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リスクモンスター株式会社

3768東証スタンダード情報通信業

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リスクモンスター株式会社3768

事業内容

リスクモンスター株式会社は2000年9月設立。企業間信用取引(与信取引)における審査・与信管理業務のアウトソーシング市場を自ら開拓した先駆者。

主力の与信管理サービス(e-与信ナビ・反社チェック等)を中核に、グループウェアASP「J-MOTTO」、定額制eラーニング「サイバックスUniv.」、BPOサービス(デジタルデータ化・反社チェックBPO)、中国での海外事業の5セグメントを展開。主要顧客は国内法人(中小企業を含む)で、2026年3月期末の会員数は15,042IDに達する。

企業のリスク管理・コンプライアンス対応需要を背景に、信用リスク管理インフラとしての地位を確立している。

ビジネスモデル

売上高3,824百万円(2026年3月期)のうち、与信管理サービス(2,050百万円)とビジネスポータルサイト(635百万円)の法人会員向けASP・クラウドが安定的な月額課金収益を形成。これにBPOサービス(993百万円)のスポット・継続受注、コンサルティングサービスのスポット収益が加わる。

会員企業の業務フローへのAPI連携・モニタリングサービス組み込みにより継続利用率・顧客単価の向上を図る構造。EBITDAマージン29.3%(2026年3月期)が示すように、減価償却を含む投資先行型でキャッシュ創出力は相対的に高い。

企業の強み

2000年の創業以来25年にわたり蓄積した国内最大級の企業データベース・倒産実績データを基盤に、独自の「RM格付」(A〜F9段階)と「RM与信限度額」を提供。過去の倒産実績に裏付けられた格付ロジックを定期更新しており、競合が短期間で模倣困難な知的資産として機能している。

2024年9月には「決算書AI-OCR」が特許を取得。

2026年3月期末の自己資本比率は84.6%、純資産6,019百万円。有利子負債は短期借入金233百万円にとどまり、キャッシュ・フロー対有利子負債比率は0.1年、インタレスト・カバレッジ・レシオは497.6倍と財務健全性は極めて高い。

取引銀行3行と総額1,200百万円のコミットメントライン契約も確保しており、投資余力・財務柔軟性を維持している。

与信管理サービス(会員8,445ID)、ビジネスポータルサイト(会員3,015ID・ユーザー145,221名)、教育関連(会員3,085ID)の法人会員基盤を保有し、グループ横断でのクロスセルが可能。BPOサービスでは反社チェックBPOや健康診断書データ化など与信・コンプライアンス領域と連携した案件を積み上げており、グループ内シナジーを収益化している。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期の営業利益は360百万円(前期比+36.4%)、経常利益は378百万円(同+30.7%)と、4期連続低下から明確に反転した。与信管理サービスのデータ基盤効率化・システム運用最適化による利益率改善(セグメント利益率12.5%→17.3%)が主因であり、前期計上の訴訟関連損失(124百万円)の一巡も純利益の黒字転換(223百万円)に寄与した。

2027年3月期予想は営業利益400百万円(同+11.1%)と増益継続を見込む。

教育関連事業は2026年3月期売上高186百万円(前期比83.2%)、セグメント利益6百万円(同15.8%)と大幅に落ち込んだ。定額制・カスタマイズサービスの低調が主因であり、新サービス拡充・販売施策の見直しが急務。

また、中国事業(その他サービス)はセグメント損失10百万円(前期損失7百万円)と赤字が拡大しており、スポット特殊調査の受注減少が響いた。これら2セグメントの改善が次期以降の利益上振れ余地を左右する。

2026年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは1,739百万円と前期(226百万円)から急増したが、訴訟関連供託金の返還収入740百万円という一時的要因が含まれる。これを除いた実力ベースの営業CFは約1,000百万円程度と推定され、無形固定資産取得支出(925百万円)を中心とした投資活動との見合いで、フリーCFの持続的創出力を継続的に確認する必要がある。

外部環境として企業のコンプライアンス需要拡大は追い風だが、サービス選別の厳しさも増している。

成長戦略

第9次中計(2026〜2028年度)で与信管理・BPO中核の成長戦略を推進、2028年度売上高45億円を目標

AIと企業信用データ・コンプライアンス情報を融合し、e-与信ナビ・反社チェック・API連携等の業務組み込み型利用を推進。2026年3月期の与信管理会員数は8,445(前期比+555)に拡大し、セグメント利益率は17.3%へ改善。

RM登記簿調査レポート・RM中国企業コンプラチェックレポート等の新サービスも順次投入。

反社チェックBPO・AI-OCRを活用した健康診断書データ化・破産配当手続き関連業務等の新規案件が積み上がり、2026年3月期売上高は993百万円(前期比103.0%)。リスモン・マッスル・データと日本アウトソースの合併(2026年4月1日)による経営効率化・組織力強化を実施。

AI-OCR高度化・海外センター活用で「高速×高品質×高付加価値」モデルを目指す。

企業内個人向け(BtoBtoE)の定額制サービスを再構築し、利用率・継続利用率の向上を目指す。2026年3月期は定額制・カスタマイズサービスの低調により売上高186百万円(前期比83.2%)・セグメント利益6百万円(同15.8%)と大幅減。

新サービス拡充・販売施策の見直しに取り組んでいるが、回復には時間を要する見込み。

ROE7%・DOE3%を目標に継続的・安定的な配当を実施。2026年3月期は1株当たり16.0円(普通配当15.5円+創立25周年記念配当0.5円)、2027年3月期は16.5円への増配を予定。2025年11月に取得価額総額1.5億円上限の自己株式取得を決議し、資本効率向上を推進。

最終更新: 2026年7月19日