株式会社新日本科学2395
CRO事業
国内最大手の非臨床CROと国際共同治験臨床CROを擁する当社の主力事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(CRO事業、セグメント計) | 31,277百万円 | 31,595百万円 | ↓ |
| 営業利益(CRO事業) | 6,909百万円 | 7,258百万円 | ↓ |
| 売上高営業利益率(CRO事業) | 22.1% | 23.0% | ↓ |
| 非臨床事業受注高 | 35,728百万円 | 32,109百万円 | ↑ |
| 非臨床事業受注残高(期末) | 40,920百万円 | 34,394百万円 | ↑ |
| 非臨床事業海外受注高 | 15,505百万円 | 12,340百万円 | ↑ |
| 非臨床事業海外受注高比率 | 43.4% | 38.4% | ↑ |
| 新日本科学PPD持分法投資利益 | 2,769百万円 | 3,272百万円 | ↓ |
事業詳細
製薬企業等から非臨床試験(安全性・薬理・薬物動態試験)および臨床試験(治験)を受託する医薬品開発支援事業。非臨床事業は国内最大手でNHP(非ヒト霊長類)を用いた試験実績で世界第2グループの一角。臨床事業はPPD社との合弁会社・新日本科学PPDが国際共同治験を主力に展開。核酸医薬・次世代抗体医薬・遺伝子治療等の新規創薬モダリティ対応で差別化を図る。
直近の概況
受注残高・受注高は過去最高も、大型試験の期ずれで売上・利益は減収減益
2026年3月期のCRO事業売上高は31,277百万円(前年度比317百万円・1.0%減)、営業利益は6,909百万円(同349百万円・4.8%減)。複数の大型試験の売上計上が2027年3月期にずれたことが主因。一方、非臨床事業受注高は35,728百万円と過去最高を更新し、欧米顧客からの受注高は前年度比35.2%増の13,225百万円に拡大。受注残高も40,920百万円と過去最高水準。グローバルメガファーマ1社からプリファードベンダー認定を取得し、国内大手製薬企業1社を加え合計4社とプリファード契約を締結。新日本科学PPDの2025年度売上高は20,593百万円(前年度比6.0%減)、営業利益率は44.3%と高水準を維持。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 新規創薬モダリティ(核酸医薬・次世代抗体医薬・ペプチド医薬・遺伝子治療・細胞治療・再生医療等)の研究開発本格化に伴うNHP試験需要の増加
- 自社グループ内NHP繁殖・供給体制(CROとして世界唯一)による海外NHP入手困難環境での競争優位
- 欧米顧客からの受注拡大(2026年3月期欧米受注高は前年度比35.2%増の13,225百万円、海外受注高比率43.4%)
- 複数製薬企業とのプリファード契約締結(国内4社、グローバルメガファーマ1社のプリファードベンダー認定取得)による安定受注基盤の拡大
- EU規格大型飼育ケージ特化のNHP実験施設「EU実験棟」新設(総額約100億円投資、2027年11月完成予定)による欧米顧客対応能力の強化
- MPS受託サービス(国内CRO初)やバイオアナリシスの新規LC-MS/MS導入による新規需要の取り込み
- AIを用いた最終報告書自動作成(2026年5月より本実装開発着手、2027年3月実装予定)によるリードタイム短縮と顧客価値向上
- イナリサーチ(新日本科学イナリサーチセンター)TOBによる薬物依存性試験受託・顧客層多様化のシナジー効果
- 新日本科学PPDの2025年度受注が前年度を大きく上回り、2027年3月期の持分法利益増益に寄与見込み
リスク
- 大型試験の売上計上時期ずれによる四半期・年度業績の変動リスク(2026年3月期に複数の大型試験が次年度にずれ込み顕在化)
- 人材の大幅強化・実験施設拡大・NHP国内繁殖体制確立・DX推進等の戦略的大型先行投資(2027年3月期設備投資計画11,086百万円)によるコスト増圧力
- 実験用NHPの調達リスク(輸入規制・感染症・中東情勢等による供給途絶リスク)
- 海外規格・法的規制(GLP等)への適合維持に要するコストと対応負担
- CRO業界への新規参入増加および既存競合との競争激化
- 為替変動リスク(海外受注比率43.4%まで上昇しており、円高進行時の受注高・売上高への影響が拡大)
- 新日本科学PPDにおける主要顧客からの受注形態変更・円高進行による持分法利益の変動リスク
最終更新: 2026年6月25日

