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DCMホールディングス株式会社

3050東証プライム小売業

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DCMホールディングス株式会社3050

事業内容

DCMホールディングスは、ホームセンター事業を中核とする持株会社。傘下のDCM㈱が全国843店舗(2025年2月期末)を運営し、園芸・DIY・日用消耗品・家電等の幅広い商品を提供する。

2021年に5社を統合してDCM㈱を設立、2024年1月にケーヨーを完全子会社化・同年9月に合併し規模を拡大した。EC専業のエクスプライス㈱(売上高65,789百万円)も傘下に持ち、リアルとオンラインの融合を推進。

「生活快適化総合企業」を2030年ビジョンに掲げ、DIYを核とした商品・サービス開発に取り組む。

ビジネスモデル

主収益源はホームセンター店舗での商品販売(2025年2月期ホームセンター事業売上高472,234百万円)。DCMブランド(PB商品)の売上構成比率向上により荒利益率を改善する戦略を採る。

EC子会社エクスプライス㈱のMAXZENブランドをグループ店舗で重点販売し、BOPIS(Buy Online Pick-up In Store)によるオムニチャネル化も推進。設備投資は営業キャッシュ・フロー内を基本とし、M&A資金は長期借入金・社債で調達する。

企業の強み

2021年の5社統合、2022年の店名統一、2024年のケーヨー完全子会社化・合併を経て843店舗体制を構築。ホームセンター事業セグメント資産591,316百万円を有し、全国規模の仕入交渉力・物流効率化によるスケールメリットを享受している。

DIY・園芸・ペット用品・SDGs関連を中心にPB商品開発を深化させ、2025年2月期において売上高構成比率を引き上げることに成功。原材料価格上昇・円安局面でも販促強化と商品構成見直しにより売上総利益は前期比114.0%に拡大した。

エクスプライス㈱の売上高は65,789百万円、営業利益839百万円。PBブランドMAXZENをグループ店舗へ導入拡大し、BOPIS戦略によりリアル店舗とオンラインを融合。2022年4月の完全子会社化以降、グループ内販路拡充が進んでいる。

エンヴァリスの着眼点

2027年2月期第1四半期は営業収益151,943百万円(前年同期比+9.8%)、営業利益11,373百万円(同+17.4%)と好調だが、中東情勢によるまとめ買い特需(紙関連・塗料・ごみ袋等)やエアコン2027年問題という外部要因が主な押し上げ要因。通期営業利益予想31,200百万円(前期比+0.6%)は1Q進捗率36.5%と高水準だが、会社側は予想を据え置いており、2Q以降の特需剥落リスクを織り込んでいるとみられる。

1Q四半期純利益6,558百万円(前年同期比+11.5%)に対し、四半期包括利益は△6,199百万円と大幅なマイナス。その他有価証券評価差額金が△12,904百万円と急減したことが主因で、純資産は前期末298,177百万円から285,725百万円へ縮小。

加えて自己株取得2,819百万円も純資産を圧迫しており、自己資本比率は44.4%→44.2%へ低下。保有有価証券の時価変動リスクが財務指標に与える影響に注目が必要。

1年内返済予定の長期借入金が前期末18,064百万円から80,136百万円へ急増し、流動負債合計は112,400百万円から174,769百万円へ拡大。一方、長期借入金は186,348百万円から118,584百万円へ減少しており、借入金の短期化が進んでいる。

現金及び預金は85,510百万円から63,080百万円へ減少しており、リファイナンスリスクと手元流動性の動向を引き続き注視すべき局面にある。

成長戦略

第4次中計で5戦略推進、リフォーム・DX・PBで収益構造を変革

「選ばれるDCMへの転換を加速する3年間」をテーマに、顧客・商品・店舗・リフォーム・DXの5戦略を推進。PBR意識した経営・人的資本経営強化・サステナビリティへの積極取り組みを並行して実施。

みなし取得日2025年12月31日でホームテック㈱を子会社化し、首都圏リフォーム事業を取り込み。2027年2月期第1四半期より業績に寄与開始。施工領域の補完によりホームセンター販売からリフォーム施工まで一貫サービスを実現。

環境配慮商品開発・節電節約商品の新規展開・販促強化により、円安・原材料高の逆風下でもPB売上構成比率を引き上げることに成功。荒利益率改善の主要ドライバーとして継続推進。

EC専業のエクスプライス㈱PB商品MAXZENをホームセンター店舗でも重点販売。エアコン2027年問題を追い風に家電需要を取り込み、1Q売上高15,887百万円・セグメント利益244百万円を計上。グループ内EC・リアル融合を深化。

第4次中計の5戦略の一つとしてDX戦略を位置づけ、BOPIS(Buy Online Pick-up In Store)等のデジタル・リアル融合施策を推進。販売費及び一般管理費の効率化と顧客利便性向上を同時に追求。

最終更新: 2026年7月17日