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アステリア株式会社

3853東証プライム情報通信業

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アステリア株式会社3853

ソフトウェア事業

アステリアの収益基盤を担うノーコードソフトウェア事業

期間今期前期増減率
売上収益(通期)3,389百万円3,171百万円
セグメント利益(通期)583百万円794百万円
減価償却費及び償却費(通期)310百万円237百万円
ASTERIA Warp売上収益(通期)2,889百万円前期比5.3%増
Platioサブスクリプション売上成長率(通期)前期比28.1%増前期比36%増(参考)
ASTERIA Warpサブスクリプション売上成長率(通期)前期比34.2%増前期比14%増(参考)
ストック売上構成比(通期)約70%超

事業詳細

企業向けノーコードソフトウェアの開発・販売を行うコアセグメント。データ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」を主力に、モバイルアプリ作成ツール「Platio」、コンテンツ管理「Handbook X」、AI/IoTプラットフォーム「Gravio」、継続的シミュレーションプラットフォーム「Artefacts」等を展開。パッケージ・クラウドサービス型の製品開発を行い、サブスクリプション収益の拡大により安定成長基盤を構築している。主要顧客はSCSK株式会社(売上比13.95%)、パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社(同10.01%)。

直近の概況

サブスクリプション主導で増収も、先行投資拡大によりセグメント利益は減少

2026年3月期のソフトウェア事業売上収益は3,389百万円(前期比6.9%増)と着実な増収を達成。ASTERIA Warpのサブスクリプション売上が前期比34.2%増、Platioが前期比28.1%増と高成長を継続し、ストック売上構成比は約7割超に拡大。一方、セグメント利益は583百万円(前期794百万円)と減少しており、販売費及び一般管理費の増加(2,106百万円→2,433百万円)が利益を圧迫。生成AI連携機能の拡充やPlatio Canvas等の新製品投入、ロボティクス・宇宙領域への先行投資が費用増加の背景とみられる。

主要プロダクト

product
ASTERIA Warp

レガシーシステムからクラウドへの刷新や企業のデータ活用加速による連携需要が堅調。2026年3月期売上収益は2,889百万円(前期比5.3%増)。サブスクリプション売上は前期比34.2%増となり、サポート売上と合わせたストック売上構成比は約7割超。ChatGPT、Gemini、Claude等の主要な生成AIとの連携アダプターを追加し、AI活用ニーズへの対応も強化。

platform
Platio

多様な業界・業種における現場業務のDXや獣害対策などの新たな社会課題への対応を強化。2026年3月期売上収益は前期比28.1%増と高成長を継続。自然言語によるアプリ作成を可能にする「AIアシスト機能」の実装や、エンタープライズ向け製品「Platio Canvas」の提供開始により、幅広いターゲットへの販促を図っている。

platform
Handbook X

地下やトンネル内など通信圏外エリアでの利便性が評価され、鉄道業界等からの引き合いが増加している。オフライン環境での安定動作を強みとし、インフラ・交通分野への導入が拡大している。

platform
Gravio

AIカメラやセキュリティシステム等を新たな連携先として拡大し、エッジソリューションとしての機能強化を図っている。エッジコンピューティング領域での差別化を推進し、製造・施設管理分野への展開を継続している。

platform
Artefacts

世界各国で月面探査プロジェクトが展開されるなか、宇宙開発現場における探査車やロボット等の稼働シミュレーションを海外の学術機関などから受注。フィジカルAIを含めたロボティクス領域でのビジネス拡大も視野に入れた事業開発を推進している。

成長ドライバー

  • 企業のクラウドシフトに伴うシステム刷新需要の継続とASTERIA Warpのサブスクリプション拡大(前期比34.2%増)
  • 生成AI(ChatGPT・Gemini・Claude)との連携アダプター提供による企業AI活用需要の取り込み
  • Platioの多業界・業種への導入拡大(前期比28.1%増)およびエンタープライズ向け新製品「Platio Canvas」の展開加速
  • AIアシスト機能実装によるノーコードアプリ作成の裾野拡大と幅広い顧客層へのリーチ
  • Handbook Xの鉄道・インフラ業界への引き合い増加およびGravioのエッジソリューション機能強化
  • Artefactsによるロボティクス・宇宙開発領域への事業拡大(フィジカルAI含む)
  • ストック売上構成比約7割超の安定収益基盤を軸とした持続的成長

リスク

  • SCSK・パナソニックISの2社で売上の約24%を占める顧客集中リスク
  • ライセンス(売り切り)からサブスクリプションへの移行期における短期的な売上認識タイミングのずれ
  • ノーコード・データ連携市場における国内外競合他社との競争激化
  • 先行投資拡大(新製品開発・AI機能実装・ロボティクス領域等)による販管費増加がセグメント利益を圧迫するリスク
  • 海外展開(Gravio・Handbook X・Artefacts等)における現地市場開拓コストの増大リスク
  • 新製品(Platio Canvas・AIアシスト機能・Artefacts)の市場浸透に時間を要するリスク
  • ステーブルコイン・フィジカルAI・ロボティクス等の先行投資領域における事業化の不確実性

最終更新: 2026年6月22日