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クラスターテクノロジー株式会社

4240・東証スタンダード・化学

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クラスターテクノロジー株式会社4240

その他事業

医療薬品容器異物検査を主体とする報告セグメント外の小規模事業

期間今期前期増減率
売上高(第1四半期累計)2百万円3百万円↓
セグメント利益(第1四半期累計)0百万円0百万円↑
売上高対前年同期増減率△23.8%―↓
セグメント利益対前年同期増減率+86.6%―↑

事業詳細

その他事業は、当社の基幹技術(樹脂複合材料技術・成形加工技術・計測解析技術等)を活用した事業で構成される。主力は医療薬品容器の異物検査事業であり、報告セグメントに含まれない非主力事業である。全社売上高に占める比率は軽微(2027年3月期第1四半期で約0.8%)。セグメント資産・利益ともに極めて小規模な軽資産型サービス事業である。

直近の概況

2027年3月期1Qは売上高2百万円、前年同期比23.8%減

当第1四半期累計期間(2026年4月~6月)の売上高は2百万円(前年同期比23.8%減)となり、減収が継続している。一方でセグメント利益は0百万円ながら前年同期比86.6%増となり、コスト面での改善がみられる。医療薬品容器の異物検査事業を主体とする小規模事業であり、全社業績への影響は限定的である。

主要プロダクト

service
医療薬品容器異物検査サービス

当社の計測・解析技術を活用し、医療薬品容器における異物検査を実施。季節性の高い医薬品需要(インフルエンザ治療薬等)に紐づく受注構造を持つ。

service
精密部品組立サービス

当社の精密成形・加工技術を応用した部品組立サービスであり、その他事業の一部を構成する。

成長ドライバー

  • 医療薬品容器の異物検査需要(インフルエンザ治療薬等の季節需要)
  • 当社基幹技術(計測・解析技術)の活用による差別化
  • 精密部品組立における微細加工技術の応用展開

リスク

  • 売上高の季節変動・受注変動リスク(インフルエンザ流行状況等に依存)
  • 事業規模が極めて小さく、単一顧客・単一製品への依存リスク
  • 2027年3月期第1四半期も前年同期比23.8%減と減収が継続しており、需要の不安定性が高い
  • 報告セグメント外の非主力事業であり、経営資源配分の優先度が低い

ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業

機能性精密成形品・材料・PIJを映像機器等に供給する主力セグメント

期間今期前期増減率
セグメント売上高(2027年3月期第1四半期)233百万円260百万円(前年同期)↓
セグメント利益(2027年3月期第1四半期)102百万円121百万円(前年同期)↓
セグメント売上高前年同期比△10.1%—↓
セグメント利益前年同期比△15.5%—↓

事業詳細

熱硬化性・熱可塑性樹脂をベースとした機能性樹脂複合材料の開発・製造を行い、その材料を用いた機能性精密成形品および関連金型を販売する。主要用途はデジタルカメラ(オートフォーカスセンサー保持部品)、産業用インクジェットプリンターヘッド、バーコードリーダー、精密寸法測定器など。超微量液体吐出装置「パルスインジェクター®(PIJ)」を大学・企業研究開発部門向けに展開。全社売上高の約8割を占める中核事業。

直近の概況

レジャー分野が増収、産業機器・OA機器・金型が伸び悩み減収

当第1四半期は、レジャー分野の新機種売上が堅調で大幅増収となった一方、産業機器分野は前年好調だった産業用インクジェットプリンター向け金型が限定的となり減収、OA機器分野は一部納入先の在庫調整で減収、映像機器分野は金型減少の影響で前年同期比横ばいとなった。全体としてナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業の売上高は233百万円(前年同期比10.1%減)、セグメント利益は102百万円(前年同期比15.5%減)と減収減益。PIJは装置販売及び部品リピート販売が堅調で増収に寄与した。

主要プロダクト

product
機能性精密成形品

オートフォーカスセンサー保持部品等、映像機器・OA機器・産業機器向けの機能性精密成形品を製造。

product
機能性樹脂複合材料

熱硬化性・熱可塑性樹脂をベースとした複合材料を自社開発・製造し、成形品に活用。

product
金型

映像機器(デジタルカメラ)や産業用インクジェットプリンター向けの精密金型を製造・販売。

product
パルスインジェクター®(PIJ)システム

大学・企業の研究開発部門向けに装置販売及び部品のリピート販売を展開し、多分野への応用を推進。

成長ドライバー

  • レジャー分野における新機種売上高の堅調推移・拡大基調
  • PIJの企業向け装置販売・部品リピート販売の堅調な推移と多分野展開
  • ミラーレスカメラの人気機種好調によるミラーレス機種の底堅い需要
  • 新規開拓営業力強化(顧客訪問件数・進捗の見える化、自社活動と商社連携の両輪)
  • 次期中期経営計画に向けた人材・設備・生産能力の基盤強化への先行投資

