中古品仕入の安定確保
当社は中古品を中心に販売しており、一般顧客からの現金買取が主な仕入手段であるため、景気動向の変化・競合買取業者の増加・顧客マインドの変化により、質・量ともに安定的な中古品の確保が困難となる可能性がある。中古品は新品と異なり仕入量の調節が難しい性格を有しており、買取センターの設置や宅配買取の実施により仕入チャネルの多様化を図っているが、仕入環境の悪化は売上・利益に直接影響する。
競合激化による業績影響
中古品業界ではカメラ・時計・筆記具等の当社取扱商品においても新規参入が目立ち、インターネットを介した売買の普及により買取競争が激化している。競合増加により人気商品の確保困難・買取価格相場の変動が生じるほか、新品販売においてもディスカウントストアとの価格競争激化により販売価格の低下が懸念される。
商品価値下落・在庫評価損
取扱商品(カメラ・時計・筆記具)は流行の変化による経済的陳腐化や為替相場の変動により短期間で価値が下落するリスクがある。牽引役となる人気商品・ヒット商品の有無によって販売動向が大きく左右されるため、予測需要が実現しない場合には滞留在庫の評価減による損失が発生し、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性がある。
有利子負債への依存と金利リスク
当社は在庫取得資金を主に金融機関からの借入金で調達しており、当事業年度末時点で総資産18,096百万円に対して有利子負債4,617百万円(総資産比25.5%)を抱えている。中古品仕入は現金仕入であるため借入依存度が高く、今後の金融情勢の変化により金利水準が上昇した場合、支払利息の増加により業績に影響を及ぼす可能性がある。
個人情報漏洩リスク
古物営業法の規制により買取時に顧客の個人情報を取得・記録するほか、クレジットカード情報等も管理しており、情報漏洩が発生した場合には社会的信用の失墜と事後対応による多額の経費発生が懸念される。プライバシーマーク(JIPDEC認定)の取得や社内規程整備・セキュリティ強化等の対策を講じているが、漏洩リスクを完全に排除することはできない。
情報セキュリティ・システム障害
ECサイトを主要販売チャネルとする当社において、サイバー攻撃(ランサムウェア等)・通信障害・システム障害によるECサイト停止や受注・出荷業務の遅延、重要データの消失・漏洩が発生した場合、社会的信用の低下と事業活動の停滞により財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。複数データセンターへのサーバー分散配置やネットワーク監視体制の強化等の対策を実施しているが、高度化するサイバー攻撃への対応は継続的な課題である。
営業拠点の新宿集中リスク
当社の営業店舗は新宿に集中しており、EC販売の統括部署も新宿の本社営業部事務所に置かれているため、大規模災害発生時にすべての拠点が同時に被害を受け、業務再開が困難となる可能性がある。事業継続計画(BCP)の観点から、拠点集中は重大なオペレーショナルリスクとなっている。
古物営業法上の規制リスク
当社の取扱商品は古物営業法上の「古物」に該当し、公安委員会の許可・本人確認・古物台帳管理等の規制を受けており、法令違反が発生した場合には許可の取消しや営業停止命令が下される可能性がある。また、盗品買取が発覚した場合は1年以内に被害者へ無償返還する義務があり、大量の盗品買取が生じた場合には多額の仕入ロスが発生するリスクがある。古物台帳のPOSデータ連動等の管理体制を整備しているが、不正事件の発生リスクは排除できない。
コンプライアンス違反リスク
古物営業法・個人情報保護法・特定商取引法等の関連法令に加え、役職員による不適切な言動・不正行為等のコンプライアンス上の問題が発生した場合、社会的信用の低下・ブランド価値の毀損により財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。特定個人への権限集中の是正・役員向けハラスメント研修・執行体制の見直し等ガバナンス体制の抜本的強化に取り組んでいるが、リスクの完全排除は困難である。
人材確保・育成リスク
中古品の真贋判定や専門的な商品知識を要する当社ビジネスにおいて、優秀な人材の確保・育成は継続的成長の重要要素であるが、計画通りの人材確保ができない場合や重要人材の社外流出が生じた場合には、事業活動及び業績に影響を与える可能性がある。コピー商品・不良品の買取防止には専門知識と経験を持つ人材が不可欠であり、人材リスクは品質管理リスクとも連動している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

