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株式会社L is B

145A東証グロース情報通信業

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株式会社L is B145A

事業内容

株式会社L is Bは「アイデアとテクノロジーで人々を笑顔にする!」をミッションに掲げ、建設業・流通小売業・インフラ業・運輸交通業等の「現場を持つ企業」の業務課題をDXで解決するデジタルサービスを提供する。2014年リリースの現場向けビジネスチャット「direct」を中核に、写真管理「タグショット/タグアルバム」、動画共有「ナレッジ動画」、AI-FAQボット等の連携ソリューション群を展開。

2025年12月期は子会社4社(システム・エムズ、directX Ventures、directX Ventures1号有限責任事業組合、IU BIM STUDIO)を含む5社体制となり、DXソリューション事業と投資事業の2セグメントで運営している。主要顧客は建設業を中心とした大手企業で、契約社数は696社(OEM除く)に達する。

ビジネスモデル

売上高の92.5%をストック売上高(月額利用料の積み上げ)が占めるARR重視のSaaSモデルを採用。「direct」のID数増加・アップセルおよびクロスセルによりARRを拡大する。

商流は直販とパートナー経由の2系統に加え、トラストバンク向け「LoGoチャット」・信用金庫向け「しんきんdirect」等のOEM提供(レベニューシェア+開発料)も展開。DXコンサルティングや受託開発はプロフェッショナルサービス売上として計上する。

企業の強み

2025年12月期のストック売上比率は92.5%、ARR(当社単体)は1,880百万円に達する。月額利用料の積み上げ型収益構造により、売上高2,133百万円の大部分が経常的に確保されており、収益の予測可能性が高い。

協力会社を安全に招待できる「direct Guest Mode」は特許取得済み(特許第6243382号)。ISO/IEC 27001・27017認証取得のセキュリティ体制と、現場作業者でも直感的に操作できるUIを組み合わせ、汎用チャットツールとの差別化を実現している。

時間外労働上限規制対応・BIM/CIM原則適用等の政策的追い風を背景に、2025年12月期の売上高は前年度比33.8%増の2,133百万円、営業利益は前年度比257.9%増の169百万円を達成。システム・エムズの通期連結寄与も業績拡大を後押しした。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の売上高665百万円(前年同期比29.4%増)、営業利益75百万円(同26.0%増)、親会社株主帰属純利益65百万円(同52.5%増)と増収増益を達成。通期予想(売上高2,823百万円、営業利益266百万円)に対する第1四半期進捗率は売上高23.6%、営業利益28.4%であり、概ね順調な滑り出しと評価できる。

法人税等調整額の恩恵(繰延税金資産の計上)により純利益の伸びが営業利益を上回っている点は留意が必要。

2026年12月期第1四半期の売上原価は254百万円(前年同期比42.4%増)と売上高の伸び29.4%を上回り、売上総利益率は前年同期の65.2%から61.7%へ低下した。IU BIM STUDIO連結化に伴うコスト増加や事業拡大に伴う原価増が背景とみられる。

販管費も335百万円(同21.7%増)と増加しているが、売上高の伸びを下回っており、営業レバレッジは一定程度機能している。原価率の動向は今後の収益性改善の鍵となる。

2026年12月期第1四半期末時点の長期借入金(1年内返済予定含む)は合計1,136百万円(前期末比73百万円減)。短期借入金30百万円は完済された。

自己資本比率は53.9%から57.4%へ改善し、純資産は1,913百万円に増加した。M&A(IU BIM STUDIO子会社化)に伴う借入が残存しているが、四半期ベースで着実に返済が進んでいる。

のれん残高は473百万円であり、引き続き減損リスクの管理が求められる。

成長戦略

ARR拡大・クロスセル・BIM領域拡張・投資事業の4軸で現場DX総合プラットフォームへ進化

建設業界を中心に「direct」の新規顧客獲得と既存顧客のID数拡大を推進。2026年12月期第1四半期末のARRは1,929百万円、契約社数は707社に達しており、顧客基盤の継続的な拡大が確認されている。

「タグショット/タグアルバム」「ナレッジ動画」等の周辺サービスを既存「direct」顧客へクロスセルし、顧客単価(ARPU)の向上を図る。ストック売上比率94.1%の維持・向上が目標。

2025年12月期に子会社化したIU BIM STUDIO株式会社の業績が2026年12月期第1四半期より連結寄与を開始。設計・計画フェーズから施工現場までをカバーする総合的な現場DXプラットフォームへの進化を目指す。

子会社・有限責任事業組合を通じてDXソリューション事業とのシナジーが見込まれるスタートアップ企業への投資を実行。2026年12月期第1四半期は新規投資を実行したが、外部売上高はゼロでファンド運営費用113千円のセグメント損失を計上。中長期的な財務リターンと事業シナジーの実現が課題。

最終更新: 2026年7月17日