事業内容
株式会社スタメンは「一人でも多くの人に、感動を届け、幸せを広める。」を理念に掲げ、企業向けエンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」とオンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」を主軸とするSaaS企業。2016年名古屋創業、2020年東証マザーズ上場(現グロース市場)。
TUNAGは製造・物流・小売・介護等のノンデスクワーカー産業を中心に1,344社が導入し、ARRは3,000百万円を突破。FANTSはプロスポーツ・アーティスト・インフルエンサー等566コミュニティを支援。
クラウドセキュリティサービス「Watchy」も展開し、事業ポートフォリオの多層化を進めている。
ビジネスモデル
TUNAGおよびFANTSはともにアカウント数に応じた月額利用料を基本とするサブスクリプションモデルを採用。TUNAGの売上高ストック比率は85.7%、FANTSも従来のレベニューシェア型からサブスクリプション型へ移行し66.1%まで上昇。
新規顧客はWeb広告・展示会・架電等の自社活動に加え、金融機関・業界特化型コンサル等パートナー経由でも獲得。カスタマーサクセス部門が継続率を維持しつつアップセルで平均MRRを向上させる構造。
企業の強み
TUNAGの売上高ストック比率は85.7%を維持し、FANTSも料金体系移行により66.1%(前期43.7%)へ大幅上昇。月額利用料の積み上げにより、2022期から2025期にかけて売上高は1,301百万円から3,818百万円へと約2.9倍に拡大。
ARRは3,000百万円を突破し、収益の予測可能性が高い。
TUNAGの利用企業数は2023年1Q(605社)から2025年4Q(1,344社)まで12四半期連続で増加。2025期単年で288社純増。平均MRRも前期比6千円増の202千円に達し、顧客数拡大とアップセルの両輪で収益が積み上がっている。
FANTSの運営コミュニティ数は前期末187件から566件へ1期で379件増加(約3倍)。サブスクリプション型への料金体系移行と営業・顧客支援体制の強化により、インフルエンサー・スクール事業者等の事業意欲の高い顧客層への導入が加速し、収益基盤の安定化が顕著に進んでいる。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期914百万円→2025期3,818百万円と4年間で約4.2倍に拡大。2026年12月期1Q(累計)は売上高1,143百万円(前年同四半期比40.8%増)、営業利益105百万円(同122.8%増)、経常利益108百万円(同117.4%増)、親会社株主帰属四半期純利益71百万円(同207.1%増)と、利益成長が売上成長を大幅に上回り収益レバレッジが顕在化。
1株当たり四半期純利益は8.11円(前年同期2.65円)。財政状態は総資産2,483百万円・自己資本比率60.5%と健全。
通期業績予想は売上高5,155百万円・営業利益400百万円で変更なし。外部環境として人的資本経営への関心高まりとノンデスクワーカー産業のDX需要拡大が追い風として継続している。
成長戦略
TUNAG早期ARR50億円突破・FANTS市場シェア拡大・事業ポートフォリオ多層化
Webマーケティング強化・Web商談活用・展示会出展・金融機関・パートナー企業連携による多層的な顧客獲得チャネルを維持しつつ、カスタマーサクセス強化によるアップセルで平均MRRの継続的向上を図る。2026年3月末時点で利用企業数1,404社・平均MRR202千円を達成。
レベニューシェア型からサブスクリプション型への料金体系移行を完了し、継続的利用を前提とした契約形態へ変更。インフルエンサー・スクール事業者など事業意欲の高い顧客層への導入を加速し、2026年3月末時点で運営コミュニティ数607件・平均MRR61千円を達成。
2023年2月に提供開始したWatchyにより、エンゲージメント事業に加えセキュリティ領域への展開を図る。現時点では主要セグメントとしての重要性は乏しいとされているが、中長期的な収益多様化の布石として位置づけられる。
2026年12月期通期予想は売上高5,155百万円(前期比35.0%増)・営業利益400百万円(同37.4%増)・当期純利益266百万円(同27.9%増)。1Q時点での売上高進捗率は22.2%、営業利益進捗率は26.4%と概ね順調に推移。業績予想に変更なし。
最終更新: 2026年7月17日

