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株式会社ランディックス

2981東証グロース不動産業

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株式会社ランディックス2981

事業内容

株式会社ランディックスは、東京城南エリア(世田谷・目黒・大田・品川・渋谷・港)を主力事業エリアとし、アッパーマス層以上の富裕層顧客を対象とした不動産売買・仲介、注文住宅建築請負マッチング、収益用不動産の開発・販売を一気通貫で提供する総合不動産サービス企業。当社、株式会社グランデ、リンネ株式会社、株式会社LDXデザインクラウドの計4社で構成し、土地仕入れから販売・建築マッチング・アフターフォローまでのワンストップサービスを強みとする。

2026年3月期の連結売上高は23,528百万円と過去最高を更新した。

ビジネスモデル

主収益源は住宅用地の仕入れ・分譲による売買収入(不動産販売22,295百万円)と仲介手数料収入(1,076百万円)。1級建築士によるコンサルティングと建築業者マッチングを組み合わせたワンストップサービスにより顧客満足度を高め、リピート・紹介率約30%を維持。

収益用不動産のシリーズ販売や別荘開発(サードプレイス事業)を既存顧客へクロスセルすることで顧客単価の向上を図る。

企業の強み

2026年3月期においても富裕層顧客からの紹介・リピート率約30%を維持継続。住宅用地の仕入れから販売までの在庫保有期間は4.93ヶ月と良好な水準を保ち、安定した販売件数を確保している。

創業以来蓄積した富裕層顧客データと長期的なアライアンス関係が、競合他社が短期間で模倣困難な集客基盤を形成している。

土地探しから契約・銀行融資・建築プラン設計・竣工までを社内の1級建築士が一貫サポートする体制を構築。土地成約案件に占める建物請負紹介成約比率は75.6%(2026年3月期)に達し、他社が提供困難な高付加価値サービスが高い顧客満足と成約率を支えている。

2026年3月期のグループ社員1人あたり売上高は226,231千円(前期比25.0%増)、1人あたり営業利益は28,861千円(前期比43.1%増)。売上原価の伸び(+13.8%)を売上高の伸び(+16.1%)が上回り、売上総利益は前期比24.3%増の5,441,939千円を達成。

高額物件の取り扱い増加が利益水準の向上に寄与している。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期末の棚卸資産は14,685百万円(前期比+2,487百万円)、短期借入金は8,807百万円(同+2,051百万円)、長期借入金(1年内返済含む)は5,144百万円に達する。自己資本比率39.1%と前期比0.8ポイント改善したものの、有利子負債依存度は高く、支払利息は222百万円(前期比+77百万円)と増加傾向にある。

金利上昇局面での調達コスト上昇と在庫長期化リスクは引き続き注視が必要。

2027年3月期会社予想は売上高28,500百万円(+21.1%)と高成長を維持する一方、営業利益3,230百万円(+7.6%)、経常利益2,900百万円(+4.3%)、当期純利益1,885百万円(+1.9%)と利益の伸びが売上を大幅に下回る。営業利益率は11.3%へ低下する見通しであり、販管費増加(人材採用・育成強化)や支払利息増加が利益率を圧迫するとみられる。

増収の質と利益率の持続性が評価の焦点となる。

外部要因として、東京の不動産投資額は2025年通年で前年比13%増と高水準を維持し、富裕層の購買意欲は底堅い。一方、住宅着工件数は改正建築物省エネ法施行前の駆け込み着工の反動で第1四半期に前年同期比25.5%減と大幅減少するなど、規制変更の影響を受けやすい。

事業・地域ともに東京富裕層不動産に高度集中しており、市況悪化・金利急騰・規制強化が発生した場合の業績下振れリスクは相応に大きい。

成長戦略

富裕層顧客基盤を軸に、人材育成・自社メディア強化・エリア拡大で東京不動産トッププレイヤーを目指す

営業社員の教育、特に若手人材の早期戦力化に向けた育成プログラムを強化し、販売組織の拡充と生産性向上を図る。2027年3月期予想の売上高28,500百万円達成に向けた主要施策と位置付けられている。

自社ホームページ・メディアの成長による集客力向上を継続推進。紹介・リピート率約30%の維持と組み合わせることで、広告費を抑制しながら安定した販売件数を確保する。2026年3月期においても有効に機能し、過去最高業績に貢献した。

sumuzu事業において大型住宅用地および収益用不動産の販売を積極化し、1件当たり売上単価の引き上げを図る。2026年3月期においてこの施策が前期比売上高+16.2%・セグメント利益+31.2%の主要因となっており、2027年3月期も継続する方針。

「累進配当」を基本方針とし、2026年3月期年間配当47円(前期78円から株式分割調整後実質増配)、2027年3月期予想56円へ増配予定。配当性向14.4%と低水準を維持しながら絶対額を増加させる方針。

最終更新: 2026年7月19日