薬機法等による規制リスク
医薬品販売業許可・薬局開設許可・保険薬局指定等の許可を受けて営業しており、法令改正による規制変化が収益に直結する。2014年の一般用医薬品インターネット販売解禁、2021年の販売時間規制撤廃など販売自由化が進展しており、異業種からの参入障壁が低下している。今後さらなる販売自由化が進んだ場合、競合激化により当社グループの収益に影響を与える可能性がある。
調剤報酬・薬価基準の改定
調剤売上は薬価基準(公定価格)と調剤報酬点数によって構成されており、いずれも健康保険法に基づく制度改定の影響を直接受ける。近年、各種医療制度改革が継続的に実施されており、今後も改定が予想される。改定内容によっては調剤部門の収益が大幅に変動し、当社グループ全体の業績に影響を及ぼす可能性がある。
資格者確保リスク
ドラッグストア・調剤薬局の運営には薬剤師・登録販売者等の有資格者の配置が法令上義務付けられており、資格者の採用・確保が事業継続の前提条件となっている。資格者が充分に確保できない場合、店舗運営に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。人材市場における有資格者の競争激化が背景にある。
個人情報漏洩リスク
ポイントカードシステムによる顧客情報、調剤業務に伴う患者情報、マイナンバーを含む従業員の特定個人情報を保有しており、プライバシーに関わる機微情報が多岐にわたる。コンピュータシステムのトラブルや犯罪行為による情報漏洩が発生した場合、顧客への損害賠償や社会的信用の毀損につながる。社内管理体制を整備して対応しているが、リスクを完全に排除することはできない。
システム障害・不正アクセス
売上管理・商品発注・勤怠管理・会計処理等の基幹業務を通信ネットワークおよびコンピュータシステムに依存しており、障害発生時は店舗運営・管理業務全般に支障をきたす。連結子会社の株式会社リージョナルマーケティングが提供する共通ポイントサービス・電子決済サービスにおいてもシステム障害や不正アクセスが発生した場合、サービス利用者の経済的損失および当社グループの信用低下につながる。信頼性の高い外部データセンターへの委託等で対応しているが、想定外の自然災害やサイバー攻撃のリスクは残存する。
有利子負債・金利上昇リスク
出店に際して設備投資資金の大部分を借入金で調達しており、2025年5月期末の総資産に対する有利子負債比率は37.3%に達している。主な調達先は地方銀行・都市銀行等の大手金融機関で取引関係は安定しているものの、今後の金利上昇局面では支払利息の増加を通じて業績に影響を及ぼす可能性がある。
商品調達・価格変動リスク
取扱商品の大半を卸業者および製造メーカーから仕入れており、原材料価格や燃料価格の上昇による仕入価格上昇が収益を圧迫するリスクがある。一部PB商品については海外取引先から調達しており、為替変動による仕入価格上昇も業績に影響を及ぼす可能性がある。コスト転嫁が困難な場合、利益率の低下につながる。
大規模災害・感染症リスク
地震・津波・水害・雪害等の自然災害や感染症の発生により、店舗の休業・商品供給の遅延・個人消費の落ち込みが生じ、業績に影響を及ぼす可能性がある。北海道を主要地盤とする当社グループは雪害リスクへの地理的な露出が高い。交通網の遮断に伴う商品供給の遅延も業績への影響要因となる。
インバウンド需要の減退
反日感情の高まり・国際経済の低迷・感染症の流行等の海外情勢変化や国内での大規模自然災害は、訪日外国人の減少を通じてインバウンド需要の減退につながる。ドラッグストアはインバウンド消費の主要購買先であり、需要減退は売上に直接影響する。当社グループとして特段の対応策は開示されていない。
固定資産の減損リスク
多店舗展開に伴い店舗等の固定資産を多数保有しており、収益性が低下した店舗については減損会計の適用により固定資産の減損処理が必要となる。減損損失の計上は当該期の業績を大幅に悪化させる可能性があり、特に競争激化や商圏人口の減少が見込まれる地域の店舗においてリスクが高まる。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月27日

