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田辺工業株式会社

1828東証スタンダード建設業

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田辺工業株式会社1828

設備工事事業

化学・半導体向けプラント設備工事を主軸とする田辺工業の中核セグメント。

期間今期前期増減率
売上高50,786百万円49,316百万円
セグメント利益6,438百万円5,295百万円
セグメント資産41,652百万円41,004百万円
減価償却費371百万円373百万円
有形・無形固定資産増加額508百万円437百万円
受注高44,635百万円51,648百万円
受注残高24,719百万円30,871百万円

事業詳細

産業プラント設備工事、設備保全工事、電気計装工事、メカトロニクス、送電工事、管工事の6部門で構成。主要顧客は化学・医薬・食品等の製造業(デンカ㈱が最大顧客)。国内に加え、シンガポール・マレーシア・タイの連結子会社を通じてアセアン域内でもプラント設備の設計・施工・メンテナンスを展開。連結売上高の約97%を占める中核セグメント。

直近の概況

売上高・利益は増加も、受注高は前期比13.6%減と大幅に落ち込み受注残高も急減。

2026年3月期の設備工事事業は、前期繰越工事の進捗が堅調に推移し売上高50,786百万円(前期比3.0%増)を達成。施工効率の改善・リスク管理の徹底により売上総利益率が改善し、セグメント利益6,438百万円(前期比21.6%増)と大幅増益。一方、海外情勢等の影響で顧客の投資判断が慎重化し、受注高は44,635百万円(前期比13.6%減)と大幅減少。受注残高も24,719百万円(前期比19.9%減)まで縮小しており、翌期以降の売上高への影響が懸念される。主要顧客デンカ㈱への売上高は10,479百万円(連結売上高の約20.0%)と前期の8,376百万円から大幅増加した。

主要プロダクト

service
産業プラント設備工事

半導体関連の設備工事、電子材の製造設備等の設備増強工事を中心に受注。2026年3月期は海外情勢等の影響により顧客の投資時期を慎重に計る動きが見られ、受注高17,109百万円(前期比32.7%減)、売上高22,618百万円(前期比0.5%減)と前期を下回った。

service
設備保全工事

工場設備の定期修繕工事を中心とした受注が好調。2026年3月期は受注高11,868百万円(前期比15.2%増)、売上高11,196百万円(前期比8.3%増)と前期を上回った。

service
電気計装工事

半導体関連の設備工事、電子材の製造設備等の設備増強工事、公共インフラ関連工事を中心に受注。2026年3月期は受注高9,285百万円(前期比0.5%減)、売上高9,282百万円(前期比9.2%減)と前期を下回った。

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メカトロニクス

充填ライン、各種自動化機器の受注などがあり、2026年3月期は受注高2,398百万円(前期比10.5%減)と前期を下回ったが、工事の進捗が順調に進んだことにより売上高3,922百万円(前期比77.1%増)と大幅に前期を上回った。

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送電工事

電力会社の設備保守等の受注があったが、2026年3月期は受注高2,329百万円(前期比14.6%減)、売上高2,271百万円(前期比14.1%減)と前期を下回った。

service
管工事

官公庁、民間からの受注があり、2026年3月期は受注高1,643百万円(前期比40.0%増)、売上高1,495百万円(前期比29.8%増)と前期を大幅に上回った。

成長ドライバー

  • 設備保全工事における工場設備定期修繕工事の安定的な受注拡大(受注高前期比15.2%増、売上高前期比8.3%増)
  • メカトロニクス部門における繰越工事の進捗加速による売上高の大幅増加(前期比77.1%増)
  • 管工事における官公庁・民間双方からの受注拡大(受注高前期比40.0%増、売上高前期比29.8%増)
  • 施工効率の改善・リスク管理の徹底等による売上総利益率の継続的改善(セグメント利益前期比21.6%増)
  • 中期経営計画「TRY2030」に基づく大型EPC案件拡大・地域エリア拡大・人材基盤強化への取り組み
  • EV・半導体関連の設備投資需要を取り込む化学・電子材業界向け設備工事の受注機会

リスク

  • 受注高が前期比13.6%減の44,635百万円、受注残高が前期比19.9%減の24,719百万円まで縮小しており、翌期以降の売上高減少リスクが顕在化
  • 産業プラント設備工事の受注高が前期比32.7%減の17,109百万円と大幅減少し、海外情勢等による顧客の投資判断慎重化が継続するリスク
  • 工事資材費・労務費等のコスト上昇が継続しており、原価管理の徹底が不可欠
  • 主要顧客デンカ㈱への売上集中リスク(当期売上高10,479百万円、連結売上高の約20.0%を占める)
  • 地政学リスク・米国通商政策等による国内外経済への影響が顧客の設備投資判断に波及するリスク
  • 受注産業特性により、景気変動・民間設備投資抑制が業績に直結するリスク

最終更新: 2026年6月23日