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株式会社オープンハウスグループ

3288東証プライム不動産業

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株式会社オープンハウスグループ3288

事業内容

株式会社オープンハウスグループは1997年創業の独立系総合不動産会社。戸建関連事業を主軸に、マンション事業・収益不動産事業・プレサンスコーポレーション(投資用・ファミリーマンション)・アメリカ不動産事業等を展開する多角的ポートフォリオを持つ。

主要顧客は都心部で手の届く価格の住宅を求める共働き世帯・ファミリー層から、収益不動産・アメリカ不動産への投資を志向する事業法人・富裕層まで幅広い。2025年9月期の連結売上高は1,336,468百万円、子会社63社を含むグループ全体で東京・神奈川・愛知・福岡・大阪等の主要都市圏に73店舗の営業センターを展開している。

ビジネスモデル

戸建関連事業では、OHDが都心部の用地を仕入れ・建設し、OHが売買仲介を担う製販一体体制により、外部委託コストを抑制しながらリーズナブルな価格の住宅を安定供給する。収益不動産事業では小規模・短期回転型物件を取得・付加価値化して事業法人・富裕層に販売。

プレサンス社は近畿・東海圏で投資用・ファミリーマンションを開発販売。アメリカ不動産事業では富裕層の資産分散ニーズを取り込む。

各セグメントが相互に顧客・土地情報・建設機能を共有することでグループシナジーを創出する。

企業の強み

用地仕入(OHD)・建設(OHA)・仲介販売(OH)をグループ内で完結する製販一体体制を業界内で他に類をみない形で構築。OHA引渡棟数は子会社化以降2,134棟増加し4,307棟に達し、ホーク・ワンのOH仲介件数も1,700棟増加し1,725棟となるなど、M&Aを通じた規模拡大の実績が顕著。

2025年9月期の売上総利益率は前期比2.2ポイント改善の18.2%、営業利益率は1.7ポイント改善の10.9%。戸建関連事業の売上総利益率は在庫入替えの奏功により3.1ポイント改善し17.1%に達した。

収益不動産事業の営業利益も前期比31.4%増、その他セグメントも同41.0%増と全セグメントで収益性が向上した。

2025年9月期末の自己資本比率は38.1%(目標35.0%に対し3.1ポイント超過)、ネットD/Eレシオは0.6倍(目標1.0倍以下に対し0.4倍低位)、ROEは20.1%を確保。3カ年累計当期純利益の前提も当初2,500億円から3,055億円に上方修正するなど、財務目標を全て超過達成している。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期は売上高689,176百万円(前年同期比7.1%増)、営業利益84,398百万円(同14.4%増)、親会社株主帰属中間純利益57,017百万円(同22.4%増)と増益率が加速。通期業績予想も売上高1,485,000〜1,500,000百万円(前期比11.1〜12.2%増)、営業利益176,500〜180,000百万円(同20.9〜23.3%増)へ修正(2026年5月11日公表)。

マンション事業の大幅増収や収益不動産の高成長が全体を牽引しており、業績モメンタムは良好と判断される。

2026年9月期中間期の仕掛販売用不動産は691,986百万円(前期末比89,542百万円増)と急増し、棚卸資産増加による営業キャッシュ・フローは△87,926百万円。営業活動によるキャッシュ・フローは△37,155百万円(前年同期△5,289百万円)と悪化が顕著。

財務活動で63,327百万円の借入純増により資金を手当てしているが、金利上昇局面での支払利息増加(前年同期3,253百万円→当中間期4,796百万円)と相まって、財務コスト上昇と流動性リスクへの注視が必要である。

その他セグメント(主にアメリカ不動産)は売上高71,278百万円(前年同期比2.8%減)、営業利益8,175百万円(同8.7%減)と唯一の減収減益セグメント。外部要因として円高進行や米国不動産市況の変動が業績に影響する構造であり、国内富裕層の資産分散需要は高水準を維持しているものの、為替・金利・現地市況の変動が収益の不確実性を高めている。

グループ全体の成長戦略における同事業の位置づけと収益安定化策の進捗を引き続き注視する必要がある。

成長戦略

3カ年経営方針に基づくM&A・シナジー追求・アメリカ不動産で多角的成長を加速

都市部における戸建住宅需要を取り込むべく、製販一体体制を維持しながら多店舗展開を継続。メルディア社・永大ホールディングスの統合によりグループ販売エリアと商品ラインナップを拡充し、在庫入替えの奏功による売上総利益率改善も進行中。

2026年9月期中間期は売上高380,930百万円・営業利益43,118百万円を達成。

2025年4月の完全子会社化・上場廃止により親子上場を解消し、グループ一体経営を加速。オープンハウスグループの土地情報・資金調達力とプレサンスの販売力・ノウハウを融合させ、首都圏投資用マンション事業でのシナジーを追求。

2026年9月期中間期の営業利益は14,222百万円と前年同期比0.3%増を維持。

事業法人・富裕層向けの賃貸マンション・オフィスビル等への投資需要を背景に高成長を維持。小規模・短期回転型物件への集中による利益率改善とメルディアDC・MAI統合による事業領域拡大(分譲アパート・賃貸管理)を推進。

2026年9月期中間期は売上高113,358百万円(前年同期比18.2%増)・営業利益13,251百万円(同21.1%増)を達成。

日本の富裕層における円からドルへの資産分散ニーズを取り込み、Open House Realty & Investments, Inc.と国内関係会社の連携による販売・管理・金融サービスの一体提供体制を強化。2026年9月期中間期は売上高71,278百万円(前年同期比2.8%減)・営業利益8,175百万円(同8.7%減)と減収減益となり、為替・市況リスクへの対応が課題。

INNOVASおよびINNOVACIAへのブランド刷新による商品訴求力強化と、首都圏・名古屋圏・福岡圏での都心部マンション開発を推進。物件引渡しは第4四半期集中の季節性があるが、2026年9月期中間期は売上高26,048百万円(前年同期比331.4%増)・営業利益4,451百万円(前年同期は1,808百万円の営業損失)と大幅改善。

販売契約は順調に進捗し翌期以降のパイプラインを確保。

最終更新: 2026年7月17日