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3905・東証グロース・情報通信業

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データセクション株式会社3905

国内事業

AIインフラ・データサイエンス・SI・マーケティングを束ねる国内中核セグメント

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客)5,990百万円439百万円↑
セグメント利益5,339百万円△81百万円(セグメント損失)↑

事業詳細

国内事業は、戦略的コア事業であるAIインフラ事業(AIクラウドスタック『TAIZA』の開発・提供、GPUサーバー供給、GPUaaS、AIデータセンター運営)を中心に、データサイエンス事業(大手企業向けDX・データ活用コンサルティング)、システムインテグレーション事業(DSS社による金融系受託開発・決済サービス「Bizプリカ」・MSPサービス)、マーケティングソリューション事業(店舗分析SaaS「FollowUP」国内展開、SI社・MSS社によるデジタルマーケティング・リサーチ)の4事業で構成される。大手優良企業を主要顧客とし、AI技術・データ解析技術・エンジニアリング力を強みとする。

直近の概況

追加受注案件の解約に伴う紹介手数料収入計上で売上・利益が急拡大

AIインフラ事業において、他社GPUリソースによる大口の追加受注案件(2025年9月サービス開始)を諸事情により2026年4月1日に遡及して解約し、これに伴う案件組成・紹介手数料収入5,578百万円(35百万米ドル、1米ドル159.39円換算)を売上計上した。この結果、国内事業の外部顧客売上高は5,990百万円(前年同期439百万円)、セグメント利益は5,339百万円(前年同期は81百万円のセグメント損失)と大幅に拡大した。データサイエンス事業・システムインテグレーション事業はDSS社の牽引により好調に推移。一方、千葉県印西市・オーストラリア・タイのAIデータセンター案件はフル稼働開始見込時期に遅れが生じている。

主要プロダクト

platform
AIクラウドスタック『TAIZA』

独自アルゴリズムシステムによるGPUクラスター運用最適化に加え、AIソリューションの構築・運用・ガバナンスを一元管理する機能、及びAIが実業務を遂行するワークスペース機能を有する。各子会社・事業パートナーとの協業を通じて開発・構築を進めている。

service
GPUaaS・AIデータセンター運営

台湾サーバー機器サプライヤー等との業務提携を通じてNVIDIA製GPUを調達し、千葉県印西市・オーストラリア・タイにおいてAIデータセンター開設プロジェクトを推進。世界最大規模のクラウドサービスプロバイダー向け大口GPUaaS契約を締結済み。

product
FollowUP(国内)

店舗分析SaaSとして国内展開。マーケティングソリューション事業の一部として提供。

service
Bizプリカ

DSS社が提供する決済サービス。金融系受託開発・MSPサービスと合わせてシステムインテグレーション事業を構成。

service
データサイエンス・コンサルティング

企業のAI利活用が実証実験から実践フェーズへ移行する中、データ利活用に関するコンサルティング需要が拡大。

service
マーケティングリサーチ・セールスプロモーション支援(MSS社)

SI社・MSS社が担うマーケティングソリューション事業の中核サービス。当第1四半期は前年同四半期並みで推移。

成長ドライバー

  • 追加受注案件の解約に伴う案件組成・紹介手数料収入5,578百万円の一時的計上
  • 千葉県印西市・オーストラリア・タイにおけるAIデータセンター開設プロジェクトの継続推進
  • 世界最大規模クラウドサービスプロバイダーとの大口GPUaaS契約2件を軸とした事業基盤構築
  • GPUaaS・TOKENaaS提供に向けた大型見込パイプライン数の拡大
  • DSS社牽引によるデータサイエンス事業・システムインテグレーション事業の好調推移
  • 国内AIビジネス市場の拡大及び生成AI社会実装の本格化に伴う需要拡大

リスク

  • 追加受注案件の解約により当初想定していた売上高(79,864百万円想定)から大幅に減少し、案件組成・紹介手数料収入5,578百万円のみとなったこと
  • 国内・オーストラリア・タイの3件のAIデータセンター案件のフル稼働開始見込時期に遅延が生じていること
  • AIデータセンター事業は1プロジェクトあたりの契約金額が多額であり、成約有無が経営成績に著しい影響を及ぼすリスク
  • GPUを含む高性能AIサーバーの世界的な調達競争継続によるサプライヤー確保リスク
  • 米国の対中先端半導体・先端コンピューティング関連規制(BIS規制、Affiliates Rule再適用等)の強化による事業運営への影響
  • マーケティングソリューション事業(MSS社等)の伸び悩みリスク
  • 為替変動リスク(当第1四半期は為替差益171百万円を計上したが、変動により差損が生じる可能性)

