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株式会社ブルーゾーンホールディングス

417A東証プライム小売業

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株式会社ブルーゾーンホールディングス417A

事業内容

株式会社ブルーゾーンホールディングスは、2025年10月1日にヤオコーの単独株式移転により設立予定の持株会社である。グループはヤオコー、子会社6社(エイヴイ、フーコット、せんどう、ヤオコービジネスサービス、小川貿易、ヤオコーハーモニー)及び関連会社1社(ベトナムへの出資を通じた海外展開)で構成される。

食品を中心としたスーパーマーケット事業を主要業務とし、主に首都圏を中心とした一般消費者を顧客層とする。当社自体は持株会社として、グループ会社の経営管理及びこれに付帯する業務を担う。

ビジネスモデル

ヤオコーグループは食品を中心としたスーパーマーケットの店舗運営を通じて消費者に商品を販売し、小売収益を得るビジネスモデルを採用する。グループ内には店舗関連業務(ヤオコービジネスサービス)、飲食料品の卸売・輸入(小川貿易)、食品製造・加工(ヤオコーハーモニー)など垂直統合的な機能会社を擁する。

持株会社体制への移行により、グループ全体の経営管理機能を集約し、各事業会社の自律的運営と戦略的資源配分の最適化を図る構造となる。

企業の強み

2025年1月にヤオコー取締役会で株式移転計画を決議し、同年10月に持株会社体制へ移行予定。グループ経営管理機能を持株会社に集約することで、各事業会社の自律性を確保しつつ、グループ全体の戦略的意思決定を迅速化する体制を構築する。

ヤオコー本体に加え、エイヴイ・フーコット・せんどうの複数スーパーマーケット業態、卸売・輸入機能(小川貿易)、食品製造・加工機能(ヤオコーハーモニー)を擁し、グループ内で多様な機能を内製化している。2024年4月にはせんどうを連結子会社化し、グループ規模を拡大した。

2025年10月1日に東京証券取引所プライム市場への上場を予定しており、資本市場へのアクセスと情報開示の透明性を確保する。ヤオコーが既にプライム市場上場企業であることを背景に、持株会社体制移行後も高い市場信頼性を維持する見込みである。

エンヴァリスの着眼点

2025年10月設立の持株会社として初の連結決算で、営業収益813,155百万円、営業利益36,392百万円、親会社株主帰属当期純利益23,596百万円を計上。ROE12.4%、総資産経常利益率8.9%と収益性指標は良好。

ただし前期比較が不可能なため実質的な成長率の検証は次期以降となる点に留意が必要。

外部要因として、インフレ継続・消費者節約志向の強まりはディスカウント業態に有利に働き、エイヴイ・フーコットの既存店売上伸長に寄与した。一方、人件費(給料及び手当80,035百万円)・建築資材高騰は販管費を押し上げており、営業収益営業利益率は4.5%にとどまる。

減損損失2,994百万円の計上も収益の下押し要因となった。

2027年3月期予想は営業収益903,000百万円(前期比11.0%増)、営業利益37,450百万円(同2.9%増)、当期純利益23,900百万円(同1.3%増)。デライトHD・文化堂の通期連結効果が収益増に寄与する見込みだが、利益成長率が収益成長率を大幅に下回る点は、コスト増圧力の継続を示唆する。

第11次中計の売上・利益目標は既達成とされ、次期に新中計策定予定であり、中長期の成長目標の明確化が投資判断上の重要な確認事項となる。

成長戦略

二業態深化・M&A継続・グループ共通機能強化によるグループ売上高1兆円体制構築

ヤオコーは「ミールソリューション充実」と「価格コンシャス強化」を軸に既存店強化と新規出店を継続。ディスカウント業態(エイヴイ・フーコット)は圧倒的低価格とローコスト運営を深化させ、当期既存店売上が大きく伸長した実績を持つ。

2025年10月にデライトホールディングス(70%出資・クックマート12店舗)および文化堂(完全子会社・18店舗)を取得し、グループ276店舗体制を構築。引き続きライフスタイル業態でのM&Aを継続検討し、グループ規模拡大を図る。

人事・財務・内部統制・店舗開発・物流・システム・製造の共通機能を強化し、経営人材育成と人材交流を推進。AI自動発注・フルセルフレジ・電子棚札等のデジタル投資により生産性向上を図り、人件費高騰環境下でのコスト競争力を維持する。

ベトナム市場での成長支援と協業、国内ベンチャーとの協業による新たな価値創出を戦略に掲げる。現時点では連結業績への貢献は限定的だが、中長期の成長オプションとして位置づけられている。

最終更新: 2026年7月17日