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株式会社グリーンエナジー&カンパニー

1436東証グロース建設業

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事業内容

株式会社グリーンエナジー&カンパニーは、2009年に徳島県で設立され、2012年に再生可能エネルギー事業へ参入した東証グロース上場企業。太陽光発電設備・系統用蓄電所の開発・販売(フロービジネス)と、ネットゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の開発・販売、さらに販売済み施設のO&M管理・自社発電(ストックビジネス)を組み合わせた「再生可能エネルギー事業」の単一セグメントで運営。

主要顧客は個人投資家・個人資本家・法人需要家・一般消費者と幅広く、2025年4月期売上高は11,617百万円。連結子会社12社を擁し、持株会社体制のもと全国展開を推進している。

ビジネスモデル

売上の主軸はネットゼロ・エネルギー・ハウス事業(2025年4月期:6,512百万円)と太陽光発電設備・系統用蓄電所事業(同:3,834百万円)のフロービジネス。これに加え、販売済み施設の管理受託・自社売電によるO&M事業及び発電事業(同:1,271百万円)がストック収益として積み上がる構造。

O&M管理受託件数は1,893件に達しており、フロー拡大に連動してストック収益基盤が厚みを増す設計となっている。

企業の強み

2025年4月期の受注残高合計は2,989,780千円(前年同期比251.2%増)。うち太陽光発電設備・系統用蓄電所事業の受注残高は前年同期比355.2%増と急増しており、系統用蓄電所への需要急増が受注積み上げを牽引。翌期以降の売上計上に向けた可視性が高い。

売上高の約11%をO&M事業及び発電事業(1,271百万円)が占め、管理受託件数1,893件のストック収益が安定的に積み上がる。フロービジネスの変動リスクをストック収益が下支えする構造であり、事業拡大に伴い管理件数は継続的に増加する見込み。

第6次エネルギー基本計画(2030年度再エネ比率36〜38%目標)、GX実現に向けた基本方針(2023年2月閣議決定)、COP28での再エネ容量3倍合意など、国内外の政策・国際合意が事業環境を強力に後押し。2009年設立・2012年再エネ参入の先行者として、フランチャイズ網・O&M体制・開発ノウハウを蓄積している。

エンヴァリスの着眼点

売上高18,358百万円(前期比58.0%増)、営業利益1,192百万円(同119.3%増)、親会社株主帰属当期純利益500百万円(同81.6%増)と、前期まで続いた利益停滞から明確に脱却。営業CFも前期の△961百万円から1,319百万円へ黒字転換し、棚卸資産の減少(1,158百万円)と前受金の増加(1,987百万円)が主因。

外部要因として、脱炭素政策の加速・企業のPPA需要拡大・系統用蓄電所市場の急拡大が業績を後押しした。利益の質は前期比で大幅に改善しており、評価の転換点となる決算と判断できる。

自己資本比率は2024年4月期41.5%→2025年4月期39.0%→2026年4月期34.3%と低下傾向が継続。有利子負債(社債・長期借入金・短期借入金合計)は2026年4月期末で約5,918百万円(流動・固定合計)と高水準を維持。

キャッシュ・フロー対有利子負債比率は4.5年と改善したものの、系統用蓄電所開発加速に伴う設備投資(有形固定資産取得686百万円)や前渡金の急増(2,606百万円増)が続く中、財務レバレッジの管理が引き続き重要な監視ポイントとなる。

2027年4月期の会社予想は売上高21,500百万円(前期比17.1%増)、営業利益1,450百万円(同21.7%増)、当期純利益800百万円(同59.9%増)。増収増益の継続を見込むが、2026年4月期は投資有価証券売却損293百万円という特別損失が発生しており、特別損益の変動が純利益の振れ幅を拡大させるリスクがある。

また法人税等合計が前期22百万円から327百万円へ急増しており、今後の実効税率の正常化が純利益予想の達成確度に影響する。中計目標30,000百万円(2029年4月期)に向けた進捗は順調だが、利益率の持続的改善が評価の鍵となる。

成長戦略

「Green300」で2029年4月期売上高30,000百万円・系統用蓄電所開発を大幅加速

nonFIT太陽光発電所・ZEH等のグリーンエネルギー施設開発を中核に、旺盛な脱炭素ニーズに対応。2026年4月期の売上高18,358百万円達成により、中計目標30,000百万円(2029年4月期)に向けた進捗は順調。2027年4月期予想21,500百万円(前期比17.1%増)を次の通過点とする。

AIデータセンター急増・太陽光出力制御抑制ニーズを背景に需要が急拡大する系統用蓄電所市場において、開発導入ペースを大幅に引き上げる方針。2026年1月の政府による土地確保要件化で参入障壁が高まる中、先行着手の優位性を活かして市場シェア獲得を加速する。

機械装置及び運搬具の純額が前期260百万円から1,345百万円へ急増しており、設備投資が本格化している。

竣工済み発電資産のO&M(運営・保守管理)サービスを拡充し、フロー収益依存からストック型収益基盤への転換を推進。自社保有発電資産の拡充と管理件数の積み上げにより、景気変動に左右されにくい安定収益源を構築する。合同会社グリーンエナジー・アセットの連結化により資産運用機能も強化。

2026年4月期に株式会社いえとち不動産・サングロー株式会社・株式会社Fanta Investment Advisors・合同会社グリーンエナジー・アセットを連結化。土地調達・蓄電池・資産運用機能を内製化し、バリューチェーン全体での収益最大化を図る。

持分法投資利益50百万円の計上が開始されており、グループシナジーの財務効果が顕在化し始めている。

AI技術の活用により業務効率化・営業プロセス最適化を推進し、販管費比率の改善と営業利益率の向上を目指す。2026年4月期の営業利益率は6.5%(前期4.7%)へ改善しており、効率化施策の効果が一部顕在化している。

2027年4月期予想では営業利益率6.7%(1,450百万円÷21,500百万円)への更なる改善を見込む。

最終更新: 2026年7月17日