事業内容
株式会社fonfunは「テクノロジーで社会をもっとスマートに。」をミッションに掲げ、クラウドソリューション事業とDXソリューション事業の2セグメントで事業を展開する東証スタンダード上場の情報サービス企業。クラウドソリューション事業ではSMS配信「バンソウSMS」、クラウド電話「CallConnect」、飲食店向け「れすだく」等のSaaS型サービスを法人・個人向けに提供。
DXソリューション事業では受託システム開発・技術者派遣(SES)を通じて企業のDX推進を一貫支援する。M&Aを積極活用してグループを拡大し、2026年3月期には連結売上高2,111百万円を達成。
主要顧客は国内法人企業全般で、DX投資意欲の高い中堅・中小企業から大企業まで幅広く対応する。
ビジネスモデル
クラウドソリューション事業はSaaS型の月額課金モデルを中心に安定したストック収益を積み上げる。DXソリューション事業は受託ソフトウェア開発・技術者派遣(SES)によるフロー収益が主体。
M&Aで取得したサービス・人材をグループに統合し、クロスセルや顧客基盤の共有によってシナジーを創出する。2026年3月期のセグメント利益率はクラウドソリューション事業が約35.8%、DXソリューション事業が約9.7%と、両事業の収益特性が異なる構造となっている。
企業の強み
2022年以降、selfree(CallConnect)、グルーコードコミュニケーションズ、イー・クラウドサービス、マイクロウェーブデジタル(MWD)、YNP等を次々と取得・統合。2026年3月期の連結売上高は2,111百万円と2022年3月期比で約3.8倍に拡大。
第一次中期経営計画「プロジェクトフェニックス」の全目標(エンジニア数100人・時価総額100億円・連結売上20億円・EBITDA4億円)を期限内に達成した実績を持つ。
クラウドソリューション事業はSMS配信・クラウド電話・飲食店向けSaaS等の月額課金サービスを複数展開し、2026年3月期のセグメント売上高956百万円に対しセグメント利益342百万円(利益率約35.8%)を計上。解約率低減と顧客基盤の継続的拡大により、景気変動に左右されにくい安定収益を確保している。
持分法適用会社(M&A DX社)への資本参加を含め、事業譲受・株式取得・吸収合併を組み合わせた多様なM&A手法を実行。2025年6月のITフリーランスマッチング事業譲受、2025年8月の「らく診」譲受、2026年3月のYNP完全子会社化等、年間複数件のM&Aを継続的に実行できる体制を構築している。
北國銀行からの500百万円長期借入(2026年3月)等、金融機関との関係構築も進んでいる。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年3月期(連結初年度)は売上高2,111百万円、営業利益242百万円、当期純利益424百万円を計上。個別比較ベースでは売上高前期比66.4%増、営業利益同61.9%増と急拡大した。
DXソリューション事業がMWD社・YNP社等のM&A効果で売上高1,154百万円(前期比145.3%増)と牽引。クラウドソリューション事業も956百万円(同19.9%増)と安定成長。
純利益は繰延税金資産計上(法人税等調整額△143百万円)により税引前利益284百万円を大幅に上回った。営業CFは251百万円と黒字を確保したが、M&A投資で投資CF△472百万円、財務CF(借入)339百万円と資金調達依存構造が継続している。
外部環境として「攻めのDX」需要の高止まりがDXソリューション事業の成長を後押しした。
成長戦略
ロールアップM&AとSaaS拡充でDXコアコンピタンス企業集団への変革を加速
DX・ソフトウェア開発企業・SES企業等を対象に戦略的M&Aを継続推進。2026年3月期にIBT社・MWD社・YNP社を取得し、2026年5月にはディグロス社「Sales Performer」を340百万円で事業譲受。技術力・顧客基盤・人材の同時獲得を図る。
受託開発およびSES体制を強化し、多様な開発手法に対応できるケイパビリティを拡大。YNP社(女性比率90%以上のSES企業)の通年連結寄与により2027年3月期から本格的な業績貢献を見込む。グループ全体でのデジタル人材獲得・育成も推進。
既存SaaSサービスの機能強化・利便性向上による解約率低減と安定収益の維持・拡大を図る。2026年5月譲受の「Sales Performer」をクラウドソリューション事業に組み込み、4,000社超の既存顧客基盤へのクロスセルでストック収益を積み上げる。
2023年9月公表の新中期経営計画で掲げた売上高2,000百万円・EBITDA400百万円・エンジニア100名体制を2026年3月期に達成。2026年3月期実績は売上高2,111百万円・EBITDA453百万円と目標を上回り、次フェーズの成長戦略へ移行している。
最終更新: 2026年7月19日

