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ピクスタ株式会社

3416・東証スタンダード・小売業

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ピクスタ株式会社3416

PIXTA事業

デジタル素材マーケットプレイスを運営するグループの主力収益基盤セグメント

期間今期前期増減率
売上高(2026年12月期中間期)868百万円1,023百万円(2025年12月期中間期)↓
セグメント利益(2026年12月期中間期)319百万円372百万円(2025年12月期中間期)↓
定額制売上高(2026年12月期中間期)585百万円645百万円相当(前年同期比9.3%減から逆算)↓
定額制月間購入者数累計(2026年12月期中間期)63,387人69,887人相当(前年同期比9.3%減)↓
単品月間購入者数累計(2026年12月期中間期)33,267人45,384人相当(前年同期比26.7%減)↓

事業詳細

写真・イラスト・動画・音楽等のデジタル素材をクラウドソーシング形式で国内外クリエイターから収集し、法人・個人向けにオンライン販売するマーケットプレイス「PIXTA」を運営。単品販売と定額制販売の2形態を展開し、広告制作会社・出版社・一般企業等の幅広い顧客層に対応。機械学習向けデータ販売サービスも手掛け、AI学習データ需要への対応も進める。2026年12月期中間期の売上高はグループ全体(外部顧客への売上高)の約72%を占める中核事業。

直近の概況

定額制・単品ともに購入者数が減少し、売上高は前年同期比15.1%減

当中間連結会計期間の売上高は868,449千円(前年同期比15.1%減)、セグメント利益は318,781千円(前年同期比14.4%減)。定額制の月間購入者数累計は63,387人(同9.3%減)、少量ダウンロードプランの利用ユーザー減少が影響。単品の月間購入者数累計は33,267人(同26.7%減)、ライトユーザーの離脱が影響した。

主要プロダクト

platform
PIXTA(デジタル素材マーケットプレイス)

国内外クリエイターから収集したデジタル素材を、単品販売・定額制販売の2形態でオンライン提供。広告制作会社・出版社・一般企業等が主要顧客。

product
定額制販売プラン

少量ダウンロードプランを含む複数プランを展開。当中間期は少量ダウンロードプラン利用ユーザーの減少等により購入者数が減少。

service
機械学習向けデータ販売サービス

画像生成AI等の技術革新を背景に、機械学習向けデータ販売の需要拡大への対応を進める。

成長ドライバー

  • インターネット広告市場の継続的拡大に伴うデジタル素材需要の増加
  • AI活用による検索体験向上とユーザビリティ改善による購入者獲得強化
  • 機械学習・AI学習データ需要の高まりを背景とした学習データ提供サービスの拡大
  • AI生成画像に代替されにくいクリエイティブコンテンツの拡充による差別化
  • 定額制販売の強化による安定的な収益基盤の維持・拡大

リスク

  • AI自動画像生成技術の進展によるデジタル素材需要の代替リスク
  • 少量ダウンロードプランユーザーやライトユーザーの離脱による購入者数の継続的減少
  • 定額制・単品ともに購入者数・売上高が減少しており、収益基盤の縮小が続くリスク(当中間期は前年同期比15.1%減)
  • 国内外の競合マーケットプレイスとの競争激化による価格・シェア圧迫
  • 為替変動リスク(海外クリエイターへの報酬支払い・海外売上に影響)

fotowa事業

家族・こども向け出張撮影プラットフォームを運営する成長投資セグメント

期間今期前期増減率
売上高(2026年12月期中間期)164百万円222百万円(2025年12月期中間期)↓
セグメント損失(2026年12月期中間期)△36百万円△43百万円(2025年12月期中間期)↑
累計撮影件数(2026年12月期中間期)5,783件10,441件(2025年12月期中間期)↓

事業詳細

「fotowa」は2016年2月開始の出張撮影プラットフォームで、ニューボーン撮影・七五三・お宮参り等のライフイベントにおいて、ユーザーがフォトグラファーを指定して予約できるサービス。PIXTAで培ったクリエイターネットワークとプラットフォーム運営ノウハウを活用。サービスリニューアルに伴う販売価格値上げの影響が2026年12月期中間期も継続し、撮影件数が大幅に減少する一方、広告費抑制によりセグメント損失は縮小した。

