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株式会社カウリス

153A東証グロース情報通信業

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株式会社カウリス153A

マネー・ローンダリング及びサイバーセキュリティ対策事業(単一セグメント)

金融機関向けクラウド型不正アクセス検知・AML対策の単一事業会社

期間今期前期増減率
売上高(2026年12月期1Q累計)401百万円328百万円(2025年12月期1Q累計)
営業利益(2026年12月期1Q累計)130百万円97百万円(2025年12月期1Q累計)
売上高営業利益率(2026年12月期1Q累計)32.4%29.6%(2025年12月期1Q累計)
MRR(月次経常収益)129,170千円119,942千円(前期末)
ARR(年次経常収益)1,550,048千円前年同期比+24.3%
契約社数48社48社(前年同期)
ARPU2,691千円前年同期比+24.3%
契約残高1,214,244千円前年同期比+18.9%
グロスレベニューチャーンレート(直近12ヶ月平均)0.4%0.9%(2023年12月期1Q)
通期売上高予想(2026年12月期)1,570百万円1,401百万円(2025年12月期実績)
通期営業利益予想(2026年12月期)411百万円408百万円(2025年12月期実績)

事業詳細

「情報インフラを共創し、世界をより良くする」をミッションに、犯罪ビッグデータとアルゴリズムを組み合わせた法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」を主力に展開。銀行・証券・クレジットカード事業者等の金融機関48社に導入し、顧客横断でブラックリストを共有するネットワーク外部性が競争優位の源泉。2025年9月には電力契約情報を活用したKYCサービス「Grid Data KYC」を新規リリースし、収益源の多様化を図っている。

直近の概況

1Q売上高+22.4%・営業利益+33.9%と増収増益、MRR前年同期比+24.3%で通期予想を据え置き

2026年12月期1Qは、証券会社既存顧客へのアップセルがMRRに大きく貢献し、売上高401百万円(前年同期比+22.4%)、営業利益130百万円(同+33.9%)を達成。サーバー費用削減を目的としたインフラ再構築が計画より前倒しの3月に完了し、利益に寄与。販管費は前年同期比で減少し営業利益率は32.4%に改善。契約社数は新規1社・解約1社で48社横ばい。Grid Data KYCは新規1社のPoC開始。福岡県に新たな営業・採用拠点を開設。自己株式129,900株を取得(152,302千円)。通期業績予想は2026年2月13日公表値から変更なし。

主要プロダクト

platform
Fraud Alert(フロードアラート)

金融機関をはじめとした顧客・業界横断でデータを流通させ、日本全体の犯罪データをプラットフォーム化することで不正アクセスを検知。取引モニタリングの利用シーン拡大が進んでおり、既存顧客へのアップセルによりMRRへ大きく貢献。2026年1Q時点で契約社数48社。

service
Grid Data KYC(グリッドデータケーワイシー)

2025年9月提供開始の新規事業。不正口座開設防止および継続的顧客管理の高度化と管理コスト低減を同時に実現する。2026年1Qに新規1社のPoC(概念実証)を開始し、それ以外の企業ともPoC実施に向けた協議を進めている。

service
コンサルティングサービス

主力のFraud AlertおよびGrid Data KYCに付随する形で、金融機関等のマネー・ローンダリング対策やコンプライアンス体制高度化を支援するサービス。

成長ドライバー

  • 証券口座乗っ取り被害急増(2025年の特殊詐欺・SNS型投資詐欺等の被害額約3,343.4億円)を背景とした取引モニタリング需要の拡大と既存顧客へのアップセル
  • FATF第4次対日審査「重点フォローアップ」分類を受けた金融機関のAML対策強化義務と、2028年第5次審査に向けた中長期的な規制強化
  • 生成AI等高度技術を悪用した不正事案の増加に伴う、不正検知の高度化・リアルタイム化およびKYC強化ニーズの一層の高まり
  • トラフィック増加に伴うアップセルによるストック売上の堅調な拡大とARPU向上(前年同期比+24.3%)
  • 新規事業「Grid Data KYC」のPoC拡大による収益源多様化と金融機関KYC市場への参入
  • 九州・中国・四国エリアへの営業拠点(福岡)開設による地方金融機関への営業基盤強化

リスク

  • 契約社数が48社と少数集中であり、特定顧客への売上依存度が高い顧客集中リスク
  • 基幹システムを共同利用する金融機関等へのアプローチで意思決定期間が長期化し、短期的な新規顧客獲得が困難化
  • Grid Data KYCはPoC段階にとどまっており、本格的な収益貢献時期が不透明
  • マネー・ローンダリング対策専門人材の不足が業界共通課題であり、採用・組織体制リスクが継続
  • 自己株式取得(152,302千円)および配当支払(31,334千円)により現金及び預金が377,660千円減少し、手元流動性が低下
  • グロスレベニューチャーンレートは0.4%と改善傾向にあるものの、契約社数が横ばいで推移しており新規顧客獲得による成長加速が課題

最終更新: 2026年3月30日