三菱瓦斯化学株式会社4182
グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門
メタノール・芳香族化学品を軸とする基盤化学品セグメント。持分法損益への依存度が高い。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高(外部顧客) | 277,904百万円 | 313,392百万円 | ↓ |
| セグメント売上高(内部含む計) | 286,924百万円 | 323,199百万円 | ↓ |
| セグメント経常利益 | 3,857百万円 | 20,516百万円 | ↓ |
| セグメント資産 | 415,814百万円 | 464,140百万円 | ↓ |
| 減価償却費 | 13,217百万円 | 13,751百万円 | ↓ |
| 持分法投資損益 | △807百万円 | 8,035百万円 | ↓ |
| 減損損失 | 56,145百万円 | 258百万円 | ↓ |
| 持分法適用会社への投資額 | 143,348百万円 | 140,689百万円 | ↑ |
事業詳細
メタノール、メタノール・アンモニア系化学品、ライフサイエンス系製品、汎用・特殊芳香族化学品、発泡プラスチック類、電力等の製造・販売を行う。海外メタノール生産会社(トリニダード・トバゴ等)への持分法投資を多数保有し、メタノール市況が経常利益に大きく影響する構造。メタキシレンジアミン(MXDA)・キシレン分離誘導品も主要製品群。重点管理事業としてオルソキシレン系チェーンの撤退を進めている。
直近の概況
メタノール市況下落・MXDA競争激化・複数拠点での大規模減損計上により経常利益が急減。
2026年3月期はメタノール市況の下落によりメタノール事業が減収減益となり、トリニダード・トバゴのメタノール生産会社で減損損失を計上した。持分法投資損益は8,035百万円(前期)から△807百万円へ悪化。MXDAとその誘導品は競争環境の激化による販売価格下落・固定費増加で減収減益となり、オランダのMXDA製造子会社でも固定資産の減損損失を計上。セグメント全体の減損損失は56,145百万円に達した。オルソキシレンチェーンからの事業撤退は継続中。
主要プロダクト
成長ドライバー
- メタノール市況の回復および海外持分法会社(トリニダード・トバゴ、ブルネイ、サウジアラビア等)の持分法損益改善(次期予想では持分法利益の改善を見込む)
- 減損損失計上による償却費の減少効果(次期以降の固定費負担軽減)
- 環境循環型メタノール構想Carbopath™の実現およびCCS実用化に向けた取り組み
- ヨウ素・地熱発電等エネルギー資源事業の堅調な需要
- オルソキシレン系チェーン撤退等の重点管理事業再構築による収益性改善
リスク
- メタノール市況の変動リスク(市況下落が持分法損益を通じて経常利益に直接影響)
- メタキシレンジアミン事業における競争環境の激化(中国勢等との価格競争・販売数量減少・固定費増加)
- 海外製造子会社の固定資産減損リスク(2026年3月期にオランダMXDA子会社・トリニダード・トバゴメタノール生産会社等で大規模減損を計上)
- 中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格高騰・原料供給逼迫リスク(次期業績予想に全ては織り込まれていない)
- 中国経済低迷の長期化による誘導品需要の低迷
- 地政学リスクおよび為替変動リスク
最終更新: 2026年7月10日

