技術革新への対応リスク
当社はインターネット・モバイル関連サービスを主力事業とし、生成AIや高速通信等の最新インフラへの適応が持続的成長に不可欠とされている。技術革新への対応が遅れた場合、または対応コストが想定を超えた場合、事業及び業績に影響を及ぼす可能性がある。対応策として、BtoC企業向けCRM領域に投資を集中し、外部開発資産や生成AIを柔軟に活用することで投資効率の最大化を図っている。
情報セキュリティ・サイバー攻撃リスク
AI等を用いた巧妙なサイバー攻撃やデータベースへの不正アクセス、想定外のシステム障害により、サービス停止や情報漏洩が生じるリスクが近年高まっている。これらが発生した場合、顧客の解約や事故対応コストの急増を招き、経営成績に影響を及ぼす可能性がある。対応策として、ISO/IEC 27001およびプライバシーマークを取得し、最新のクラウド監視技術の導入や迅速なインシデント対応体制の強化、複数データセンターによるフェイルオーバー冗長化を実施している。
個人情報漏洩リスク
当社は顧客企業の会員に関する個人情報を取り扱っており、万が一情報漏洩が発生した場合、社会的信用の失墜や多額の経費発生等により事業及び業績に影響を及ぼす可能性がある。プライバシーマーク(2005年9月取得)およびISMS(ISO/IEC 27001、2014年3月取得)を保有し、個人情報保護規程の整備・社員教育の徹底により保護体制の維持に努めている。
競合激化・差別化リスク
マーケティング分野のSaaS市場では競合が激しく、新規参入企業が独自のAI技術や革新的なアイデアをもってBtoBtoC向けCRM領域に参入した場合、価格競争や差別化の失敗により事業及び業績に影響を与える可能性がある。当社はBtoBtoC向けCRM領域で一定の競争力と市場認知度を有しており、顧客ニーズに即した機能改善・追加投資の継続と外部パートナーとのシステム連携による高いスイッチングコストの提供で競争力向上を図っている。
経営環境変化・景気悪化リスク
ウクライナ紛争等の影響による国内外の経済情勢の悪化、人口減少・少子高齢化による国内市場の減衰、円安の長期化等により、顧客企業のIT投資・マーケティング投資マインドが減退した場合、新規顧客開拓の低迷や既存顧客からの受注減少等、事業及び業績に影響を及ぼす可能性がある。当社は企業を主たる顧客とするビジネスモデルであり、顧客の投資動向に業績が左右される構造を有している。
法的規制変更リスク
betrend事業は「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」「個人情報の保護に関する法律」等の法的規制の対象となっており、今後インターネット関連事業者を対象とした法規制の制定・改正により業務の一部が制約を受けた場合、または新たな対応を余儀なくされた場合、事業及び業績に影響を及ぼす可能性がある。対応策として、法的規制に関する事前情報収集の徹底と、収集情報を経営にタイムリーに共有する仕組みを構築している。
既存顧客維持率・取引拡大リスク
当社のCRMサービスは年度自動更新のストック型ビジネスモデルであり、継続的成長には既存顧客の維持と取引額向上が不可欠である。既存顧客の事業が成長しない場合や当社のサービスレベルが顧客要求水準に達しない場合、想定した維持率や取引拡大が実現せず業績に影響を与える可能性がある。対応策として、会員行動履歴データを活用したスマートCRMの機能追加開発や、個別ニーズに合わせたカスタマイズ・サポートを実施している。
人材確保・育成リスク
営業・システム分野のスキルを有する人材やマネジメント能力を有する人材の確保が十分にできない場合、人材育成が円滑に進まない場合、または中心的役割を担う特定従業員が社外流出した場合、事業戦略及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。当事業年度末現在の従業員数は61名と小規模であり、オフショア開発が継続できなくなるリスクも存在する。対応策として、スポーツ奨励金・ヘルスアップ講座等の福利厚生充実により人材定着を図っている。
代表取締役への依存リスク
創業者である代表取締役社長・井上英昭氏は、ソフトウエア業界での豊富な経験と知識をもとに当社の経営を主導しており、何らかの理由により同氏が業務継続困難となった場合、経営成績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性がある。知見や環境変化への対応ノウハウは経営幹部層への移植が進められており、職務権限の最適化にも取り組んでいるが、依存度は依然として高い状況にある。
海外展開リスク
当社はアジア地域を中心とした海外展開を成長戦略の一環として推進しているが、各国の異なる法規制・商習慣・為替変動がリスクとなる可能性がある。特に各国の個人情報保護規制への対応に伴う費用増や規制不適合による罰則等が事業及び業績に影響を及ぼす恐れがある。対応策として、進出先の有力パートナーとの連携による法規制の事前精査・システムへの実装、および規模拡大に応じた為替ヘッジ等の検討を進めている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月27日

