事業内容
株式会社ミサワは「肩の力を抜いた自分らしい暮らしの提案」をコンセプトに、「unico」および「unico loom」ブランドで家具・ファブリック・インテリア・雑貨を企画・販売する企業。商品の企画開発はほぼ全て自社で行い、国内外の協力工場へ製造を委託するSPA(製造小売)型モデルを採用。
全国49店舗の直営店とオンラインショップを通じて販売し、主なターゲットは20代中盤〜40代の感性・個性を重視する消費者層。2024年9月にfood事業から撤退し、現在はunico事業に経営資源を集中している。
1998年のunicoブランド誕生以来、北海道から九州まで全国主要都市に展開している。
ビジネスモデル
商品企画を自社で完結させ、国内外の協力工場に製造委託することで中間マージンを排除。全国49店舗の直営店とオンラインショップで直接消費者に販売することで、ブランド価値と価格コントロールを維持する。
仕入高は6,517百万円(2025年1月期)で、売上高12,606百万円に対する粗利構造を確保。配送コスト・賃料コストの上昇が収益圧迫要因となる一方、商品構成の高付加価値化と在庫適正化により営業利益率の改善を図っている。
企業の強み
家具・ファブリック等のほぼ全商品を自社で企画開発し、「unico」「unico loom」の2ブランドを展開。DEMI、HILMA、EPET、KEPPIなど毎期新シリーズを投入し、ブランドイメージの一貫性を維持しながら商品ラインナップを継続的に拡充している。
北海道から九州まで全国7地区に49店舗を展開。LUMINE・ルクア・アミュプラザ等の集客力の高い商業施設への出店を中心とし、unicoなんばの増床リニューアルやunico岡山の移転リニューアルなど高グロス既存店の強化も継続的に実施している。
2025年1月期の営業利益は325百万円(前年同期比401.0%増)、営業利益率2.6%を達成。中期経営計画の目標値(営業利益201百万円、営業利益率1.5%)を大幅に上回り、収益改善の実効性を示した。当期純利益も187百万円(前年同期比1,427.2%増)と急回復した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は11,626百万円(2022期)→12,752百万円(2027期予想)と緩やかな回復基調。営業利益は2022期1,005百万円をピークに急落し、2024期65百万円まで落ち込んだ後、2025期326百万円・2026期236百万円と回復途上にある。
最新の2027年1月期第1四半期累計(2026年2月〜4月)は売上高3,061百万円(前年同期比+2.5%)と増収を確保したが、販管費の前年同期比+6.0%増(1,556百万円)が粗利を上回り営業損失24百万円に転落。外部要因として為替差損15百万円も経常損失38百万円の拡大に寄与。
EC売上は前年同期比+15.7%と好調だが、賃料・人件費・物流費の構造的上昇と新基幹システム導入費用が収益を圧迫している。
成長戦略
EC・デジタル強化・業務効率化・選択と集中による収益構造改革
SNS動画コンテンツ拡充によるブランド・商品訴求を強化し、EC売上を拡大。2027年1月期第1四半期累計のEC売上は637百万円(前年同期比+15.7%)と成長が加速しており、固定費依存度の低減に寄与。
デジタル戦略の機能的・迅速な実施と通常業務の生産性向上を目的として2027年1月期期首に新基幹システムを導入済み。短期的には導入費用が販管費を押し上げているが、中長期的なコスト削減効果が期待される。
費用対効果の最大化を目的にunico静岡店・unico川崎店を閉店。店舗固定費の削減により収益構造の改善を図る。閉店後の店舗売上への影響は第1四半期累計で店舗売上2,423百万円(前年同期比微減)として現れている。
ALKU・DWELIなど新シリーズを投入し、ファブリック・雑貨等の構成比率向上による客単価・売上拡大を狙う。商品在庫は前事業年度末比+115百万円増加しており、新商品投入に向けた仕込みが進んでいる。
2026年6月8日に取締役4名・従業員20名を対象に普通株式50,300株(1株652円、総額約33百万円)を処分。中長期的な企業価値向上に向けた人材定着・動機付けを図る。
最終更新: 2026年7月17日

