兵機海運株式会社9362
海運事業
内航・外航海上輸送を担う兵機海運の主力セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,599百万円 | 8,346百万円 | ↓ |
| セグメント利益 | 248百万円 | 575百万円 | ↓ |
| セグメント資産 | 2,131百万円 | 1,934百万円 | ↑ |
| 減価償却費 | 70百万円 | 71百万円 | — |
| 内航事業売上高 | 6,763百万円 | 6,855百万円 | ↓ |
| 外航事業売上高 | 835百万円 | 1,489百万円 | ↓ |
| 内航事業営業利益 | 165百万円 | 339百万円 | ↓ |
| 外航事業営業利益 | 82百万円 | 234百万円 | ↓ |
| 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 | 228百万円 | 2百万円 | ↑ |
事業詳細
内航事業は国内海上輸送を主力とし、鋼材・飼料・油糧等を艀・傭船で輸送する。外航事業は委託船を活用し韓国・台湾・中国・中央アジア向けに鉄鋼製品・建機・機械類を輸送する。2026年3月期の海運事業売上高は7,599百万円で全社売上高の56.8%を占める。関連会社㈱吉美に姫路港荷役の一部を、七洋船舶管理㈱に船員派遣等を委託している。
直近の概況
内航・外航ともに減収減益、海運事業全体で利益が前期比56.9%減
2026年3月期の海運事業は売上高7,599百万円(前期比747百万円減)、セグメント利益248百万円(前期比327百万円減)と大幅な減収減益。内航事業は鉄鋼需要低迷・傭船契約解除・船員不足による停船が重なり営業利益が前期比48.7%減の165百万円。外航事業は中央アジア向け建機輸送の大幅減少・中国向け低迷・韓国台湾向け鋼材輸送の縮小が重なり営業利益が前期比65.0%減の82百万円。一方、499トン型自社船を2026年6月末に運航開始予定であり、建設仮勘定が198百万円増加している。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 499トン型自社船の2026年6月末運航開始による内航輸送能力の拡充と営業領域拡大
- 内航事業における艀活用・スポット貨物受注拡大および大型特殊貨物(プラント・鉄道車両等)の受託強化
- 外航事業での中央アジア向け建機輸送の継続受注維持と建機以外の積み合わせ貨物集荷による1航海当たり運航効率向上
- 内航・外航・港運・倉庫の他部署との共同営業・共同提案による総合物流力の発揮
- 船員直接雇用強化(2025年度より実施)および関係会社を通じた船員確保による安定運航体制の構築
- 海上運賃サーチャージ導入等によるコスト転嫁推進と適正運賃収受の継続
リスク
- 鉄鋼メーカーの国内需要停滞継続による内航鋼材輸送量の減少および荷主からの傭船契約解除リスク
- 中国経済悪化・日中関係悪化による中国向け輸送貨物の減少と受注低迷の長期化
- 中国製低価格鋼材の流通拡大による韓国・台湾向け日本産鋼材輸出量の減少
- 中東情勢悪化による船舶燃料(重油)の調達難化および燃料費高止まりによる運航コスト上昇圧力
- 船員不足・高齢化によるオーナー船主廃業リスクおよび船舶不稼働による収益機会損失
- 米国関税政策・地政学リスクの長期化による国際貿易量減少と外航事業への影響
- 近海外航における激しい運賃競争の継続による利益率低下
最終更新: 2026年6月24日

