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アレンザホールディングス株式会社

3546東証プライム小売業

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アレンザホールディングス株式会社3546

事業内容

アレンザホールディングスは、ホームセンター事業(ダイユーエイト・タイム・ホームセンターバロー)とペット専門店事業(アミーゴ)を中核とし、輸入卸売・リフォーム・農産物直売等の周辺事業も擁する小売グループの持株会社である。東北(福島県)・東海(愛知県等)・関西を主要地盤とし、2026年2月期末時点で303店舗を運営する。

親会社は株式会社バローホールディングスであり、2026年2月にはコーナン商事株式会社と資本業務提携契約を締結。主要顧客は一般消費者(DIY・園芸・ペット愛好家)および法人・職人層(プロサイト店舗経由)であり、地域密着型の生活インフラとしての役割を担っている。

ビジネスモデル

各子会社がホームセンターまたはペット専門店を運営し、商品販売(PB・NB)・EC・トリミング等サービスから収益を得る。グループ内ではアレンザ・ジャパンが輸入卸売を担い、仕入コスト低減に貢献。

PB商品の売上比率向上(目標20%)と適正価格政策による荒利率改善、デジタル販促へのシフトによる広告費削減、自動発注・物流センター活用による在庫・物流コスト最適化を通じて収益構造を強化している。

企業の強み

2024年9月にグループ内ペット事業を株式会社アミーゴに統合し、2026年2月期に10店舗を新規出店(アミーゴ5・ペットフォレスト2・ジョーカー3)。セグメント営業収益は前年同期比13.4%増の28,900百万円を達成。

「Challenge500」として2030年売上高500億円・ペットショップ日本一を目標に掲げ、ドミナント出店を継続している。

2026年2月にコーナン商事と資本業務提携契約を締結。両社売上高の単純合算でホームセンター業界最上位規模となり、PB商品の企画・開発・供給機能のコーナン商事への段階的統合、物流拠点の相互活用、共同購買によるコスト削減が見込まれる。

親会社バローHDとの既存連携と合わせ、グループ調達力の強化が進んでいる。

2026年2月期の連結営業利益は4,098百万円(前年同期比16.8%増)、経常利益は4,574百万円(同15.7%増)、当期純利益は2,544百万円(同21.8%増)と大幅改善。ダイユーエイトの営業利益は前年同期比180.2%増、タイムは同92.2%増と、販売費及び一般管理費の削減活動が奏功した。

売上高が前年同期比1.8%減の中での利益改善であり、収益構造改革の成果が表れている。

エンヴァリスの着眼点

2026年2月13日から3月30日にかけて実施されたコーナン商事による公開買付けに11,686,674株が応募し成立。買付価格は1株1,465円。

スクイーズアウト手続きを経て上場廃止となる予定であり、2027年2月期の業績予想・配当予想ともに非開示。既存株主にとっては実質的な投資終了局面であり、今後の業績モニタリングは非公開化後の情報開示に依存することになる。

2026年2月期の営業収益は150,601百万円(前期比1.8%減)と減収ながら、営業利益は4,098百万円(前期比16.8%増)、経常利益は4,574百万円(前期比15.7%増)と増益を達成。ただし中期目標「Challenge3000」の営業収益3,000億円・経常利益率5%に対し、現状は営業収益1,506億円・経常利益率3.0%にとどまり、目標達成には大幅な規模拡大が必要。

外部環境として消費者の節約志向・実質賃金の伸び悩みが客数減少(各セグメントで前期比2〜7%減)として継続しており、構造的な逆風が残る。

アミーゴセグメントは営業収益が前期比13.4%増と高成長を示す一方、セグメント利益は373百万円(前期比64.1%減)と大幅減益。新規出店に伴う一時費用・人件費上昇・キャッシュレス比率上昇によるコスト増が主因。

犬猫生体の販売頭数減少・単価下落も継続しており、出店拡大と採算性のバランスが非公開化後の経営課題となる。一方、営業CFは10,432百万円(前期7,172百万円)と大幅改善し、現金及び現金同等物期末残高は6,205百万円に増加、財務基盤は安定している。

成長戦略

Challenge3000達成に向けたMD改革・ペット拡大・コーナン商事との提携シナジー実現

PB商品売上比率20%実現と地域一番商品育成を重点課題とし、市場価格と乖離のない適正価格政策で不要な値下げを抑制。2026年2月期に売上総利益率の改善が数値として確認され、収益性向上に寄与している。

アミーゴ・ペットフォレスト・ジョーカーの3ブランドでドミナント出店を継続。2026年2月期に10店舗を新規出店し累計303店舗。セグメント営業収益は前期比13.4%増と高成長を維持するが、出店コストにより利益は圧迫されており採算性改善が次の課題。

過剰在庫削減・物量平準化・物流インフラ構築により物流センターの収益改善を図るとともに、全社的な業務効率化・改善活動で人時生産性を向上。2026年2月期の営業CF10,432百万円(前期7,172百万円)の大幅改善に貢献。

PBの企画・供給機能の段階的統合、ペット事業での協働(ノウハウ提供・テナント/共同出店)、物流拠点最適化・共同購買・基幹システム共同検討を推進。スクイーズアウト完了後にコーナン商事(約49.4%)・バローHD(約50.6%)の共同保有体制下で本格化する見込み。

ダイユーエイト・ホームセンターバロー各社でEC売上高が前期比伸長。新製品の早期導入・取扱品目拡充・即日発送対応(ダイユーエイト)、午前注文翌日配送対応商品拡充・法人需要対応(ホームセンターバロー)を推進し、デジタルチャネルでの収益基盤を強化。

最終更新: 2026年7月19日