主要仕入先への依存リスク
主力製品であるデュポン™タイベック®製化学防護服は、旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社からの調達に依存しており、長期納入契約は締結されていない。同社との取引条件変更や継続供給の支障が生じた場合、業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。対応として、国内外の調達網の再構築に取り組んでいる。
特需による業績変動リスク
新型コロナウイルス感染症、豚熱(CSF)、鳥インフルエンザ、アスベスト問題等の環境・安全問題の発生時に特定事業年度の売上・利益が急増し、翌年度に反動減が生じるリスクがある。防護服・環境資機材事業の業績が特需に左右されやすい構造となっている。個人防護具とノウハウ提案を組み合わせた独自のソリューションビジネスの深化により、安定的な収益基盤の構築を目指している。
製造物責任リスク
製品・商品の欠陥による製造物責任訴訟に備えて製造物責任保険に加入しているが、同保険は無制限に賠償負担を担保するものではない。多額の賠償負担金の支払いが発生した場合、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。保険でカバーしきれないリスクが残存している点に留意が必要である。
品質管理・規制適合リスク
ISO9001に準拠した品質マネジメントシステムを構築しているが、予期せぬ要因により日本産業規格や厚生労働省国家検定規格への不適合が生じた場合、回収費用・クレーム対応費用・補修費用等の追加コストが発生する。また法規制の改正により製品が規制に適合しなくなるリスクや、業績悪化に伴うレピュテーションリスクも存在する。
ライフマテリアル事業の需要縮小
機能性建材事業では洋風化による消費者の畳離れにより、たたみ資材の需要が縮小傾向にある。アパレル事業においても、新型コロナウイルス感染症の影響や取引先の生産拠点の海外移転等により国内マーケットが縮小傾向にある。新製品「ReFace®」の投入や安全衣料分野への転換を進めているが、取り組みが不十分な場合は減収による業績悪化が見込まれる。
資源価格・為替変動リスク
商材の一部に石油等の天然資源が使用されており、また生産を海外に依存していることから、ロシア・ウクライナ情勢や各国の金利・物価変動を要因とした資源価格の高騰や円安の進行が仕入価格・物流費用の上昇につながる。こうした市場環境の変動は当社の業績に直接影響を及ぼす可能性がある。
中国カントリーリスク
防護服・環境資機材事業の外注加工委託先、機能性建材事業の中国産畳表仕入先など、各事業において中国への依存度が高い。政情不安、反日感情の高まり、経済環境の悪化、当局の都市開発政策による立退き命令、人件費高騰、ロックダウン等の不測の事態が発生した場合、仕入価格・仕入体制への影響に加え、中国子会社の運営にも支障をきたす可能性がある。
固定資産の減損リスク
固定資産の減損に係る会計基準を適用しており、特定事業の業績悪化により回収可能価額が帳簿価額を下回った場合、減損損失の認識が必要となる。現時点では遊休資産以外において具体的な減損損失認識の事実はないが、将来的な業績悪化局面では財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性がある。
災害・感染症による事業中断
地震・火災・テロ攻撃等の災害や従業員への感染症拡大が発生した場合、生産の一時停止、営業活動の自粛、商品・製品の一時出荷停止等により財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。対応として事業継続計画(BCP)を策定し、緊急時の情報収集体制の確立と従業員の安全確保に向けた体制整備を進めている。
海外サプライチェーン寸断リスク
政治経済情勢の悪化、政変、治安悪化、テロ・戦争の発生、感染症のまん延等により、海外のサプライチェーン網が寸断され、商品や原材料の十分な調達が困難となるリスクがある。特に防護服・環境資機材事業において海外調達への依存が高く、供給不足が業績に直接影響する。国内外の調達網の再構築を通じて不測の事態への対応体制の構築に努めている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月23日

