東洋紡株式会社 logo

東洋紡株式会社

3101東証プライム化学

東洋紡株式会社 logo
東洋紡株式会社3101

フィルム

東洋紡の重点拡大事業。包装用・工業用フィルムを製造・販売する中核セグメント。

期間今期前期増減率
売上高175,169百万円(2026年3月期)166,842百万円(2025年3月期)
営業利益16,638百万円(2026年3月期)6,920百万円(2025年3月期)
セグメント資産217,790百万円(2026年3月期)206,034百万円(2025年3月期)
減価償却費10,616百万円(2026年3月期)9,728百万円(2025年3月期)
有形固定資産及び無形固定資産の増加額10,055百万円(2026年3月期)18,582百万円(2025年3月期)

事業詳細

包装用フィルム(食品包装等)と工業用フィルム(液晶偏光子保護フィルム「コスモシャインSRF」、セラミックコンデンサ用離型フィルム等)の製造・販売を行う。2026年3月期は工業用フィルムがAIサーバー向け・液晶向けを中心に堅調に拡大し、包装用フィルムも新設備の生産性改善により収益が改善。売上高・営業利益ともに大幅増となり、グループ全体の利益回復を牽引した。

直近の概況

工業用フィルム好調と包装用フィルム収益改善により、営業利益が前期比140.4%増の大幅増益。

2026年3月期のフィルムセグメントは、売上高175,169百万円(前期比8,327百万円・5.0%増)、営業利益16,638百万円(前期比9,718百万円・140.4%増)と大幅増益を達成。セラミックコンデンサ用離型フィルムはAIサーバー向けを中心に販売が順調に拡大し、液晶偏光子保護フィルム「コスモシャインSRF」も強い需要に支えられ堅調推移。包装用フィルムは荷動き低調ながら新設備の生産性改善により収益が改善した。設備投資額(有形・無形固定資産増加額)は10,055百万円と前期の18,582百万円から大幅に減少しており、大型投資フェーズから収益刈り取りフェーズへの移行が示唆される。

主要プロダクト

product
液晶偏光子保護フィルム「コスモシャインSRF」

液晶パネルの偏光子保護に使用される高機能フィルム。2026年3月期も強い需要に支えられ引き続き堅調に推移し、工業用フィルム事業の収益を支える主力製品の一つ。

product
セラミックコンデンサ用離型フィルム

積層セラミックコンデンサ(MLCC)製造工程で使用される離型フィルム。AIサーバー向け需要を中心に2026年3月期も販売が順調に拡大し、工業用フィルム事業の成長を牽引。

product
包装用フィルム

食品包装を主用途とする包装用フィルム。食品価格高騰を背景とした消費者の節約志向の定着により荷動きは全般的に低調に推移したものの、新設備の生産性改善を進めた結果、2026年3月期は収益が改善した。

成長ドライバー

  • セラミックコンデンサ用離型フィルムのAIサーバー向け需要拡大
  • 液晶偏光子保護フィルム「コスモシャインSRF」の継続的な強需要
  • 包装用フィルム事業における新設備の生産性改善による収益性向上
  • 前期までの積極的な設備投資(2025年3月期:18,582百万円)による生産能力増強効果の顕在化

リスク

  • 食品価格高騰による消費者の節約志向定着に伴う包装用フィルムの荷動き悪化継続リスク
  • セラミックコンデンサ用離型フィルムの需要拡大ペースが想定を下回るリスク(AIサーバー投資サイクルの変動)
  • 中東情勢緊迫化に伴う石油・ナフサ由来の原材料等の供給停滞や価格高騰によるコスト圧迫リスク
  • 中国市場の景気停滞長期化による工業用フィルム需要への波及リスク
  • 米国の相互関税政策の影響による輸出・グローバルサプライチェーンへの悪影響リスク

最終更新: 2026年6月23日