ミーク株式会社
332A・東証グロース・情報通信業
ミーク株式会社
332A・東証グロース・情報通信業
事業内容
ミーク株式会社は、IoTサービス事業者およびDXを推進する企業向けにSaaS型IoTプラットフォーム『MEEQ』を提供する「IoT/DXプラットフォームサービス」と、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3キャリアに対応したMVNE事業者として多数のMVNO事業者にネットワーク・業務システム・業務支援を提供する「MVNEサービス」の2軸で事業を展開する。主要顧客はIoTサービス事業者、DX推進企業、および非通信事業者を含むMVNO事業者であり、モビリティ・スマートシティ・エネルギー・農林水産・小売・ヘルスケア等の幅広い業界に導入実績を持つ。
2025年3月に東京証券取引所グロース市場に上場した成長企業である。
ビジネスモデル
売上の大半は月次で継続的に計上するリカーリング収益であり、契約回線数の拡大が売上成長を直接牽引する。IoT/DXプラットフォームサービス(上り帯域中心)とMVNEサービス(下り帯域中心)を同時展開する「帯域シェアリング」により調達コストを抑制し、高水準の売上総利益率を実現。
2026年3月期の経常利益率は18.3%に達している。
企業の強み
NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3キャリアとL2接続を行うMVNE事業者は国内で限定的であり、独自料金体系の設定が可能。ネットワーク設備構築の技術力・通信事業の知見・顧客獲得力の3要素を要する高い参入障壁が、競合他社の模倣を困難にしている。
上り帯域主体のIoT/DXプラットフォームサービスと下り帯域主体のMVNEサービスを同時展開することでトラフィックの偏りを吸収し、帯域の空きを有効活用する「帯域シェアリング」を実現。これにより追加帯域確保コストを抑制しつつ、2026年3月期経常利益率18.3%という高収益構造を維持している。
2026年3月期末の契約回線数(短期LTを除く)は71万回線を超え、前期末比約4.2万回線増加。売上の大半がリカーリング収益であるため収益の予測可能性が高く、2026年3月期の売上高7,150百万円・営業利益1,296百万円を安定的に計上した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
個別ベースの比較可能な直近2期では、売上高が5,974百万円(2025年3月期)→7,150百万円(2026年3月期、前期比+19.7%)、営業利益が930百万円→1,297百万円(同+39.6%)、当期純利益が634百万円→880百万円(同+39.0%)と利益成長が売上成長を大幅に上回った。連結ベースでは売上高7,150百万円・営業利益1,296百万円・経常利益1,305百万円・親会社株主帰属当期純利益879百万円。
売上高営業利益率は18.1%に達した。外部要因として地政学的リスクやサプライチェーン変動による不確実性が継続する中、IoT/DXプラットフォームサービスのカメラ向け大容量プラン獲得好調とMVNEサービスの既存顧客リカーリング収益積み上がりが業績を牽引した。
2027年3月期会社予想は売上高7,700百万円(前期比+7.7%)・営業利益1,430百万円(同+10.3%)。
成長戦略
契約回線数拡大・帯域有効活用・IoT周辺領域拡充の3軸で持続成長を追求
モビリティ・スマートシティ・エネルギー・インフラ・農林水産業・小売業・ヘルスケア等の幅広い領域への導入拡大を推進。カメラ向け大容量プランの獲得が2026年3月期に好調に推移しており、高単価プランの積み上げによる収益性向上が期待される。
MVNO市場への非通信事業者参入増加を背景に、独自プラン設計・配送・キッティング等の事業立ち上げから運用まで幅広いサポートを提供し新規顧客を獲得する。前期に確立した顧客基盤が確実なリカーリング収益として積み上がっており、新規獲得の継続が収益拡大の鍵となる。
2026年3月期に新設したミークモバイル株式会社を連結範囲に加え、グループとしてのサービス提供体制を強化。モバイルIoT支援事業の周辺領域(MEEQデータプラットフォーム・MEEQ AI・MEEQグローバルSIM等)の拡充を通じて顧客単価向上と新規需要の取り込みを図る。
最終更新: 2026年7月19日