リスク

  • OA機器分野:一部納入先の在庫調整の影響により売上高が伸び悩み
  • 産業機器分野:産業用インクジェットプリンター向け金型売上の反動減
  • デジタルカメラ市場の出荷台数減少(2026年1-6月レンズ交換式デジタルカメラ出荷台数は前年同期比4.6%減、ミラーレスは同1.9%減)
  • 先行投資(人件費・研究開発費・減価償却費増加)による短期的な利益率低下
  • 原燃料価格上昇による製造経費増加
  • 特定顧客・分野への売上依存リスク

マクロ・テクノロジー関連事業

受配電設備向け樹脂成形碍子・機能性樹脂複合材料を供給する安定収益セグメント

期間今期前期増減率
セグメント売上高(通期実績)225百万円184百万円↑
セグメント利益(売上総利益ベース・通期実績)59百万円50百万円↑
セグメント売上高前期比+21.9%—↑
セグメント利益前期比+17.4%—↑
セグメント資産(期末)195百万円174百万円↑
減価償却費(通期実績)8百万円8百万円—
有形・無形固定資産増加額(通期実績)11百万円0百万円↑

事業詳細

エポキシ樹脂をベースとした機能性樹脂複合材料を製造し、ビル・工場の受配電設備に使用される樹脂成形碍子および成形材料、関連金型・部品を販売する。重電機メーカーへの長期納入実績を持ち、ライフラインを支えるインフラ向け製品として景気変動の影響を受けにくい特性を有する。国内で一貫製造できる唯一の樹脂成形碍子メーカーとして差別化されたポジションを確立している。

直近の概況

設備投資需要・リニューアル需要を取り込み、売上高225百万円と前期比21.9%増の大幅増収を達成

2026年3月期は、国内の積極的な設備投資やバブル期からの受電設備リニューアル需要を背景に、樹脂成形品・樹脂成形材料ともに前期後半以降の回復基調が継続した。加えて金型売上高も寄与し、セグメント売上高は225百万円(前期比21.9%増)、セグメント利益は59百万円(前期比17.4%増)となった。2027年3月期は新規開拓顧客の売上高を見込み、当期を上回る260百万円を予想している。

主要プロダクト

product
樹脂成形碍子(エポキシ碍子)

ビル・工場・電力設備の高圧受配電盤に使用される絶縁部品。国内で一貫製造できる唯一のメーカーとして、サプライチェーンリスクの高まりを背景に国産優位性が高まっている。電線の地中化や高圧受配電盤のリニューアル需要が安定した需要を支える。

product
機能性樹脂複合材料(エポキシ系)

碍子等の成形に使用されるエポキシ系機能性樹脂複合材料。インフラ整備向け製品として定期的な入れ替え需要があり、景気動向の影響を受けにくい安定した需要特性を持つ。

product
金型・部品

2026年3月期は金型売上高が業績に寄与し、セグメント全体の増収に貢献した。新規顧客向けを含む金型受注が拡大基調にある。

成長ドライバー

  • 国内の積極的な設備投資拡大(省力化・デジタル投資需要)を背景とした受配電設備向け需要の増加
  • バブル期に設置された受電設備のリニューアル需要(老朽化更新サイクル)
  • 電線の地中化や高圧受配電盤の樹脂絶縁部品需要の拡大(特別高圧・高圧配盤の年度別数量は2022〜2024年度にかけて年率5〜7%増加)
  • 国内一貫製造の唯一の樹脂成形碍子メーカーとしての差別化ポジション:サプライチェーン・地政学的リスクの高まりが国産優位に働く可能性
  • 中期経営計画(2025〜2027年3月期)における新規顧客からの受注獲得(2027年3月期に売上高260百万円を見込む)
  • 大手電力会社による設備投資の長期的増加傾向(発電設備を中心とした安定需要の継続)

リスク

  • 2027年3月期予想(260百万円)は新規顧客売上高の寄与を前提としており、受注獲得が遅延した場合の下振れリスク
  • 景気動向の影響は受けにくいものの、国内設備投資サイクルの変動による需要変動リスク
  • 原材料高(エポキシ樹脂等)および人件費上昇によるコスト増圧力(セグメント利益率は前期比で若干低下)
  • 受注の時期的な偏りによる四半期業績の変動リスク
  • 米政権の関税政策や中東情勢など外部環境の不透明感による間接的影響

最終更新: 2026年8月13日