事業内容
SCAT株式会社は1969年創業、栃木県小山市発祥の東証スタンダード・名証メイン重複上場企業。美容ICT事業(売上高構成比約59%)では全国7拠点から美容サロン・美容ディーラー向けにPOSレジ顧客管理システム「Saclaシリーズ」やASP型「VIDシステム」、電子カルテ「cloud karte」等をワンストップで提供。
介護サービス事業(同約28%)では栃木・群馬・長野の3施設で介護付き有料老人ホームを運営。ビジネスサービス事業(同約12%)では栃木県を中心に中小企業向けBPO・コンサルティングを展開。
2025年7月に名古屋証券取引所メイン市場へ重複上場し、認知度向上を図っている。
ビジネスモデル
美容ICT事業ではシステム販売(主にリース)を起点に、保守契約・WEBコンテンツ・月額課金型クラウドサービス等のストック収益を積み上げる構造を構築中。介護サービス事業は介護保険に基づく入居・在宅サービスで安定収益を確保。
ビジネスサービス事業は月次会計・BPO等の継続受注で安定収益を創出。3事業の組み合わせにより、景気変動に対する収益の安定性を確保している。
企業の強み
宮城・栃木・東京・愛知・大阪・広島・福岡の全国7拠点に専任営業・保守スタッフを配置し、ソフトウェア自社開発から販売・集客支援・システム保守までをワンストップで提供。コールセンターとリモートサポートも整備し、顧客の業務継続を支援する高密度なサービス体制を構築している。
経済産業省よりDX認定事業者およびIT導入支援事業者の双方に認定されており、提供する製品・コンテンツサービスがIT導入補助金の対象となっている。これにより顧客の導入コスト負担が軽減され、引き合い増加と新規ユーザー獲得の追い風となっている。
2025年6月にVID株式会社を吸収合併し、全国500店舗以上に月額課金型サービスを展開するVIDクラウドシステムを完全内製化。課金型ストックビジネスの拡充により、システム物販の変動リスクを軽減しつつ、安定的な収益基盤の強化を図っている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は2,484〜2,742百万円のレンジで推移し、2024年10月期に一時落ち込んだ後、2025年10月期は2,605百万円と回復。営業利益は2024年10月期の148百万円を底に2025年10月期193百万円へ大幅回復(前期比+30.6%)。
2026年10月期中間期(2025年11月〜2026年4月)は売上高1,322百万円(前年同期比+1.4%)、営業利益99百万円(同+6.5%)、経常利益104百万円(同+10.7%)、中間純利益66百万円(同+12.2%)と全利益段階で増益を達成。市場環境としてDX需要の拡大が追い風となる一方、物価上昇・国際情勢の不透明感が個人消費に影響。
通期予想(売上高2,630百万円、営業利益200百万円)は変更なし。
成長戦略
ストック型収益拡大・DX推進・介護稼働率回復の3軸で中期3ヵ年計画を推進
保守・WEBコンテンツ・課金型クラウドサービスを軸に、システム物販依存からの脱却を推進。cloud karteの受注伸長とHalca-connect-(2026年3月販売開始)の普及により、月額課金収益の積み上げを加速させ、収益基盤の安定化と変動リスクの低減を図る。
美容サロン向けDXシステム「Sacla PREMIUM Plus - DX Partner for Beauty -」のリリースを契機に販促活動を強化。美容ディーラー向け「DEALERS+」により商品在庫最適化・業務効率化を支援し、業界全体のDX推進による顧客基盤拡大を目指す。
美容ICT事業とビジネスサービス事業の共同プロジェクトとして、POS×CRM×AIシステムの経営情報を活用したバックオフィス業務(財務指標作成・経理代行・労務管理・補助金支援等)を既存顧客基盤に展開。顧客単価向上とLTV最大化を図る伴走型サービス。
地域医療・介護関係機関との連携強化、施設見学会の再開により入居希望者(待機者)が増加し稼働率が回復。感染症対策(BCP)整備により在宅介護サービスの高稼働率を維持しつつ、食材・光熱費コストの適切管理と人件費投資の両立により収益性改善を目指す。
最終更新: 2026年7月17日

