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デジタルエンタテインメント事業

スクウェア・エニックスの主力事業。ゲームコンテンツの企画・開発・販売・運営を担う。

期間今期前期増減率
売上高172,883百万円206,533百万円
営業利益43,363百万円33,867百万円
営業利益率25.1%16.4%
セグメント資産79,124百万円81,419百万円
減価償却費2,207百万円2,751百万円
国内売上高92,015百万円109,519百万円
海外売上高80,848百万円96,943百万円

事業詳細

家庭用ゲーム機(携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等の多様なプラットフォームに向けて、デジタルエンタテインメント・コンテンツを企画・開発・販売・運営する事業。国内外の子会社(株式会社スクウェア・エニックス、株式会社タイトー、SQUARE ENIX, INC.、SQUARE ENIX LTD.等)が連携し、HDゲーム、MMO、スマートデバイス向けコンテンツの3カテゴリーで収益を構成する。グループ全体売上高の約58%(2026年3月期)を占める中核セグメント。

直近の概況

売上高は前期比16.3%減も、コスト効率化により営業利益は前期比28.0%増と大幅改善。

2026年3月期のデジタルエンタテインメント事業は、売上高172,883百万円(前期比16.3%減)と減収となった。MMO事業が前期の拡張パッケージ発売の反動で減収減益、スマートデバイス事業も既存タイトル弱含みで減収となった一方、HDゲームは新作・カタログ双方が好調で増収増益。販売費及び一般管理費の削減(広告宣伝費・支払手数料等の圧縮)が奏功し、営業利益は43,363百万円(前期比28.0%増)、営業利益率は25.1%(前期16.4%)へと大幅改善した。また、海外組織再編に伴いコンテンツ廃棄損9,973百万円・人員削減費用2,076百万円等を含む組織再編費用12,135百万円を特別損失として計上した。

主要プロダクト

product
HDゲーム(家庭用・PC向け)

「ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ」「ドラゴンクエスト I & II」「ドラゴンクエストVII Reimagined」等の新作タイトルに加え、カタログタイトルの拡販も推進。2026年3月期は新作販売が底堅く推移し、カタログ売上も前年を上回り増収増益に貢献した。

service
MMO(ファイナルファンタジーXIV)

「ファイナルファンタジーXIV」を中心とするMMO事業。2025年3月期に拡張パッケージ「黄金のレガシー」を発売した反動から、2026年3月期は前期比で減収減益となった。サブスクリプション型の安定収益基盤を持つが、拡張パッケージ発売サイクルによる売上変動が生じやすい構造を持つ。

platform
スマートデバイス・PCブラウザ向けコンテンツ

既存タイトルの弱含み等により2026年3月期は前期比で減収となったものの、決済手段の多様化による収益性の改善により増益を達成した。国内モバイル市場では上位タイトルの固定化と新作ヒット率の低下が続いており、ヒットレシオ向上が課題となっている。

成長ドライバー

  • カタログタイトルのマルチプラットフォーム展開強化による継続的収益獲得
  • 決済手段の多様化による収益性改善(スマートデバイス部門)
  • MMO「ファイナルファンタジーXIV」の安定的なサブスクリプション収益基盤
  • 開発体制の一体運営型組織(BU制廃止)への刷新による開発費・広告宣伝費の効率化
  • 有力IPを活用したカタログタイトルの拡販(ライブラリーIP活用)
  • マルチプラットフォーム戦略(任天堂・PlayStation・Xbox・PC)による顧客接点拡大

リスク

  • 大型新作タイトルの発売サイクルに依存した売上高の変動リスク(MMO拡張パッケージ反動減が顕著)
  • スマートデバイス市場における競争激化と新作ヒット率の低下
  • HDゲーム開発費の高騰とコンテンツ評価損・廃棄損計上リスク(2026年3月期にコンテンツ廃棄損9,973百万円を計上)
  • 為替変動リスク(海外売上高が事業売上高の約47%を占める)
  • 海外組織再編に伴う一時的なコスト負担と組織運営の不確実性

最終更新: 2026年6月23日