売で収益化する。

DFOはSaaS型月額課金モデル。2025年9月に一般建設業許可を取得した外壁塗装の窓口では、マッチング手数料に加えリフォーム元請サービスへ事業領域を拡張中であり、収益構造の多様化を図っている。

企業の強み

ニフティ不動産は年間延べユーザー数約1億人、掲載物件数約1,400万件を誇り、20年超の事業展開で蓄積した信頼に基づく国内最大級のクライアント基盤を有する。ニフティ不動産アプリは2023年6月に累計1,000万ダウンロードを突破し、継続的なUI/UX改善によりグッドデザイン賞も受賞している。

重複物件の名寄せ処理、独自検索システムによるデータ高速処理、生成AIを活用したレコメンド機能など、自社開発組織が支えるテクノロジー基盤を保有する。ユーザー属性データとクライアントデータの組み合わせにより、成約確度の高いユーザーの獲得・送客が可能な構造となっている。

2026年3月期末時点で借入金残高はゼロであり、現金及び預金4,721百万円を保有する。営業キャッシュフローは1,126百万円を創出し、配当金317百万円・自己株式取得45百万円を実施しながらも期末資金は539百万円増加した。

財務的な柔軟性が高く、M&AやアライアンスへのXPANSION投資余力を有する。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期は売上原価が前期比214百万円減少し、売上総利益率が76.6%へ改善。外部要因として不動産価格上昇基調が継続しインターネット広告市場が前年比10.8%増・初の4兆円超えを記録した追い風はあるものの、UI/UX改善・生成AI活用による送客数増加という自社努力が利益率改善の主因と判断できる。

2027年3月期予想でも営業利益率22.7%水準の維持が見込まれており、収益の持続性に注目したい。

2026年3月期の年間配当は59円(前期32円から84%増)、配当性向48.2%と中期経営計画の目途50%に接近。自己株式取得45百万円も初めて実施した。

一方、中期経営計画が掲げる2030年3月期売上高12,000百万円に対し、2026年3月期実績は5,238百万円、2027年3月期予想は5,790百万円にとどまり、残4年で倍増超が必要な計画達成難易度の高さは引き続き注視が必要。

インターネット広告市場は拡大基調にある一方、生成AIの急速な普及により消費者の情報収集行動が変容し、既存ポータル型プラットフォームへの集客が中長期的に影響を受けるリスクがある。同社は生成AIを活用したレコメンド機能充実やGiRAFFE&Co.での積極対応を進めているが、外部環境の変化速度が速く、対応の巧拙が将来業績を大きく左右する可能性がある。

特定取引先への売上集中リスクも依然として高水準にある点も留意が必要。

成長戦略

LIFE STYLE・WORK STYLE両ドメイン拡大とM&A活用で2030年3月期売上高12,000百万円を目指す

生成AIを活用したレコメンド機能充実と継続的なUI/UX改善によりアプリダウンロード数・送客数を拡大。グッドデザイン賞受賞等プラットフォームとしての評価向上が集客力強化に寄与。2027期も住まいカテゴリー中心の売上拡大を計画。

2025年9月取得の一般建設業許可を基盤に個人向けリフォーム元請サービス「外壁塗装の窓口 リフォーム工房」を積極展開。提携店舗数が順調に拡大し、マッチング手数料に加えた新収益源の確立を進めている。

リニューアルしたニフティ温泉アプリのダウンロード数が順調に拡大し売上高増加に寄与。今後は会員基盤の強化とユーザー属性に応じた価値提供の深化により、LIFE STYLEウェルネスカテゴリーの収益貢献度向上を図る。

2030年3月期売上高12,000百万円を目標に、LIFE STYLE・WORK STYLE両ドメインでの事業領域拡大とM&A・アライアンスを積極活用。計画初年度(2026期)は売上・利益ともに計画を達成し、事業基盤構築と人材投資・社内環境整備を推進した。

中期経営計画に基づき配当性向の目途を50%に設定。2026期は年間59円(配当性向48.2%)と大幅増配を実施し、自己株式取得(45百万円)も初めて実施。2027期は年間64円(配当性向48.9%予想)を予定。

最終更新: 2026年7月19日