事業内容
スターシーズ株式会社は、カジュアルウェア「METHOD」、和テイスト「流儀圧搾」、高価格帯メンズ「TORNADO MART」「HIGH STREET」等の複数ブランドを全国のショッピングセンター・百貨店・ファッションビルで展開する衣料品・雑貨チェーン企業。連結子会社にエスニックカジュアルの「チチカカ」(33店舗)、SNSライブコマースによるアンティーク販売の「MF6」、ビルメンテナンスの「ミヤマ」を擁する。
主要顧客はカジュアル・エスニック・メンズファッション愛好者で、郊外SC・都心ファッションビル双方をカバーする。2025年2月期末時点でセレクト事業16店舗、ブランド事業23店舗、チチカカ33店舗を運営。
東京証券取引所スタンダード市場上場。
ビジネスモデル
商社・メーカーからの仕入および自社企画・製造した衣料品・雑貨を、全国の直営店舗とECで販売する垂直統合型モデルが基本。これに加え、子会社MF6がSNSライブコマースでアンティーク商材を販売するデジタルチャネルを展開。
売上総利益率は2025年2月期に54.03%を確保しているが、販売費及び一般管理費が3,043百万円と高水準で、営業損失が継続している。ビルメンテナンス事業(売上高363百万円)は収益補完的な位置づけ。
企業の強み
2025年2月期の売上総利益率は54.03%(売上総利益2,761百万円)。値引き抑制策の徹底とオリジナル商品比率向上により、客数減少局面においても粗利率は改善傾向にある。衣料品小売業としては相対的に高い水準を維持している。
2025年1月に子会社化したMF6は、ヨーロッパ輸入アンティーク商材のSNSライブコマースにおいてフォロワー10万人超を獲得。ニッチ市場での熱烈なファン層を確立しており、デジタル販売チャネルの強化に貢献する新たな収益源として期待される。
2025年2月期末時点でセレクト事業16店舗、ブランド事業23店舗、チチカカ33店舗の計72店舗超を全国展開。関東が売上高の48.8%を占めるが、中部(18.2%)・近畿(14.2%)にも分散しており、地域リスクを分散した広域ネットワークを保有する。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は2023年2月期6,306百万円をピークに2期連続減収(2025年2月期5,110百万円)が続いたが、2026年2月期に系統用蓄電池・GPUサーバー等の新規事業寄与で10,382百万円と急回復し、営業利益も185百万円と初の黒字化を達成した。2027年2月期第1四半期(3〜5月)は売上高5,345百万円(前年同期1,282百万円比316.9%増)、営業利益53百万円と黒字を維持。
GPUサーバー等事業(4,483百万円)が売上の大半を占め、外部要因としてAIコンピューティング需要の世界的拡大が強力な追い風となっている。通期予想は売上高30,000百万円・営業利益1,450百万円・当期純利益600百万円(前期比934.4%増)と大幅成長を見込む。
成長戦略
GPUサーバー等・系統用蓄電池の新規2事業拡大と衣料品事業の収益改善による3軸成長
大型AIインフラ案件の受注・納品を継続推進しつつ、AIサーバー・液冷システム・AIインフラを一体提供するE2Eソリューション企業への転換を目指す。2026年3月に液冷AIデータセンターソリューションの戦略的協業覚書を締結、同5月に国内EMS企業との連携によるAIサーバー国内生産体制構築を本格化。
系統用蓄電所の開発案件を販売用不動産として取得・売却するフロー型モデルを継続。第1四半期に大分県杵築市蓄電所の引渡し完了、鹿児島県曽於市・長野県長野市の売却契約締結済み。三重県伊勢市・愛知県知多郡の案件は2027年1月運転開始予定。
PB商品比率引上げ・コラボレーション企画(ちびまる子ちゃん等)・新レーベル「TØRUNE」展開・機能性素材商品強化等により粗利益率改善を図る。第1四半期は6店舗出店し65店舗体制。セグメント損失47百万円が継続しており、不採算店舗見直しと在庫効率改善が課題。
2025年6月移行の持株会社体制のもと月次予算実績管理・資金繰り管理を徹底。2026年6月に第三者割当による第8〜10回新株予約権(払込29百万円)を発行し未行使残120,000個(12,000,000株)を確保。営業キャッシュ・フローのマイナス解消が継続課題。
最終更新: 2026年7月17日

