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株式会社物語コーポレーション

3097・東証プライム・小売業

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株式会社物語コーポレーション3097

事業内容

当社グループは愛知県豊橋市を発祥地とし、『焼肉きんぐ』『丸源ラーメン』『寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵』等15ブランドを展開する外食企業である。国内では郊外型大型店を中心にファミリー層・シニア層を主要顧客とし、直営548店・FC260店の808店舗を運営。

海外では中国・香港・台湾・インドネシア・タイ・フィリピン・米国等に直営73店・FC等38店の計111店舗を展開し、国内外合計919店舗のグループを形成している。

ビジネスモデル

直営店では郊外型大型店舗で食べ放題・専門店業態を展開し、来店客への飲食提供により売上を獲得する。加えてフランチャイズ事業では加盟企業に商標・ノウハウの使用を許諾し、加盟金(1店目500万円等)、保証金、売上高に応じたロイヤルティ(3〜5%程度)、契約更新料を徴収する。

海外は現地法人による直営運営とエリアフランチャイズ契約によるロイヤルティ収入で構成される。

企業の強み

当連結会計年度、焼肉カテゴリー直営売上69,599百万円(前期比12.8%増)、ラーメン25,088百万円(同15.2%増)、ゆず庵25,609百万円(同23.8%増)と主要ブランドが揃って高成長。国内既存店売上高も直営前期比5.0%増、FC同3.3%増となり、既存店ベースでも成長を維持している。

当連結会計年度に海外59店舗(直営42店、FC等17店)を新規出店し、海外カテゴリー売上高は14,230百万円(前期比202.1%増)に達した。米国SHOGUNグループの株式取得や現地法人(台湾・タイ・シンガポール等)の相次ぐ設立など、自社のM&A・新規進出実行力により海外111店舗体制を構築した。

当連結会計年度末の自己資本比率は54.1%と高水準を維持し、営業活動によるキャッシュ・フローは16,033百万円(前期11,839百万円)に増加した。この資金力を背景に有形固定資産取得支出10,039百万円を伴う積極出店を継続しつつ財務健全性を保持している。

エンヴァリスの着眼点

FY26の売上・営業利益とも前期からさらに増収増益率が加速(売上+22.4%、営業利益+31.4%)した一方、会社公表のFY27予想は売上+14.1%、営業利益+14.1%に対し親会社株主純利益は+0.1%と大幅減速を見込む。のれん償却開始(152百万円)や海外事業の投資負担増が利益成長の重石となる可能性があり、進捗のモニタリングが必要。

海外カテゴリー売上高は前期比202.1%増と急伸したが、直営42店・FC等17店の新規出店に伴う投資負担が先行しており、有形固定資産取得支出10,039百万円のうち海外分の投資回収状況は開示が限定的。フィリピン・タイ・米国等への新規進出が続く中、単店あたりの収益性・投資回収期間の見極めが投資判断上の重要ポイントとなる。

外食業界では原材料費・人件費上昇が続く厳しい経営環境が継続する中、都市型価格の導入等の価格改定、新型特急レーン・配膳ロボット導入拡大による店舗DX投資が、営業利益率を7.4%から8.0%へ改善させる要因となった。ただし国際情勢の不確実性や為替変動等の外部環境リスクは今後も残存する。

成長戦略

「業態開発力×人財力」を軸に国内出店継続・新業態育成・海外拡大の全方位成長

シンガポール・台湾・タイ・フィリピンへ新規進出、米国HIBACHI STEAK HOUSEをグループ化。海外カテゴリー売上高は前期比202.1%増の14,230百万円に達し、59店舗(直営42店、FC等17店)を新規出店した。

焼肉ファストカジュアル「焼きたてのかるび」、郊外カフェ「果実屋珈琲」(3号店出店)、うどん業態「肉讃岐 もっちりうどん源次郎」(1号店出店)等、主力ブランドに続く収益の柱を育成中。

新型特急レーンの開発、配膳ロボットの導入台数拡大等を継続実施。人件費上昇環境下での運営効率化と収益性改善に寄与している。

都市型価格の導入等の価格改定を実施し、原材料・人件費上昇分の吸収と営業利益率改善(7.4%→8.0%)に貢献した。

最終更新: 2026年9月25日