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ステラケミファ株式会社

4109・東証プライム・化学

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ステラケミファ株式会社4109

高純度薬品

フッ化物を中心とする高純度薬品の製造・販売を担うステラケミファの主力セグメント

期間今期前期増減率
セグメント売上高(外部顧客、四半期)8,383百万円7,609百万円↑
セグメント利益(四半期)902百万円998百万円↓

事業詳細

半導体デバイス向け超高純度エッチング剤・洗浄剤を主力に、原子力関連施設向け中性子吸収材(濃縮ホウ酸)、タンタルコンデンサー向けタンタル製造助剤、医薬品・化学品中間体向け触媒など多用途のフッ化物製品を製造・販売する。国内外の半導体メーカーを主要顧客とし、高品質と安定供給体制を競争力の源泉とする。主要原材料の無水フッ酸は主に中国から調達しており、原材料価格変動リスクを抱える。

直近の概況

半導体・電子材料需要増で増収も、原材料高騰で減益

2027年3月期第1四半期の高純度薬品セグメントは、半導体部門・電子材料部門の出荷量増加および仕入商品部門の販売増加により、外部顧客への売上高は8,383百万円(前年同期7,609百万円)と増収となった。一方、主要原材料である無水フッ酸価格が前年同期に比べ高騰した影響を受け、セグメント利益は902百万円(前年同期998百万円)と減益となった。価格転嫁を進めているものの、原材料コスト上昇の影響が利益面に表れており、全社の増益は運輸事業の採算改善等に支えられている構図となっている。

主要プロダクト

product
半導体用高純度薬液(エッチング剤・洗浄剤)

国内外の半導体メーカーを主要顧客とし、AI関連需要を背景とした半導体投資拡大により出荷量が増加している。

product
濃縮ホウ酸(エネルギー部門)

中国向け販売が中心であり、カントリーリスクを内在する製品。

product
電子材料向けフッ化物(タンタル製造助剤等)

電子材料部門の出荷量増加が当第1四半期の売上増加要因の一つとなった。

product
一般製品(触媒・中間体等)

多用途のフッ化物製品として安定的な需要を持つ。

product
工業用フッ酸・仕入商品

仕入商品部門の販売増加が当第1四半期の売上拡大に寄与した。

成長ドライバー

  • 活況なAI関連需要を背景とした半導体部門の出荷量増加
  • 電子材料部門の出荷量増加による高純度薬品事業全体の売上拡大
  • 仕入商品部門の販売増加
  • 原材料価格上昇に伴う販売価格転嫁の実施
  • 海外向けを中心とした半導体部門の販売増加
  • 国内外半導体メーカーの投資計画拡大を背景とした販売拡大機会の増大
  • 第4次中期経営計画(2026〜2028年3月期)における成長投資継続

リスク

  • 主要原材料である無水フッ酸を主に中国から調達しており、中国市況価格の上昇および円安による調達コスト上昇リスク(当第1四半期は前年同期比で無水フッ酸価格が高騰し、セグメント利益減少の主因となった)
  • 中東情勢(ホルムズ海峡封鎖影響)による硫酸需給ひっ迫・価格高騰に伴う無水フッ酸価格上昇リスク
  • 半導体市況の変動による出荷量・売上高の変動リスク
  • エネルギー部門(濃縮ホウ酸)における中国向け販売集中によるカントリーリスク
  • 米国通商政策の不確実性や地政学的リスクによる需要・サプライチェーンへの影響
  • 競合他社との競争激化による価格圧力リスク
  • 価格転嫁の進捗が原材料コスト上昇に追いつかない場合の採算悪化リスク

運輸

化学品特化の物流事業で高純度薬品事業を支援する収益基盤

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客)1,350百万円1,159百万円↑
セグメント間内部売上高1,082百万円897百万円↑
売上高(計)2,433百万円2,057百万円↑
セグメント利益(営業利益)337百万円226百万円↑
セグメント利益率(対売上高計)13.9%11.0%↑

事業詳細

運輸セグメントは、化学製品特化の物流事業として、化学薬品等の輸送・保管・通関業務を一貫して提供する。特殊貨物輸送で培った独自ノウハウを活かし、高純度薬品事業の安定供給体制を物流・原料調達面から支える役割を担う。2027年3月期第1四半期は運送取扱量の増加により外部顧客売上高が前年同期比16.5%増加し、採算改善によりセグメント利益は前年同期比49.1%増と大幅に拡大した。

