建設業許可・法的規制リスク
当社は建設業法に基づく東京都知事の特定建設業許可(有効期限:2027年11月3日)を保有しており、許可要件の喪失や欠格要件への該当により許可が取り消された場合、事業継続が困難となる。また、建設リサイクル法・産業廃棄物処理法・労働安全衛生法・土壌汚染対策法等の多岐にわたる法規制に抵触した場合、または法改正により不測の事態が生じた場合、業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。当社はコンプライアンス体制の構築を推進し、規制の改廃にも適切に対応できる体制整備を進めている。
主要顧客依存・受注集中リスク
当社はJFEグループ、日本製鉄グループ、株式会社東京エネシス等の大手企業を主要顧客としており、これら主要顧客への売上依存度は大型工事の有無によって年度ごとに大きく変動する。主要顧客との関係悪化や受注競争の激化等により営業基盤が損なわれた場合、業績に影響を及ぼす可能性がある。当社は主要顧客との良好な関係維持に努める一方、新規顧客の開拓を推進し営業基盤の強化を図っている。
経済情勢変化による受注減リスク
解体・メンテナンス事業の受注は、各種プラントを有する施主の中長期的な事業計画の実行と連動しており、日本経済の急激な減速・悪化が生じた場合、施主の設備投資計画が見直され、当社への発注が減少する可能性がある。当社のコントロールが及ばない外部経済環境の変化が直接的に受注量に影響するため、業績の変動要因となり得る。高度成長期に建造されたプラントの老朽化に伴う中長期的な解体需要の増加が見込まれるものの、景気後退局面では需要の先送りリスクが存在する。
工期延長・工事原価超過リスク
プラント解体工事は着工後に土壌汚染等の問題が判明することで工期延長や追加工事が発生する可能性があり、施工計画の変更を余儀なくされる場合がある。追加工事に伴う受注金額・工事原価の見直しは顧客および外注先との交渉によるが、施工計画変更により当社の特許工法やノウハウが使用できない場合は収益性が低下し業績に影響を及ぼす可能性がある。当社は工事案件ごとに継続的な見積総原価・予定工事期間の見直しを実施し、見積総原価が請負金額を上回る場合は工事損失引当金を計上する体制を整えている。
労働災害発生リスク
プラント解体工事現場は高所・重機作業等を伴う危険な作業環境であり、重大な労働災害が発生した場合、当社の安全衛生管理体制への信用が損なわれ、受注活動に制約を受ける可能性がある。当社は社内に安全衛生協議会を設置し日常的な安全教育・啓発活動を実施するほか、経営幹部や安全衛生専任者による安全パトロールを実施している。しかしながら、これらの対策にもかかわらず重大事故が発生した場合は業績および企業信用に重大な影響を及ぼす可能性がある。
人材確保・定着リスク
プラント解体工事現場では主任技術者等の有資格者の配置が法的に必須であり、建設業界全体で技術労働者の慢性的な不足が懸念されている。必要な人材を計画どおりに確保できない場合や人材流出が発生した場合、工事の受注・施工体制に支障をきたし業績に影響を及ぼす可能性がある。当社は2013年1月より自ら人材サービスに参入し、採用・育成ノウハウの取得に取り組んでいる。
特許・知的財産の競合リスク
当社はプラント解体に関する工法特許および専用ロボットを保有・実用化しており、特許工法を活用した施工管理への特化が競争優位の源泉となっている。しかし、第三者による新工法開発や特許権の期限到来後の新規参入・競合他社の追随に対して迅速かつ十分な対応ができなかった場合、参入障壁が低下し業績に影響を及ぼす可能性がある。当社は関連する周辺特許の取得により他社からの参入障壁を設けるとともに、新工法の開発・実用化に継続的に取り組んでいる。
完成工事高の季節変動リスク
当社グループの完成工事高は顧客の設備投資計画に応じた季節性があり、第4四半期(11月〜1月)に計上される割合が高い傾向がある。当連結会計年度(2024年2月〜2025年1月)の四半期別完成工事高は第1四半期2,887,282百万円、第2四半期2,735,424百万円、第3四半期2,166,104百万円、第4四半期2,806,203百万円と四半期ごとに大きく変動しており、特定四半期への偏重が資金繰りや業績予測の不確実性を高める要因となっている。
株式希薄化リスク
当社はハヤテインベストメント株式会社と協力し、機関投資家から直接資金提供を受ける「真の直接金融」の枠組みで新株予約権を付与している。これらの新株予約権が行使された場合、新株が発行され既存株主の保有株式の価値および議決権割合が希薄化する可能性がある。成長資金の確保と財務基盤強化を目的とした措置であるが、希薄化の程度は行使状況によって変動する。
小規模組織・内部体制リスク
当社は小規模な組織であり、業務執行体制もこれに応じたものとなっているため、事業拡大局面において内部管理体制の整備が追いつかないリスクがある。従業員の育成・人員採用および業務執行体制の充実を図る方針であるが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合は業績に影響を及ぼす可能性がある。自然災害(地震・台風等)による工事進捗遅延や多額の復旧費用発生リスクも存在し、本社ビルの耐震診断実施や現場ごとの安全対策により軽減を図っている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月21日