海外事業

南米主軸のFollowUP海外展開、Q1は好調も主要子会社の譲渡が決定

期間今期前期増減率
売上高(2027年3月期Q1累計)337百万円228百万円(2026年3月期Q1累計)↑
セグメント利益(2027年3月期Q1累計)51百万円6百万円(2026年3月期Q1累計)↑
外部顧客売上高 前年同四半期比+47.8%-↑
セグメント利益 前年同四半期比+702.9%-↑

事業詳細

海外事業は、AIカメラを活用した店舗分析SaaS「FollowUP」の海外展開を担うセグメント。主要拠点はチリ・コロンビアで、パナマ・スペイン・ペルー・メキシコにも連結子会社を有する。小売店舗の入店客行動データとPOSデータを掛け合わせた分析サービスをストック型で提供してきた。もっとも、2026年6月29日、事業運営の中核を担うJach Technology SpA(チリ、FollowUP開発・販売元)及びその子会社6社の全株式を、同社CEO等が出資するMBO目的会社に譲渡することを決議・契約締結しており、2027年3月期第2四半期より当該7社が連結子会社から除外される予定。これによりセグメントの事業構成が大きく変化する見込み。

直近の概況

Q1は増収増益も、主力子会社Jach社グループの譲渡を決議・契約

2027年3月期第1四半期の海外事業は堅調に推移し、外部顧客売上高337百万円(前年同期比47.8%増)、セグメント利益51百万円(同702.9%増)と大幅な増収増益となった。一方、2026年6月29日開催の取締役会において、FollowUP開発・販売の中核会社であるJach Technology SpA及びその子会社6社(コロンビア・ペルー・パナマ・スペイン・メキシコ法人)の全株式を、同社CEO(当社執行役員兼務、譲渡に伴い7月付で退任)が中心となって出資するMBO目的会社Practicando SpAへ譲渡することを決議し、7月3日付で契約締結。譲渡価額は6,737,111米ドル(円換算約1,082百万円)。株式譲渡は2026年8月中を予定し、対象7社は2027年3月期第2四半期連結会計期間より連結子会社から除外される見込み。連結決算における関係会社株式売却益は1億円〜3億円、個別決算では10億円前後を見込む。本件は当社グループの経営資源をAIインフラ事業へ重点配分する事業ポートフォリオ最適化の一環と説明されている。

主要プロダクト

platform
FollowUP

店舗内カメラデバイスによる入店客行動データとPOSデータを組み合わせ、小売店舗の販促・運営を支援するツール。南米地域(チリ・コロンビア・パナマ・ペルー等)及びスペイン・メキシコで展開。開発・販売主体であったJach社グループが2027年3月期第2四半期より連結除外予定であり、当社グループでの提供体制に変化が生じる見込み。

service
Store Capacity Control(SCC)

既存レポートより継続。詳細は今回決算短信に個別記載なし。

service
HealthyUP

既存レポートより継続。詳細は今回決算短信に個別記載なし。

成長ドライバー

  • Q1時点ではチリ・コロンビアを中心とした南米主要拠点での受注堅調推移
  • 南米スマートリテールデバイス市場の成長(CAGR 5.3%)
  • 小売業界のデジタルトランスフォーメーション推進による店舗分析ニーズの拡大
  • ストック型サービスモデルによる継続的売上の積み上げ(連結除外前まで)

リスク

  • Jach Technology SpA及び子会社6社の株式譲渡により、2027年3月期第2四半期以降、海外事業セグメントの実体・規模が大幅に縮小する可能性
  • 本株式譲渡に伴う当社業績への影響は現在精査中であり、不確実性が残る
  • 南米各国の複雑なマクロ経済・政治環境(為替変動リスクを含む)
  • 為替差損発生リスク(連結全社ベースで為替変動の影響を受けやすい事業構造)
  • のれん未償却残高に係る減損リスク(前期実績あり)
  • 競合他社の南米市場参入による価格競争激化リスク

最終更新: 2026年8月15日