直近の概況

値上げで撮影件数44.6%減、売上26.2%減も広告費抑制で損失は縮小

2026年12月期中間期は、サービスリニューアルに伴う販売価格値上げの影響により累計撮影件数が5,783件(前年同期比44.6%減)となり、売上高は163百万円(前年同期比26.2%減)に減少した。一方、広告費の抑制等によりセグメント損失は36百万円(前年同期セグメント損失42百万円)と縮小し、収益性改善の兆しがみられる。通期業績予想(2026年2月13日公表)に変更はない。

主要プロダクト

platform
fotowa(フォトワ)

ニューボーン撮影、七五三、お宮参りなどライフイベントにおける出張撮影サービス。ユーザーがフォトグラファーを指定して予約でき、PIXTAの全国クリエイターネットワークを活用している。

成長ドライバー

  • ライフイベントの多様化・撮影需要の増加(七五三・お宮参り等)
  • SNS普及による写真共有ニーズの高まりと個人向け撮影サービス市場の拡大
  • 訪日外国人観光客の増加を背景とした体験型ビジュアルニーズの拡大
  • PIXTAで培ったクリエイターネットワーク(全国フォトグラファー基盤)の活用
  • 広告費抑制等によるコスト最適化を通じた損益改善

リスク

  • 販売価格値上げによる撮影件数の急減(2026年中間期前年同期比44.6%減)と需要回復の不確実性
  • セグメント損失が継続しており(2025年通期△81百万円、2026年中間期△36百万円)、収益化の見通しが不透明
  • 個人消費の回復力不足・物価上昇による消費者の撮影サービス支出抑制リスク
  • 競合他社(個人撮影サービス市場)との差別化・顧客獲得コスト上昇リスク
  • 広告費抑制による集客力低下が撮影件数のさらなる減少を招くリスク

その他

法人向け撮影事業とものづくり体験事業を担うグループの新興セグメント

期間今期前期増減率
売上高(2026年12月期中間期累計)170百万円62百万円(2025年12月期中間期累計)↑
セグメント損失(2026年12月期中間期累計)△112百万円△54百万円(2025年12月期中間期累計)↓

事業詳細

「その他」セグメントは、PIXTAオンデマンド・PIXTAカスタムを中心とした法人向け出張撮影事業と、YASUMI WORKSによるものづくり体験事業で構成される。PIXTAおよびfotowaの顧客基盤・クリエイター基盤を活用し、法人顧客のビジュアルニーズに対応するとともに、ものづくり体験事業は中期的な新成長ドライバーとして位置づけられている。2026年12月期第2四半期(中間期)累計は売上高170百万円を計上したが、セグメント損失112百万円と赤字が拡大している。

直近の概況

売上高は前年同期比約2.7倍に拡大したが、損失も倍増

2026年12月期中間期累計の売上高は170百万円となり、前年同期の62百万円から約2.7倍に拡大した。一方でセグメント損失は112百万円となり、前年同期の54百万円から損失幅が約2.1倍に拡大している。YASUMI WORKSの連結寄与などにより売上規模は拡大しているものの、新規事業の立ち上げコスト等が先行し、収益化には至っていない状況が続いている。

主要プロダクト

service
PIXTAオンデマンド

PIXTAの顧客基盤・クリエイター基盤を活用した法人向け出張撮影サービス。企業のビジュアルコンテンツ需要に対応する。

service
PIXTAカスタム

法人顧客の個別ニーズに応じたカスタムビジュアル素材の提供サービス。

service
YASUMI WORKS

ものづくり体験を提供する事業で、中期的な新成長ドライバーとして連結業績への寄与が期待される。

成長ドライバー

  • YASUMI WORKSの連結寄与による売上高拡大
  • 法人向け撮影事業におけるPIXTA顧客基盤・クリエイター基盤の活用による受注拡大
  • ものづくり体験事業の店舗数拡大・フランチャイズ展開・EC販売への展開
  • インターネット広告市場拡大に伴う法人のビジュアルコンテンツ需要増加

リスク

  • セグメント損失が拡大しており、収益化の見通しが不透明
  • YASUMI WORKSに係るのれんの減損リスク
  • 新規事業の立ち上げコストが先行し、損失幅がさらに拡大する可能性
  • ものづくり体験事業は実績が浅く、フランチャイズ展開等の成否が不確実
  • 法人向け撮影事業は競合他社との差別化が課題

最終更新: 2026年8月13日