株式会社ルネサンス logo

株式会社ルネサンス

2378東証プライムサービス業

株式会社ルネサンス logo
株式会社ルネサンス2378

事業内容

株式会社ルネサンスは、1979年創業のスポーツクラブ運営を中核とする総合健康サービス企業。フィットネスクラブ・スイミング・テニス・ゴルフスクール等のスポーツクラブ事業(直営141施設・業務受託86施設等)を主軸に、リハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」を中心とする介護リハビリ事業(87施設)、EC・テレビ通販を活用したホームフィットネス事業、地域・自治体向け健康づくり事業(指定管理等)を展開する。

連結子会社に㈱楓の風・㈱BEACH TOWN・RENAISSANCE VIETNAM, INC.を持ち、グループ全体で計330施設を全国展開。主要顧客は個人会員(在籍442,085名)、企業・健康保険組合、自治体、介護利用者と多岐にわたる。

ビジネスモデル

主収益源はスポーツクラブの月額会員会費(フィットネス・スクール会員)で、2025年10月の価格改定により単価上昇を実現。これに加え、介護リハビリ事業では介護報酬収入、ホームフィットネス事業ではEC・テレビ通販による物販収益、自治体施設の指定管理・業務受託による管理料収入を組み合わせる。

法人向けマンスリーコーポレート会員制度も会員基盤の安定化に寄与している。

企業の強み

2026年3月期末時点でスポーツクラブ232施設・介護リハビリ87施設・アウトドアフィットネス9施設の計330施設を全国展開。在籍会員数は442,085名(前期比1.7%増)と前年超えを継続しており、スポーツオアシスとの合併で都心立地の店舗網も加わり、法人・個人双方への営業基盤が拡充されている。

フィットネスクラブ運営に加え、リハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」(直営52施設・FC35施設)と楓の風(通所介護直営13施設・FC23施設)を傘下に持ち、軽度から比較的重度の介護利用者まで対応できる介護リハビリ事業を構築。2026年4月には「マイリハ」5施設の事業譲受も完了し、介護領域の施設網を継続拡充している。

東急スポーツオアシスの完全子会社化・合併(2024〜2025年)、楓の風の完全子会社化(2025年12月)、東急スポーツシステム8施設の譲受決定(2026年7月予定)など、M&A・事業譲受による施設網拡大を継続的に実行。競合他社施設の引き継ぎ形式での開業も活用し、初期投資を抑えた拡大を実現している。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期の親会社株主帰属当期純損失は2,106百万円(前期766百万円の黒字から転落)。主因は38施設への減損損失3,056百万円と店舗閉鎖損失引当金繰入442百万円。

自己資本比率は21.8%から17.0%に低下し、1株当たり純資産も534円87銭から405円89銭に減少。純資産合計は12,118百万円から9,689百万円へ2,429百万円減少しており、財務体質の毀損は明確。

会社自身も「2026-2030中期経営計画」前半2年間を「毀損した財務体質の回復・強化期間」と位置づけている。

営業活動によるキャッシュ・フローは4,122百万円(前期3,510百万円)と改善したが、有形固定資産取得3,726百万円・楓の風株式取得592百万円等により投資CFは△4,399百万円(前期△3,158百万円)に拡大。短期借入金は4,200百万円から5,500百万円に増加し、長期借入金(流動含む)も7,539百万円から8,951百万円に増加。

債務償還年数は8.2年から7.5年に改善したが、事業収益インタレスト・カバレッジ・レシオは2.6倍から1.9倍に悪化しており、金利上昇局面での財務負担増大リスクに注意が必要。

2027年3月期の連結業績予想は売上高68,000百万円(前期比4.7%増)、営業利益1,800百万円(同15.0%増)、当期純利益500百万円と黒字回帰を見込む。ただし、2024年5月策定の「2024-2027中期経営計画」(2027年度売上高75,000百万円・営業利益5,500百万円目標)を当期中に大幅見直し、「2026-2030中期経営計画」に改定した事実は、計画達成の実現可能性に対する市場の信頼性を低下させる要因。

外部環境として、安価な無人ジムの台頭や光熱費・人件費の高止まりが収益回復の逆風となっている。

成長戦略

2026-2030中期経営計画のもと財務体質回復を優先し、2030年度売上高77,000百万円・営業利益3,500百万円を目指す

都心立地の高賃料不採算施設6店舗の退店を決定し退店コストを当期一括計上。当期末時点で減損兆候施設への対応を完了。2026-2030中期経営計画前半(2026-2027年度)を財務体質の回復・強化期間と位置づけ、キャッシュアロケーションの見直しを推進。

東急株式会社の100%子会社である東急スポーツシステムが運営する総合スポーツクラブ等8施設を2026年7月1日付で譲り受けることを決定。首都圏優良立地の会員基盤取得により、スポーツクラブ事業の売上・会員数の拡大を図る。

2025年12月に楓の風(通所介護直営13施設・FC23施設)を子会社化し、2026年4月にレーベンコミュニティ「マイリハ」5施設の事業譲受を実施。介護度の高い利用者層へのアプローチを強化し、介護報酬制度改定を見据えた事業基盤を構築する。

2025年10月にフィットネス会員・スクール会員を対象とした価格改定を実施し、会費単価の上昇を実現。スポーツオアシス都心立地を活用した企業・健康保険組合向けマンスリーコーポレート会員の拡大が在籍会員数増加(前期比1.7%増、442,085名)に寄与。

2026-2030中期経営計画において、2030年度に売上高77,000百万円、営業利益3,500百万円、売上高営業利益率4.5%、ROE10.0%、ROIC6.0%、配当性向40.0%、自己資本比率20.5%の達成を目指す。前中計(2024-2027)の目標未達を受けた大幅見直し後の計画。

最終更新: 2026年7月19日