G-FACTORY株式会社 logo

G-FACTORY株式会社

3474東証グロース不動産業

G-FACTORY株式会社 logo
G-FACTORY株式会社3474

事業内容

G-FACTORY株式会社は、飲食店を中心とするサービス業への経営サポート事業と、「名代 宇奈とと」をはじめとする直営・ライセンス飲食店舗の運営を主軸とする。経営サポート事業では、出退店に伴う物件情報サポート(サブリース)・内装設備サポート(GFリース等)・まるごとサポートのほか、外国人材紹介、ASEAN海外進出支援、職人育成スクール「飲食塾」など多様なサービスを提供。

飲食事業では国内直営19店舗・レストラン業態23店舗・海外直営13店舗・ライセンス64店舗(2025年12月期末)を展開し、シンガポール・ベトナムへの海外展開も進める。主要顧客は年間出店数5店舗程度の中小飲食事業者。

ビジネスモデル

経営サポート事業では、サブリース(転貸借)やGFリースによる月次リース料がストック収益(2025年12月期ストック収益額2,522百万円、前期比6.8%増)として積み上がり、安定的な収益基盤を形成する。飲食事業では「名代 宇奈とと」のライセンス加盟金・ロイヤリティ・食材卸売がストック収益に寄与。

外国人材紹介サポートでは紹介手数料(フロー)と入社後支援(ストック)の二段階収益を獲得する。両事業の顧客基盤を相互活用するプラットフォーム型モデルを志向している。

企業の強み

経営サポート事業のストック収益額は2025年12月期に2,522百万円(前期比6.8%増)に達し、同セグメントの売上高営業利益率は15.1%を維持。出退店サポートの契約数増加により、リース料・サブリース賃料等の月次継続収益が着実に積み上がっている。

2021年9月に国内外合計100店舗を達成し、2025年12月期末時点でライセンス店舗は国内外合計64店舗(直営含む総店舗数119店舗)。シンガポール・ベトナムへの海外直営展開も進み、ブランドビジネスによる加盟金ストック収益の積み上げが進展している。

出退店支援・内装設備リース・海外進出パッケージ・外国人材紹介・職人育成スクール「飲食塾」・GF mobile・GF Estate・GF Cardなど、飲食事業者の経営課題を網羅するサービス群を自社グループ内で完結提供できる体制を構築している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の営業損失は40百万円と前年同四半期(55百万円)から改善したが、通期業績予想の営業利益66百万円を達成するには残3四半期で106百万円の営業利益を稼ぐ必要がある。過去5期で通期黒字を達成したのは2022期(215百万円)のみであり、季節性・構造的な下期偏重があるとしても、達成ハードルは依然高い。

全社費用(調整額)が1Q単独で146百万円と重く、この圧縮が通期黒字化の鍵を握る。

2026年12月期第1四半期末の自己資本比率は27.9%(前期末29.3%)と低下が続き、現金及び預金も前期末1,232百万円から1,100百万円へ132百万円減少した。有利子負債(1年内返済予定の長期借入金196百万円+長期借入金526百万円)の返済が続く中、営業損失が継続する状況は財務的な余裕を徐々に削っている。

金利上昇局面(外部要因)における支払利息の増加リスクにも留意が必要。

飲食事業は2026年12月期第1四半期に売上高825百万円・営業利益12百万円(前年同四半期比売上3.6%減・営業利益40.4%減)と、国内店舗の売上減少が響き収益性が悪化した。ベトナム・シンガポールの海外事業は改善傾向にあるものの、国内「名代 宇奈とと」業態・レストラン業態の店舗構成最適化は道半ば。

飲食事業の営業利益率1.4%は経営サポート事業(12.3%)と比較して著しく低く、連結収益の重石となっている。インバウンド需要拡大(外部要因)は外食需要を下支えしているが、人件費・原材料・エネルギーコスト上昇(外部要因)が収益改善を阻害している。

成長戦略

経営サポートのストック収益拡大・外国人材事業育成・飲食事業の構造改革と海外展開加速

取扱物件数の増加によりストック型収益が拡大する構造を強化。2026年12月期第1四半期において新規案件獲得が継続し、経営サポート事業売上高が前年同四半期比4.7%増と着実な成長を実現。CRM導入等の営業DX推進による営業プロセス効率化も並行して推進中。

特定技能制度を追い風に外国人材紹介サポートを新規収益源として育成。対象国をミャンマー・インドネシアへ拡充し事業規模を拡大する方針。2026年12月期第1四半期時点での具体的な数値開示はないが、経営サポート事業全体の成長に貢献している。

ベトナムにおける既存店舗の売上拡大により2026年12月期第1四半期に売上高・収益性が改善。海外進出サポートにおいてもベトナム案件が進捗しており、飲食店の海外展開支援と自社飲食事業の海外展開を連動させる戦略を推進中。

「名代 宇奈とと」業態・レストラン業態において店舗運営体制の見直しと店舗構成の最適化を推進。2026年12月期第1四半期は国内売上が前年比減少したものの、客単価向上施策を継続。店舗閉鎖損失7百万円(前年同四半期13百万円)と整理コストは縮小傾向。

中長期的な成長と収益力向上を見据え、人的資本への投資とDX推進による業務効率化を進め事業基盤を強化。2026年12月期第1四半期の販売費及び一般管理費は前年同四半期比38百万円圧縮されており、コスト管理改善の効果が一部顕在化している。

最終更新: 2026年7月17日