為替レート変動リスク
米国のマルチャン,INC.及びメキシコのマルチャン デ メヒコ,S.A. de C.V.は連結売上高に占める割合が10%を超える重要な連結子会社であり、為替レートの急激な変動は経営成績等に直接影響を与える。輸出入取引では為替予約等によりリスクヘッジを実施しているが、予測を超えた急激な変動には対応しきれない可能性がある。また、在外子会社の資産・負債・収益・費用の円換算においても期初想定レートとの乖離が業績に影響する。
原材料・販売価格変動リスク
小麦粉等の主要原材料価格や水産物の市場価格は漁獲量・収穫高等により変動し、製造コストおよび販売価格に直接影響を与える。原材料価格や動力費上昇を補うための価格改定は販売数量の減少を招く可能性があり、値引リベートや特売費等の販売促進費増加も収益を圧迫する。世界的なインフレ傾向の継続により、これらコスト増大リスクはさらに高まっている。
市場環境・競合激化リスク
国内即席麺事業では業界全体で年間何百種類もの新商品が発売され商品サイクルが極めて短く、消費者ニーズの変化への対応が不可欠である。消費者の健康志向の高まり等に対応した魅力ある新商品開発ができない場合、将来の成長と収益性が低下する可能性がある。また、既存競合先間の提携等によりシェアが大きく変動するリスクも存在する。
製品事故・品質管理リスク
原材料の腐敗・農薬問題、製造工程での異物混入、アレルゲン問題、流通段階での破袋によるカビ発生等、製品事故が発生する可能性がある。大規模な製品事故が発生した場合、製品回収等多額のコストが生じるとともに企業評価の低下・売上高の減少につながる。ISO認証取得・製品情報管理システム・トレサビリティ管理・製造物責任賠償保険加入等の対策を講じているが、リスクを完全には排除できない。
海外委託製造リスク
水産食品・冷凍食品類の一部を海外企業に製造委託しており、現地の食品衛生基準や意識の相違から日本の法的基準に適合しない農薬等の使用による製品事故が発生する可能性がある。製品回収・廃棄処理等の多額の費用発生や企業評価の低下を招き、将来の売上高減少につながるリスクがある。日本基準の教育・指導徹底、現地立会い・製品検査強化等の対策を実施しているが、リスクは残存する。
地政学的リスク・供給網混乱
中東地域をはじめとする国際情勢の不安定化や地政学的リスクの高まりにより、世界経済の先行きは依然として不透明な状況が続いている。これらの情勢が長期化した場合、原材料価格の高騰やサプライチェーンの混乱が生じ、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性がある。原材料等の安定的な調達を含む供給網の確保が事業継続の前提となっている。
天候・自然災害リスク
猛暑・冷夏・暖冬等の天候変動は一部製品の売上高に影響を与える。製造拠点における大規模地震・台風等の自然災害により生産設備が損害を被った場合、操業中断による製造能力低下に伴う売上高の減少や設備修復費用の増加が生じる可能性がある。電力供給量の低下等インフラ使用制限の影響も経営成績等に波及するリスクがある。
情報システム障害・セキュリティリスク
コンピュータウイルス対策や情報管理の徹底を進めているが、予測不能のウイルス侵入・不正アクセス・運用上のトラブル等により情報システムに障害が発生する可能性がある。障害発生時には顧客対応に支障をきたし、それに伴う費用発生等により経営成績等に影響を与える可能性がある。
人手不足・労働力確保リスク
長期的な労働人口の減少が続く中、事業継続に必要な人手を確保できない場合、事業活動が制限される可能性がある。人的資本は各事業活動の継続に不可欠であり、採用・定着が困難になれば生産・販売・物流等の各機能に支障をきたすリスクがある。
物流課題・2024年問題
2024年問題等に代表される物流危機の影響により、安定した物流網の構築が困難になる可能性がある。物流網が確保できない場合、製品の安定供給が滞り事業活動が制限されるリスクがある。安定した物流網の維持は当社グループの各事業活動の継続に不可欠な基盤となっている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

