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株式会社グランディーズ

3261東証グロース不動産業

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株式会社グランディーズ3261

事業内容

株式会社グランディーズは、大分県発祥の住宅・不動産グループで、連結子会社2社(株式会社もりぞう、株式会社三愛ホーム)を含む3社体制で運営される。不動産販売事業では、地方中核都市・首都圏郊外の一次取得者層向け建売住宅(中心価格帯2,000万〜4,000万円)と、個人富裕層・法人向けの投資用マンション「レスコ」・投資用木造アパート「アテレーゼ」・簡易宿泊所を企画・開発・販売する。

建築請負事業では、子会社もりぞうが国産銘木「木曾ひのき」を使用した中高級注文住宅を関東甲信越エリア中心に展開。2025年1月には株式会社三愛ホームを子会社化し、関東圏(東京都・埼玉県)への事業基盤を拡大した。

ビジネスモデル

不動産販売事業では、用地仕入から企画・開発・販売までを一貫して手掛け、建売住宅の販売差益と投資用不動産の売却益を主な収益源とする。加えて、自社保有物件の積み上げによる賃貸収入の安定化も推進中。

建築請負事業では、顧客から注文住宅の設計・建築を受注し、完成引渡時に売上を計上する請負モデルを採用。両事業の組み合わせにより、実需層と富裕層・投資家層の双方を顧客基盤とする多層的な収益構造を持つ。

企業の強み

2025年12月期において、建売住宅部門の販売棟数・売上・利益はいずれも前年を上回り、売上高は1,655,442千円(前期比56.9%増)を達成。地方での競合撤退による競争環境の緩和と、商品力・価格競争力の維持が奏功した。

建築請負事業の受注高は1,355,457千円(前期比108.5%増)、受注残高は881,650千円(前期比136.3%増)と大幅に回復。法改正に伴う一時的な着工遅延が解消に向かう中、2026年12月期の売上計上への寄与が見込まれる先行指標として注目される。

2025年1月に株式会社三愛ホーム(埼玉県川越市)の全株式を取得し連結化。関東圏(東京都・埼玉県)への事業基盤を拡大し、2024年7月には「アテレーゼ」関東第1号物件(埼玉県行田市)も完成。地方中心から全国展開への布石を打った。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の売上高は596百万円(前年同期比25.5%減)にとどまり、通期予想3,600百万円に対する進捗率は16.6%と低水準。第2四半期累計予想1,500百万円(前年同期比3.5%増)の達成には、第2四半期単独で904百万円の売上計上が必要であり、不動産販売事業における物件引渡の集中が不可欠。

投資用不動産の大型案件依存という構造的課題が依然として業績変動の主因となっている。

九州四国エリアでは物価上昇による実需層の住宅取得マインド慎重化と販売競争激化が重なり、販売期間の長期化・成約件数の減少が続いている。外部要因として建築資材価格・労務費の高止まりによる住宅販売価格上昇も需要抑制に作用しており、地方都市での市況改善が見通せない中、不動産販売事業の収益回復には時間を要する可能性がある。

2026年12月期第1四半期末の現金及び預金は700百万円と前期末比308百万円減少した一方、長期借入金は1,761百万円と前期末比166百万円増加した。短期借入金は156百万円減少したものの、固定負債全体は176百万円増加しており、有利子負債の長期化が進んでいる。

自己資本比率は48.2%と健全水準を維持しているが、四半期純損失の計上と配当支払いが重なり純資産は77百万円減少しており、継続的な損失計上が財務基盤を徐々に侵食するリスクに留意が必要。

成長戦略

不動産販売安定化・投資用不動産自社保有拡大・もりぞう黒字定着の三本柱で「整える」フェーズを推進

三愛ホームを通じた関東圏(東京都・埼玉県)での建売住宅・投資用不動産販売を拡大し、九州四国エリアの市況悪化リスクを地理的分散で緩和する。2026年12月期第1四半期に埼玉県の投資用木造アパート(関東エリア1号物件)の販売を実現しており、実績の積み上げ段階にある。

2026年12月期第1四半期にセグメント黒字転換(利益0.4百万円)を達成。営繕・リフォーム受注への注力とコストカット施策を継続し、受注残高882百万円(前期末比136.3%増)を通期売上に着実に転換することで、建築請負事業の安定収益化を図る。

販売用不動産残高は2026年12月期第1四半期末に3,052百万円(前期末比298百万円増)と積み上がっており、自社保有物件からの賃貸料収入(リース取引基準に基づく)を収益源として多様化する方針。大型案件の引渡時期集中による業績変動を平準化する効果が期待される。

最終更新: 2026年7月17日