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2323東証スタンダード情報通信業

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事業内容

株式会社fonfunは「テクノロジーで社会をもっとスマートに。」をミッションに掲げ、クラウドソリューション事業とDXソリューション事業の2セグメントで事業を展開する東証スタンダード上場の情報サービス企業。クラウドソリューション事業ではSMS配信「バンソウSMS」、クラウド電話「CallConnect」、飲食店向け「れすだく」等のSaaS型サービスを法人・個人向けに提供。

DXソリューション事業では受託システム開発・技術者派遣(SES)を通じて企業のDX推進を一貫支援する。M&Aを積極活用してグループを拡大し、2026年3月期には連結売上高2,111百万円を達成。

主要顧客は国内法人企業全般で、DX投資意欲の高い中堅・中小企業から大企業まで幅広く対応する。

ビジネスモデル

クラウドソリューション事業はSaaS型の月額課金モデルを中心に安定したストック収益を積み上げる。DXソリューション事業は受託ソフトウェア開発・技術者派遣(SES)によるフロー収益が主体。

M&Aで取得したサービス・人材をグループに統合し、クロスセルや顧客基盤の共有によってシナジーを創出する。2026年3月期のセグメント利益率はクラウドソリューション事業が約35.8%、DXソリューション事業が約9.7%と、両事業の収益特性が異なる構造となっている。

企業の強み

2022年以降、selfree(CallConnect)、グルーコードコミュニケーションズ、イー・クラウドサービス、マイクロウェーブデジタル(MWD)、YNP等を次々と取得・統合。2026年3月期の連結売上高は2,111百万円と2022年3月期比で約3.8倍に拡大。

第一次中期経営計画「プロジェクトフェニックス」の全目標(エンジニア数100人・時価総額100億円・連結売上20億円・EBITDA4億円)を期限内に達成した実績を持つ。

クラウドソリューション事業はSMS配信・クラウド電話・飲食店向けSaaS等の月額課金サービスを複数展開し、2026年3月期のセグメント売上高956百万円に対しセグメント利益342百万円(利益率約35.8%)を計上。解約率低減と顧客基盤の継続的拡大により、景気変動に左右されにくい安定収益を確保している。

持分法適用会社(M&A DX社)への資本参加を含め、事業譲受・株式取得・吸収合併を組み合わせた多様なM&A手法を実行。2025年6月のITフリーランスマッチング事業譲受、2025年8月の「らく診」譲受、2026年3月のYNP完全子会社化等、年間複数件のM&Aを継続的に実行できる体制を構築している。

北國銀行からの500百万円長期借入(2026年3月)等、金融機関との関係構築も進んでいる。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期末ののれん残高は1,354百万円、有利子負債(短期借入金83百万円+1年内返済予定長期借入金313百万円+長期借入金943百万円)は合計1,339百万円に達する。自己資本比率は40.7%と一定水準を維持しているが、M&Aを継続する限り財務レバレッジは上昇傾向にある。

2027年3月期予想EBITDAは721百万円であり、のれん償却・借入返済の持続可能性を継続的に検証する必要がある。

2026年3月期の親会社株主帰属当期純利益424百万円は、法人税等調整額△143百万円(繰延税金資産の計上)が大きく寄与している。税引前利益は284百万円であり、営業利益242百万円との乖離も小さい。

投資家は繰延税金資産の取崩しリスクを念頭に置きつつ、営業利益・EBITDAベースで実力収益力を評価することが適切と考えられる。

2027年3月期業績予想は売上高3,599百万円(前期比70.5%増)、営業利益472百万円(同95.1%増)と高い成長を見込む。YNP社の業績通年連結寄与(2026年3月期はB/Sのみ連結)が主要な上乗せ要因となる。

外部環境としてDX需要の高止まりが追い風となる一方、エンジニア人材の獲得競争激化や円安に伴うコスト上昇が下振れリスクとして存在する。M&Aの統合進捗(PMI)が予想達成の鍵を握る。

成長戦略

ロールアップM&AとSaaS拡充でDXコアコンピタンス企業集団への変革を加速

DX・ソフトウェア開発企業・SES企業等を対象に戦略的M&Aを継続推進。2026年3月期にIBT社・MWD社・YNP社を取得し、2026年5月にはディグロス社「Sales Performer」を340百万円で事業譲受。技術力・顧客基盤・人材の同時獲得を図る。

受託開発およびSES体制を強化し、多様な開発手法に対応できるケイパビリティを拡大。YNP社(女性比率90%以上のSES企業)の通年連結寄与により2027年3月期から本格的な業績貢献を見込む。グループ全体でのデジタル人材獲得・育成も推進。

既存SaaSサービスの機能強化・利便性向上による解約率低減と安定収益の維持・拡大を図る。2026年5月譲受の「Sales Performer」をクラウドソリューション事業に組み込み、4,000社超の既存顧客基盤へのクロスセルでストック収益を積み上げる。

2023年9月公表の新中期経営計画で掲げた売上高2,000百万円・EBITDA400百万円・エンジニア100名体制を2026年3月期に達成。2026年3月期実績は売上高2,111百万円・EBITDA453百万円と目標を上回り、次フェーズの成長戦略へ移行している。

最終更新: 2026年7月19日