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株式会社情報戦略テクノロジー

155A東証グロース情報通信業

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株式会社情報戦略テクノロジー155A

事業内容

株式会社情報戦略テクノロジーは、「すべてを、なくしていく。」を企業理念に掲げ、日本のIT業界に蔓延する多重下請け構造の解体を目指す2009年設立のITサービス企業。年商1,000億円以上の大手企業・リーディングカンパニーを主要顧客とし、顧客エンジニアと協働するアジャイル型「0次システム開発」を核に、ソリューション型「0次ラボ」「0次コンサル」、およびシステム開発企業向けオープンプラットフォーム「WhiteBox」(会員3,188社・エンジニア3万人超)を展開するDX関連事業の単一セグメント企業。

2024年3月に東京証券取引所グロース市場に上場。

ビジネスモデル

顧客(エンドユーザー)と準委任契約による直取引を基本とし、多重下請けを排除することで競争力ある価格を実現。社員エンジニア(339名、平均月単価120万円)を主軸に、外注パートナーを組み合わせてプロジェクトを遂行。

スイッチングコストの高さから継続率約95%を維持し、既存顧客深耕と新規開拓の積み重ねで売上が累積拡大する構造。「WhiteBox」はSaaS型月額課金で補完的収益を形成。

企業の強み

年商1,000億円以上の大手企業・リーディングカンパニーへのプッシュ型直接営業により強固な顧客基盤を構築。スイッチングコストの高さから継続率約95%を実現しており、売上がミルフィーユ状に積み重なる安定成長モデルを形成している。単一顧客への売上依存度は10%未満と分散も確認されている。

社員エンジニア数は前期末253名から当期末339名へ約34%増加(新卒採用・中途採用・エー・ケー・プラスのM&A効果を含む)。新卒除く平均月単価は120万円を維持しており、エンジニア1人当たり売上高は月額1,200千円。

業界平均(同規模ソフトウェア業の平均年収5,489千円)を大幅に上回る平均年収667万円でエンジニア定着を図っている。

2021年1月正式開始のシステム開発企業向けオープンプラットフォーム「WhiteBox」は、当期末時点で3,188社(前期末2,753社)・エンジニア3万人超のスキルシートを登録。有償化推進中であり、「WhiteBox PayAssist」「TalentSync」βリリースなど機能拡充を継続。

パートナー企業開拓とSaaS型収益の両面で機能している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期1Q(1月〜3月)の売上高2,348百万円は通期予想10,702百万円の22.0%、営業利益222百万円は通期予想757百万円の29.4%に相当する。季節性を考慮しても営業利益の進捗率は高く、通期予想(営業利益率7.1%)の達成確度は高いと判断される。

業績予想に修正はなく、会社側も保守的な姿勢を維持している。

1Qの売上総利益率は26.9%(前年同期27.7%から微減)と概ね維持される一方、販管費は前年同期比1.4%増の408百万円に抑制され、営業利益率は9.5%(前年同期3.0%)へ大幅改善。一方、ピープルドット取得(720百万円)に伴い短期借入金300百万円・長期借入金増加が発生し、自己資本比率は42.7%→39.6%へ低下。

M&A戦略の継続により財務レバレッジの更なる拡大が見込まれる点は注視が必要。

ピープルドットの取得日は2026年4月1日であり、当1Q業績への寄与はゼロ。データサイエンススクール「datamix」・検定「CBAS」・FDDS等を擁する同社の業績は2Q以降に連結計上される。

取得原価720百万円に対するのれん金額は現時点未確定であり、2Q決算での開示内容が今後の償却負担・利益水準を左右する重要な確認事項となる。外部要因として、米国関税政策の不透明感が大手製造業のIT投資計画に影響する可能性は引き続きモニタリングが必要。

成長戦略

エンジニア増員・ソリューション高付加価値化・M&Aの三軸で「DXの総合商社」へ拡大

社員エンジニア数を2026年1Q末339名まで拡大(前期末比増加)。平均月単価128万円を維持しながら頭数を増やすことで売上キャパシティを直接拡大する。新卒採用・中途採用の両面で人材獲得競争が激化する中、育成プログラムの充実が差別化要因となる。

エー・ケー・プラスのPMIが順調に進捗し、2026年4月にピープルドット(取得原価720百万円、議決権80%)を子会社化。データ・AI人材育成・活用支援領域を取り込み「0次DX」の提供価値を拡充。さらなる新規M&A案件の検討も継続中であり、グループ収益基盤の強化とコスト構造最適化を推進する。

WhiteBoxの総会員数は前期末3,188社から2026年1Q末3,294社へ増加。業務自動化「OmniSquare」β版リリース、支払いプラットフォーム「WhiteBox PayAssist」クローズドβ版の利用残高が急速伸長。

AIを開発プロセスに導入し迅速なサービスリリース・機能改善を実現しており、有償化による収益貢献拡大を目指す。

0次ラボ・0次コンサル等のソリューション型サービスを拡充し、単純SESからの脱却と付加価値向上を図る。ピープルドットのFDDS(Forward Deployed Data Science)等のデータ・AI活用支援を組み合わせることで、顧客への提案力を強化し単価上昇を目指す。

最終更新: 2026年7月17日