事業内容
ソーシャルワイヤー株式会社は、「SNSメディアを主戦場とするデジタルPR」を中核事業とする東証グロース上場企業。主力サービスはInstagramを活用したインフルエンサーPR「Find Model」「iHack」、プレスリリース配信「@Press」、メディアクリッピング「@クリッピング/Clip Master」、コンプライアンス特化型リスクチェックSaaS「RISK EYES」の4本柱で構成される。
顧客層は東証プライム企業・広告代理店・PR会社を中心に化粧品・日用品・旅行・不動産等多岐にわたる。2024年7月に株式会社ジーニーの子会社となり、技術提供を受けながら成長を加速している。
ビジネスモデル
インフルエンサーPRは顧客ごとの個別案件受託(フルサービス型)と月額定額制プラットフォーム「Find Model Circle」の二軸で収益を得る。リリース配信「@Press」は配信件数に応じた従量課金と月額契約を組み合わせる。
リスクチェック「RISK EYES」はSaaS型で継続課金収益を積み上げる構造。各サービス間のクロスセルにより顧客単価の向上を図る。
企業の強み
2018年のFind Model子会社化以来、黎明期から10年にわたり現場で蓄積した実績・データ・運用ノウハウを保有。2026年3月期のインフルエンサーPR案件数は1,353件(2022年3月期933件から約45%増)と継続的に拡大しており、再現性ある設計・運用体制が競合との差別化要因となっている。
クリッピング事業で培った情報収集・分析ノウハウを基盤に開発したSaaS型リスクチェックツール「RISK EYES」は、2024年3月期の案件数11,795件から2026年3月期には29,533件へと約2.5倍に拡大。AI活用によるノイズスクリーニング機能や海外企業向け制裁リストチェック、API連携対応により高い付加価値を提供している。
2024年7月に株式会社ジーニーの子会社となり、技術提供を受けて「@Press」サイトの高速化・SEO効果向上を実現。生成AIによる原稿校正・画像校正・ショート動画生成・自動翻訳・メディア選定最適化等の機能を実装し、自社単独では困難な技術投資を親会社連携で補完している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年3月期の増収増益基調(売上高3,513百万円、営業利益227百万円)に続き、2027年3月期第1四半期も売上高971百万円(+38.7%)、営業利益33百万円(+96.3%)と本業の勢いは加速。一方、SEIRYO買収関連の支払手数料・借入利息増加や前年同期の一過性益剥落により経常利益は18百万円(△25.2%)、親会社株主帰属四半期純利益は21百万円(+1.1%)とほぼ横ばいにとどまり、営業利益と経常・純利益の伸びに乖離が生じている。
通期予想は据え置きで、下期にかけての収益体質改善が焦点。
成長戦略
インフルエンサーPR高度化・SEIRYO統合・プロダクト価値向上の3本柱で2027年3月期4,412百万円を目指す
デジタルPR(認知・ブランディング)とメディアリスニング(データ基盤)の事業基盤構築を通じ、成長ドライバーであるインフルエンサーPRサービスの拡大を推進。Q1売上高は前年同期比38.7%増と加速。
2026年5月31日にTikTok中心の成果報酬型SNS広告運用支援会社SEIRYOを現金344百万円で完全子会社化。当第1四半期は6月単月の業績(部分月)のみ連結、今後のフル期寄与とシナジー発現が焦点。
生成AIを活用したメディア選定最適化・リリース作成支援等でサービス品質と生産性を向上させ、収益性改善を図る取り組みを継続中。
最終更新: 2026年8月14日

