事業内容
コロンビア・ワークス株式会社は2013年設立の不動産開発会社。「人が輝く舞台を世界につくる」を企業理念に掲げ、東京都心・首都圏を主な商圏として賃貸マンション(Blancé・LUMIECブランド)、オフィス(BIASTAブランド)、ホテルの開発・販売を行う。
主な顧客は国内外の不動産投資家・機関投資家・個人富裕層。2024年3月に東京証券取引所スタンダード市場へ上場。
当社グループは本体に加え、賃貸管理・ホテル運営・アセットマネジメントの各子会社6社で構成される。
ビジネスモデル
自社開発型・ファンド型(建設中にSPCへ売却しCMとして関与)・バリューアップ型(中古取得後リノベーション)の3スキームを案件特性に応じて使い分け、資本効率を最大化する。販売後も賃貸管理・ホテル運営・アセットマネジメントサービスを通じてストック収益を積み上げる構造。
2025年12月期の売上構成は不動産開発サービス35,942百万円(96.9%)、アセットマネジメントサービス398百万円(前期比923.1%増)。
企業の強み
案件担当者が仕入から開発・販売まで一貫して担当するコンパクトな組織体制により、他社より早い用地仕入と機動的な業務執行を実現。2025年12月期は16件(レジデンス11棟・オフィス2棟・開発用地3件)の案件引渡しを完遂した。
定額制パーソナルトレーニング付きレジデンス、BTS型医療施設、アート壁画を採用したオフィスビルなど、周辺地域のニーズを徹底調査した上でサービスを付加する独自開発手法を実績として積み重ねている。
2024年より投資助言・代理業を開始し、2025年には投資運用業・第二種金融商品取引業の変更登録を完了。累計受託資産額(AUM)が480億円超となる見込みで、2025年12月期のアセットマネジメントサービス売上高は398百万円(前期比923.1%増)に達した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2023期14,469百万円→2024期20,981百万円→2025期37,084百万円→2026年通期予想55,400百万円と加速度的に拡大。2026年12月期第1四半期は売上高10,140百万円(前年同期比87.0%増)・営業利益1,288百万円(同51.2%増)・経常利益998百万円(同51.3%増)・四半期純利益616百万円(同20.6%増)を計上。
ただし売上原価率が80.3%(前年同期72.6%)へ上昇し、支払利息も263百万円(同145百万円)へ増加したことで、営業利益率は12.7%(同15.7%)・経常利益率は9.8%(同12.2%)へ低下。外部要因として建設コスト高止まりと金利上昇圧力が利益率を圧迫している。
仕掛販売用不動産は44,698百万円と厚く積み上がっており、下期の引渡集中による業績回復が通期達成の鍵となる。
成長戦略
バリューアップ・ファンド型スキーム拡大とAM事業育成でストック収益基盤を構築
需要が堅調なレジデンス物件を主軸に開発を継続。2026年12月期第1四半期だけで21,430百万円の販売用不動産投資を実施し、仕掛販売用不動産残高は44,698百万円に達する。通期売上高予想55,400百万円(前期比49.4%増)の達成に向けた在庫積み上げが順調に進捗している。
自己資本を温存しながら大型案件を組成するファンド型・バリューアップ型スキームを拡大し、ROE向上と案件規模の拡大を両立させる戦略。財務レバレッジの高まりを抑制しつつ成長を継続するための重要施策。
フロー収益(物件売却)依存からの脱却を図り、アセットマネジメントサービスによる継続的なストック収益を積み上げる。収益の安定化と企業価値の向上に寄与する中長期的な戦略であり、進捗の定量開示が今後の評価ポイントとなる。
2026年12月期の年間配当予想は94.00円(2025年12月期実績78.00円から20.5%増)。1株当たり当期純利益予想544.28円に対する配当性向は約17.3%。2025年8月に実施した1対2の株式分割と合わせ、株主還元・流動性向上を推進している。
最終更新: 2026年7月17日

