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群栄化学工業株式会社

4229東証プライム化学

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群栄化学工業株式会社4229

化学品事業

グループ売上の約85%を占める中核事業。フェノール樹脂・高機能繊維を国内外に展開。

期間今期前期増減率
売上高(通期・2026年3月期)26,496百万円25,459百万円
セグメント利益(営業利益)(通期・2026年3月期)2,376百万円2,098百万円
セグメント資産(2026年3月期末)45,973百万円36,858百万円
減価償却費(通期・2026年3月期)1,750百万円1,619百万円
有形固定資産及び無形固定資産の増加額(通期・2026年3月期)3,431百万円3,485百万円

事業詳細

工業用フェノール樹脂(レヂトップ)、特殊フェノール樹脂(ミレックス)、電子材料用樹脂、高機能繊維(カイノール)、真球状樹脂、ビスフェノールFなどを製造販売。国内の群栄化学工業に加え、タイ・インド・米国の海外子会社および東北ユーロイド工業が生産・販売を担う。電子材料・環境・自動車・鋳物など多様な産業向けに高付加価値化学品を供給し、グループ全体の収益を牽引する。

直近の概況

電子材料向け樹脂が生成AI需要を背景に堅調、売上・利益ともに前期比増。

2026年3月期の化学品事業は、売上高が前年比4.1%増の26,496百万円、セグメント利益(営業利益)が前年比13.3%増の2,376百万円となった。電子材料関連向け樹脂は半導体用途が生成AI用途等のメモリ需要好調を背景に堅調に推移。自動車関連向け樹脂は前年並み。一方、環境関連向け高機能繊維は中国における在庫調整の継続により溶剤回収用途等が低調に推移した。子会社の利益貢献もセグメント利益の増加に寄与した。セグメント資産は設備投資の積み上がりにより前期末比9,115百万円増加の45,973百万円となった。

主要プロダクト

product
工業用フェノール樹脂(レヂトップ)

鋳物用バインダー、自動車部品、建材など多様な用途に使用される工業用フェノール樹脂。国内外の製造拠点から供給し、グループの基盤製品として位置づけられる。

product
電子材料用樹脂(特殊フェノール樹脂 ミレックス)

半導体封止材や積層板向けに使用される高純度特殊フェノール樹脂。生成AI用途等のメモリ需要好調を背景に2026年3月期も堅調に推移。増産設備の稼働により供給能力を拡大中。

product
高機能繊維(カイノール)

フェノール系耐炎繊維で、溶剤回収・環境関連用途に使用される。2026年3月期は中国における在庫調整の継続により溶剤回収用途等が低調に推移。増産設備の稼働により今後の需要取り込みを図る。

product
真球状樹脂

均一な球状形状を持つフェノール樹脂粒子で、電子材料や化粧品など高付加価値用途に使用される特殊製品。

product
ビスフェノールF

エポキシ樹脂の原料として電子材料・塗料・接着剤等に使用される化学品。フェノール樹脂事業の周辺製品として展開。

成長ドライバー

  • 電子材料関連向け樹脂:生成AI用途等のメモリ需要拡大を背景とした半導体向け需要の堅調な推移
  • 電子材料用樹脂の増産設備(2024年度稼働済み)および新工場(2025年度稼働予定)による供給能力拡大
  • 高機能繊維(カイノール)の増産設備(2025年度稼働予定)による環境・溶剤回収用途の需要取り込み
  • インド子会社の生産能力倍増投資による海外成長市場への対応
  • 採算是正・業務効率改善・在外子会社のコストダウンによる利益率改善
  • 「GCIグループ中期経営方針2030」のもと「高純度・先端材料」および「環境対応ケミカル」分野への積極投資

リスク

  • 中国市況の低迷・在庫調整継続による環境関連向け高機能繊維(溶剤回収用途等)の需要低迷
  • 国内外の自動車販売台数停滞および中国市場での日系自動車販売シェア低下による鋳物・自動車向け樹脂の低調
  • 中東情勢を起因とする原材料の価格高騰・調達難による製造コスト上昇(2027年3月期業績予想を未定とする主因)
  • 為替変動リスク(在外子会社の業績への影響および為替差損の発生)
  • 米国の通商・関税政策をめぐる各国の政策動向による輸出・海外事業への影響
  • 設備投資拡大に伴う減価償却費増加による利益圧迫リスク

最終更新: 2026年6月19日