直近の概況

運送取扱量増加と採算改善により増収増益、利益は約1.5倍に拡大

2027年3月期第1四半期(2026年4月〜6月)は、運送取扱量の増加により外部顧客への売上高が1,350百万円(前年同期比16.5%増)となった。グループ内部取引を含むセグメント間内部売上高も1,082百万円(同20.6%増)と拡大し、高純度薬品事業との連携需要が継続して増加している。採算改善が進んだ結果、セグメント利益は337百万円(前年同期比49.1%増)となり、セグメント利益率も10.99%から13.85%へ改善した。

主要プロダクト

service
化学品輸送サービス

高純度薬品事業をはじめとするグループ内外の化学品輸送を担い、特殊な取扱いを要する貨物に対応する独自ノウハウを保有する。

service
倉庫保管業

化学薬品の特性に応じた保管・管理を行い、安全性と品質を維持したサプライチェーンを支える。

service
通関業

海外拠点(シンガポール・中国等)との連携を含む国際物流において通関業務を提供し、グループの国際展開を支援する。

成長ドライバー

  • 運送取扱量の増加(2027年3月期1Q:外部顧客売上高前年同期比16.5%増)
  • 高純度薬品事業の販売拡大に伴うグループ内物流需要の増加(セグメント間内部売上高1,082百万円、同20.6%増)
  • AI関連需要を背景とした半導体向け高純度薬品の出荷量増加による連動需要
  • アジア拠点(シンガポール・中国)を活用した国際物流対応力
  • 採算改善の継続(セグメント利益率:前年同期10.99%→当期13.85%へ改善)

リスク

  • 人材の確保・定着・育成が喫緊の課題(第4次中期経営計画に明記)
  • 化学品輸送に特化した事業特性による顧客・取扱品目の集中リスク
  • 為替相場の変動による海外拠点(シンガポール・中国)の収益影響
  • 原材料価格・エネルギー価格の高止まりによる輸送コスト上昇リスク
  • 中東情勢(ホルムズ海峡封鎖影響)による国際物流への影響および原料調達コスト上昇リスク
  • 米国通商政策の不確実性や地政学的リスクによる国際物流への影響

その他

保険代理業・自動車整備業を営む非中核の補完セグメント

期間今期前期増減率
外部顧客向け売上高(四半期)20百万円26百万円↓
セグメント利益(四半期)3百万円2百万円↑
セグメント間内部売上高(四半期)73百万円62百万円↑

事業詳細

「その他」セグメントは、報告セグメント(高純度薬品・運輸)に含まれない事業セグメントであり、保険代理事業および自動車整備事業で構成される。2027年3月期第1四半期の外部顧客向け売上高は20百万円と、グループ全体売上高9,754百万円に対して0.2%程度にとどまる小規模セグメントであり、グループの主力事業(高純度薬品・運輸)を補完する位置づけに変化はない。

直近の概況

外部売上は減少も、内部取引増加でセグメント利益は改善

2027年3月期第1四半期の外部顧客向け売上高は20百万円で前年同期の26百万円から減少したものの、セグメント間内部売上高(主にグループ内向け取引)が62百万円から73百万円に増加した。この結果、セグメント利益は2百万円から3百万円へと小幅ながら改善した。セグメント規模は依然としてグループ全体(売上高9,754百万円)の中で極めて小さい位置づけにある。

主要プロダクト

service
保険代理業

保険契約の代理販売等を行う事業。セグメント売上高の一部を構成するが、詳細な内訳は開示されていない。

service
自動車整備業

運輸事業で使用する車両を含む自動車整備を担うサービス事業。グループ内の運輸事業と関連性を持つ。

成長ドライバー

  • グループ内の運輸事業・高純度薬品事業の拡大に伴う関連車両整備需要の増加可能性
  • 保険代理業における契約件数の維持・拡大
  • セグメント間内部売上高の増加によるグループ内取引拡大

リスク

  • 保険代理業収入の変動リスク(収入水準は外部環境や契約動向に左右される)
  • セグメント規模が極めて小さく(四半期売上高20百万円)、収益性の持続的維持が課題
  • 自動車整備業における人材確保・コスト上昇リスク
  • 外部顧客向け売上高が前年同期比で減少傾向にある点

最終更新: 2026年8月6日