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株式会社ピーバンドットコム

3559東証スタンダード卸売業

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株式会社ピーバンドットコム3559

プリント基板Eコマース事業(単一セグメント)

プリント基板ECを核に設計・製造・実装をワンストップ提供する単一事業会社

期間今期前期増減率
売上高(2026年3月期実績)2,311百万円2,180百万円
営業利益(2026年3月期実績)190百万円157百万円
経常利益(2026年3月期実績)187百万円159百万円
当期純利益(2026年3月期実績)106百万円112百万円
売上総利益率(2026年3月期実績)37.8%36.2%
営業利益率(2026年3月期実績)8.2%7.2%
自己資本比率(2026年3月期末)79.0%79.5%
1株当たり純資産(2026年3月期末)306.97円293.87円
営業CF(2026年3月期実績)190百万円144百万円
現金及び現金同等物期末残高(2026年3月期末)1,214百万円1,137百万円
売上高(2027年3月期予想)2,410百万円2,311百万円
営業利益(2027年3月期予想)191百万円190百万円

事業詳細

「P板.com」を主力とするプリント基板のEコマース事業を単一セグメントで展開。顧客はWebサイト上で仕様選択・設計図アップロードのみで発注可能な仕組みを構築し、国内外の提携仕入先(ファブレス)から最適工場を自動選定。設計・製造・部品実装のワンストップソリューションに加え、研究開発支援サービス「gene」、エンジニア向けプラットフォーム「GUGEN Hub」、AIハードウェア設計ツール等へ事業領域を拡張中。タイ向け「p-ban Thailand」開設によりASEAN展開も本格化。

直近の概況

売上高・営業利益は増収増益も、特別損失計上で純利益は前期比5.8%減

2026年3月期は売上高2,311百万円(前期比+6.0%)、営業利益190百万円(同+21.2%)と増収増益を達成。高付加価値サービス比率の上昇により売上総利益率は36.2%から37.8%に改善。一方、保有未上場株式の実質価額低下に伴う投資有価証券評価損29百万円を特別損失に計上し、関連繰延税金資産も資産計上しなかったため、当期純利益は106百万円(同△5.8%)にとどまった。2027年3月期はシステム基盤全面刷新・サプライチェーン改革への先行投資により販管費増加を見込み、営業利益は191百万円(ほぼ横ばい)を予想。

主要プロダクト

platform
P板.com

試作から小ロット量産まで対応するプリント基板のオンライン受発注プラットフォーム。「デリバリーゼロコース」(基板製造完了日当日納品)やリジッド基板「ノーマルコース」の基本納期短縮など短納期対応を強化。AIブロック図自動生成サービスや「1-Click見積」リニューアルにより顧客利便性を向上。

platform
GUGEN Hub

部品調達のオンライン化、在庫管理、実装サービス連携を一体化したプラットフォーム。顧客部品の一元管理と実装サービスの連携機能を開始。今後はUI/UX全面刷新、外部パートナーとの連携による部品検索・調達機能強化、在庫共有・注文機能拡充を予定。

service
gene(研究開発支援サービス)

R&D領域における開発支援サービス。ローム株式会社とのオンデバイスAI「Solist-AI™」関連エコシステム連携、TOPPANホールディングス株式会社との次世代センサー評価用モジュール開発など、大手企業との共創実績を積み上げている。

product
AIハードウェア設計ツール

GUGEN Hubとの連携により、自然言語入力を起点とした回路図・部品表作成の高度化を進める。AIガーバーチェックアシスト等の開発も並行して推進し、設計支援から試作・評価までを支える高付加価値サービスとして展開予定。

platform
p-ban Thailand

ASEAN市場展開の一環として開設したタイ向けプリント基板Eコマースサイト。海外事業推進室の新設と連動し、国内外の調達先・物流網との接点拡大を図る。

成長ドライバー

  • 半導体市況の持ち直しおよび研究開発投資の回復を背景とした試作・開発需要の拡大
  • 「デリバリーゼロコース」開始・ノーマルコース納期短縮・部品実装標準納期短縮による短納期対応強化と高付加価値サービス比率の上昇(売上総利益率37.8%、前期比+1.6pt)
  • カスタマーサクセス体制への移行と提案型インサイドセールスによる中堅・大手顧客比率の上昇とLTV向上
  • p-ban Thailand開設・海外事業推進室新設によるASEAN市場への本格展開
  • サプライチェーン改革(仕入先見直し・調達条件最適化・物流改善)による約100百万円規模の利益改善余地の実現
  • GUGEN Hub・gene・AIハードウェア設計ツール等の周辺サービス拡充によるクロスセルと継続利用型収益機会の拡大
  • ローム・TOPPANホールディングス等大手企業との共創実績を通じた次世代・先端領域への展開
  • 名古屋証券取引所メイン市場への重複上場を契機とした投資家層拡大と株式流動性向上

リスク

  • P板.comシステム基盤全面刷新(顧客画面・管理画面・注文フロー・社内システムのゼロ再構築)に伴う開発コスト増加および移行リスク
  • 海外展開推進・システム開発投資・人材採用等の先行投資による販売費及び一般管理費の増加(2026年3月期実績で前期比+8.1%)
  • 部材価格の高止まりや人件費上昇によるコスト圧力の継続
  • 為替変動・通商政策の影響(米国向け関税引き上げ等)によるサプライチェーンコストおよび需要への影響
  • 投資事業組合・未上場株式等の保有投資に係る評価損リスク(2026年3月期に投資有価証券評価損29百万円を計上)
  • 地政学的リスクの高まりによる海外調達・物流の不確実性
  • プリント基板市場における競合激化および国内小規模・中堅基板メーカーとの競争

最終更新: 2026年6月22日