事業内容
株式会社ルネサンスは、1979年創業のスポーツクラブ運営を中核とする総合健康サービス企業。フィットネスクラブ・スイミング・テニス・ゴルフスクール等のスポーツクラブ事業(直営141施設・業務受託86施設等)を主軸に、リハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」を中心とする介護リハビリ事業(87施設)、EC・テレビ通販を活用したホームフィットネス事業、地域・自治体向け健康づくり事業(指定管理等)を展開する。
連結子会社に㈱楓の風・㈱BEACH TOWN・RENAISSANCE VIETNAM, INC.を持ち、グループ全体で計330施設を全国展開。主要顧客は個人会員(在籍442,085名)、企業・健康保険組合、自治体、介護利用者と多岐にわたる。
ビジネスモデル
主収益源はスポーツクラブの月額会員会費(フィットネス・スクール会員)で、2025年10月の価格改定により単価上昇を実現。これに加え、介護リハビリ事業では介護報酬収入、ホームフィットネス事業ではEC・テレビ通販による物販収益、自治体施設の指定管理・業務受託による管理料収入を組み合わせる。
法人向けマンスリーコーポレート会員制度も会員基盤の安定化に寄与している。
企業の強み
2026年3月期末時点でスポーツクラブ232施設・介護リハビリ87施設・アウトドアフィットネス9施設の計330施設を全国展開。在籍会員数は442,085名(前期比1.7%増)と前年超えを継続しており、スポーツオアシスとの合併で都心立地の店舗網も加わり、法人・個人双方への営業基盤が拡充されている。
フィットネスクラブ運営に加え、リハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」(直営52施設・FC35施設)と楓の風(通所介護直営13施設・FC23施設)を傘下に持ち、軽度から比較的重度の介護利用者まで対応できる介護リハビリ事業を構築。2026年4月には「マイリハ」5施設の事業譲受も完了し、介護領域の施設網を継続拡充している。
東急スポーツオアシスの完全子会社化・合併(2024〜2025年)、楓の風の完全子会社化(2025年12月)、東急スポーツシステム8施設の譲受決定(2026年7月予定)など、M&A・事業譲受による施設網拡大を継続的に実行。競合他社施設の引き継ぎ形式での開業も活用し、初期投資を抑えた拡大を実現している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022期37,120百万円→2025期63,737百万円と拡大基調を維持し、2026期は64,933百万円(前期比1.9%増)と微増。しかし営業利益は1,566百万円(同19.6%減)、経常利益795百万円(同35.1%減)と大幅に悪化。
特別損失として38施設への減損損失3,056百万円と店舗閉鎖損失引当金442百万円を一括計上したことで、当期純損失は2,107百万円に転落。外部要因として光熱費・人件費の高止まりと安価な無人ジムとの競争激化が収益を圧迫。
資産除去債務の見積り変更(増加額1,823百万円)も損失拡大に寄与した。会社は当期末時点で減損兆候施設への対応を完了したと説明しており、構造改革の一巡を主張している。
成長戦略
2026-2030中期経営計画のもと財務体質回復を優先し、2030年度売上高77,000百万円・営業利益3,500百万円を目指す
都心立地の高賃料不採算施設6店舗の退店を決定し退店コストを当期一括計上。当期末時点で減損兆候施設への対応を完了。2026-2030中期経営計画前半(2026-2027年度)を財務体質の回復・強化期間と位置づけ、キャッシュアロケーションの見直しを推進。
東急株式会社の100%子会社である東急スポーツシステムが運営する総合スポーツクラブ等8施設を2026年7月1日付で譲り受けることを決定。首都圏優良立地の会員基盤取得により、スポーツクラブ事業の売上・会員数の拡大を図る。
2025年12月に楓の風(通所介護直営13施設・FC23施設)を子会社化し、2026年4月にレーベンコミュニティ「マイリハ」5施設の事業譲受を実施。介護度の高い利用者層へのアプローチを強化し、介護報酬制度改定を見据えた事業基盤を構築する。
2025年10月にフィットネス会員・スクール会員を対象とした価格改定を実施し、会費単価の上昇を実現。スポーツオアシス都心立地を活用した企業・健康保険組合向けマンスリーコーポレート会員の拡大が在籍会員数増加(前期比1.7%増、442,085名)に寄与。
2026-2030中期経営計画において、2030年度に売上高77,000百万円、営業利益3,500百万円、売上高営業利益率4.5%、ROE10.0%、ROIC6.0%、配当性向40.0%、自己資本比率20.5%の達成を目指す。前中計(2024-2027)の目標未達を受けた大幅見直し後の計画。
最終更新: 2026年7月19日

