不二製油株式会社2607
植物性油脂
パーム油系油脂・チョコレート用油脂を軸とするグループ基盤事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(外部顧客) | 71,869百万円 | 63,197百万円 | ↑ |
| 事業利益 | 8,356百万円 | 8,858百万円 | ↓ |
| 事業利益率 | 11.6% | 14.0% | ↓ |
事業詳細
パーム油・パーム核油等を基礎原料とした食用加工油脂、食用油、チョコレート用油脂(CBE)を製造販売する。国内外の食品メーカーを主要顧客とし、東南アジア・欧州・米州・アフリカに生産・販売拠点を展開。サステナブル調達を差別化戦略の核に据え、カカオ豆高騰局面ではCBE需要拡大を収益機会として取り込む。グループ内でも業務用チョコレート事業向けにCBEを供給する中間原料供給拠点としての役割を担う。
直近の概況
原材料高・円安で増収も、コスト増で事業利益は減益
2027年3月期第1四半期の売上高は71,869百万円(前年同期比+13.7%、+8,671百万円)。主原料パーム油価格の上昇に伴う販売価格上昇及び円安の影響により増収となった。一方、事業利益は8,356百万円(前年同期比△5.7%、△501百万円)となり、チョコレート用油脂の堅調な販売があったものの、原材料価格上昇に伴う収益性低下により減益となった。
主要プロダクト
成長ドライバー
- カカオ豆価格高騰を背景としたチョコレート用油脂(CBE)需要の拡大と競争優位性の発揮
- 原材料価格上昇に伴う販売価格転嫁による増収効果
- 円安による海外売上の押し上げ効果
- サステナブル調達(パーム油TTP)を軸とした原材料の付加価値化・機能性高度化による差別化
- グループ内CBE供給体制の強化によるシナジー創出
- 東南アジア・欧州等グローバル拠点を活用した需要拡大への対応
リスク
- パーム油原材料価格の高値継続・相場変動リスクによる収益性低下(当期実績で顕在化)
- EU森林破壊防止規則(EU-DR)等の環境規制強化への対応コスト増加
- 為替変動(円高転換時の収益押し下げリスク)
- 気候変動・地政学リスクに伴う市場の不確実性の継続
- 人件費等の固定費増加による利益率圧迫
最終更新: 2026年8月7日

